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鈴鹿山脈 入道ヶ岳

幸福を招く福寿草を求めて 入道ヶ岳 井戸谷~北尾根

投稿日:2018-04-04 更新日:

入道ヶ岳 井戸谷 福寿草
存在は知りつつも、場所が分からず会えなかった入道ヶ岳の福寿草。
しっかりと情報収集した甲斐あって、無事会うことができました。
幸福をもたらす福寿草・・・見に行きたくなりませんか?

book 概要

三重県鈴鹿市にある906.9mの山「入道ヶ岳」
鈴鹿セブンマウンテン、近畿百名山に名を連ねる鈴鹿山脈の人気山です。
山頂部は県指定天然記念物であるアセビ群を始めススキ・笹に覆われており
眺望は360度の全方向パノラマビュー!
3月は井戸谷の福寿草、4月は山頂アセビ群が見頃を迎えます。

鈴鹿トレッキングマップ(「out 観光パンフレットのお申し込み-すずかし観光ガイド」より)

主な登山ルートは7ルート。
北尾根(椿大神社 ⇒ 愛宕社 ⇒ 避難小屋 ⇒ 北の頭 ⇒ 入道ヶ岳)
・井戸谷(椿大神社 ⇒ 椿渓谷キャンプ場 ⇒ 井戸谷避難小屋 ⇒ 入道ヶ岳)
・二本松尾根(椿大神社 ⇒ 二本松避難小屋 ⇒ 入道ヶ岳)
・宮妻新道(宮妻キャンプ場 ⇒ 北の頭 ⇒ 入道ヶ岳)
イワクラ尾根(宮妻峡ヒュッテ ⇒ 奥ノ沢 ⇒ イワクラ尾根 ⇒ 入道ヶ岳)
・滝ヶ谷(小岐須渓谷山の家 ⇒ 小岐須乗越 ⇒ 二本松尾根合流)
・池ヶ谷(小岐須渓谷山の家 ⇒ 屏風岩 ⇒ くぐり岩 ⇒ 池ヶ谷避難小屋 ⇒ 入道ヶ岳)
その他、宮妻林道を利用するルートや松の木谷、大岩谷などのバリエーションルートもあり。

今回は福寿草を求めて井戸谷から山頂に至り、北尾根を経て支尾根を下りて来ました。
支尾根は廃道化が進んでいます。北尾根を外さずに下りましょう。

日程 2018年3月18日
ルート 二本松・井戸谷登山口駐車場 ⇒ 井戸谷 ⇒ 入道ヶ岳 ⇒ 北尾根 ⇒ 支尾根 ⇒ 二本松・井戸谷登山口駐車場
アクセス Googleマップで「out 二本松・井戸谷登山口駐車場」を確認!
三角点 入道ヶ岳 三等三角点 「入道岳」
周辺情報 二本松・井戸谷登山口駐車場 10台

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camera 写真館

入道ヶ岳 北尾根 アセビ
載せ切れない写真はこちら ⇒ out 入道ヶ岳 井戸谷~北尾根-flickr

pen トレッキングレポート

入道ヶ岳 二本松・井戸谷登山口 駐車場
(10:40)
いつもは椿大神社から始まる入道ヶ岳も数えること4回。
今回は椿大神社を左に抜け、北尾根登山口の愛宕社を通過。
二本松・井戸谷登山口駐車場まで車で入らせていただきました。

入道ヶ岳 二本松・井戸谷分岐
(10:45)
今回の主役は春の訪れを告げる福寿草。
鈴鹿山脈では藤原岳が群生地として全国的に知られています。
入道ヶ岳の井戸谷でも見られるとのことで2度目の福寿草探索が始まります。

入道ヶ岳 椿キャンプ場
椿渓谷キャンプ場までは林道が続いています。
テント泊に挑む前にこういうとこで練習するのも良いですね。

入道ヶ岳 井戸谷 涸沢
水のない枯沢を渡渉して、井戸谷登山道が始まります。

入道ヶ岳 井戸谷 登山口
井戸谷はメジャールートだけあって踏跡も明瞭。
案内板もしっかりで迷う心配はありません。

入道ヶ岳 井戸谷 涸沢
先ほどの枯沢を再び徒渉。
この先も徒渉を繰り返しますが、水はほとんどありません。

入道ヶ岳 井戸谷 登山道
多くの登山者に踏まれて脆くなったところにはロープ。
雨で足元が悪いときは助けられそうです。

入道ヶ岳 井戸谷2
(11:00)
通報ポイント2を過ぎると傾斜がやや落ち着きます。
半年振りの登山に足が悲鳴を上げていたので助かった・・・

入道ヶ岳 井戸谷 丸太橋
巻道へ入ったことで足の痛みもなくなり軽快に進んでいきます。
一瞬、警戒した丸太橋はしっかり足元を支えてくれました。

入道ヶ岳 井戸谷3
(11:10)
通報ポイント「井戸谷3」には富士社と共に磐座「石神」があります。
磐座とは信仰される岩のことで、イワクラ尾根の仏岩・重ね岩が知られています。

入道ヶ岳 奥ノ沢~宮妻新道 信仰のイワクラ尾根からアセビと眺望の頂へ


入道ヶ岳 井戸谷 富士社 磐座「石神」
石段の奥に鎮座する富士社。
その後ろには石神の大岩が姿を見せています。

入道ヶ岳 井戸谷 磐座「石神」
磐座「石神」は高さ5mもある円錐状の自然石。
やや気付きにくく、あまり知られていない不遇の磐座です。
磐座を巡ってみるのも面白いかもない・・・

入道ヶ岳 井戸谷 登山道
切れ落ちた細い登山道は不思議と足を軽くしてくれます。
いつもなら駆け抜ける登山道も衰えた足ではペースを上げるのが精一杯。

入道ヶ岳 井戸谷 崩落
崩落跡もしっかりと踏み固められています。
砂利一つ落ちないのは驚かされました。

入道ヶ岳 井戸谷 トリカブト警告板
ちょっと驚かされたトリカブトの警告板。
まだ咲いていませんが、口に入ると数十秒で死に至ります。
知らない野草には手を触れないようにしましょう。

入道ヶ岳 井戸谷 渡渉ポイント
いつしか谷筋が変化し、水が流れる沢へ。
足場となる岩が多く、靴を濡らすことなく渡渉することができます。

入道ヶ岳 井戸谷 登山道
左岸の先には井戸谷避難小屋。
登り始めて45分・・・少し早いけど、足を休めて行きます。

入道ヶ岳 井戸谷 井戸谷避難小屋
(11:30-35)
井戸谷避難小屋は3人ほどが座れる広さ。
沢が奏でるせせらぎが疲れた足を癒してくれるかのようでした。

入道ヶ岳 井戸谷 ヤマネコノメソウ
井戸谷避難小屋を出るとヤマネコノメソウが出迎えてくれました。
春の花にはまだ早いと思いきやしっかり咲いています。

入道ヶ岳 井戸谷 登山道
通報ポイント「井戸谷4」を過ぎると沢から少しだけ離れていきます。

入道ヶ岳 井戸谷 登山道 笹原確認
10分も経たずに再び沢へ合流・・・渡渉します。
微かに見える笹原が足に力を取り戻してくれました。

入道ヶ岳 井戸谷 福寿草分岐
福寿草群生地への入口へは踏跡がしっかり残っています。
この写真は振り返って撮っているので左岸方向。
通報ポイント「井戸谷5」、「井戸谷6」間にあります。

入道ヶ岳 井戸谷 福寿草
5分も登ればあちこちに福寿草が見つけられます。
一面とは行かないけど、寂しくないくらいの量がありました。

入道ヶ岳 井戸谷 福寿草
一昨年前に藤原岳の孫太尾根で見た福寿草と全く違う・・・
福寿草って地を這う印象だったけど、こんなに花が高くなるんだ。

入道ヶ岳 井戸谷 福寿草
日光を花全体で受け止めるかのように広がる福寿草。
多くの登山者がこの花を求めて山を登ります。

入道ヶ岳 井戸谷 福寿草
斜面に咲く花ってどうしてこんなに元気をくれるんだろう?
夢中になって写真に納めていると気付けば15分が過ぎていました・・・

入道ヶ岳 井戸谷 登山道 笹原
通報ポイント「井戸谷6」を過ぎれば、笹原の始まり。
そして、山頂へ向けた最後の急登が始まります。

入道ヶ岳 井戸谷 アセビの蕾
アセビは残念ながらまだ蕾。
3月下旬から4月上旬に見頃を迎えます。

入道ヶ岳 北尾根~井戸谷 椿大神社からアセビ満開の頂へ!


入道ヶ岳 井戸谷 振り返り
忘れちゃ行けない井戸谷からの振り返り。
山頂での眺望は更なる広がりを見せてくれます。

入道ヶ岳 井戸谷・北尾根合流
(12:45)
登り切ったところで北回りの登山道へ合流。
辛い登りは終わり、山頂まで緩やかな登山道が続きます。

入道ヶ岳 登山道
アセビの蕾を少し残念に思いつつ、一昨年前を思い出す。
あの圧巻のアセビ園はまた見に来たいな。

入道ヶ岳 山頂部 アセビの森
魔法使いの家へと続きそうなアセビの森。
抜ければ一気に視界が開け山頂が飛び込んで来ます。

入道ヶ岳 山頂 鳥居
(12:50)
1年振り、4回目となる入道ヶ岳へ登頂。
広い山頂では多くの登山者が眺望と昼食を楽しんでいました。

入道ヶ岳 山頂から鈴鹿市街
鈴鹿市街から伊勢湾までが一望できます。
この標高でここまでの眺望を得られる山もなかなかありません。

入道ヶ岳 山頂から野登山
4月上旬から中旬に掛けてミツマタが咲き誇る野登山。
全国でも珍しいミツマタの大群生地として知られています。

ミツマタ浮かぶ幽玄の森 野登山 ミツマタの森~表参道


入道ヶ岳 山頂から仙ヶ岳
野登山から仙鶏尾根で繋がるの双耳峰は仙ヶ岳。

連続するピークは鈴鹿屈指の高度感 仙ヶ岳 南尾根~白谷道


入道ヶ岳 山頂から奥宮
椿大神社奥宮。右上に鳥居が確認できます。
こちらを眺める方も多くいました。

入道ヶ岳 山頂から鎌ヶ岳・御在所岳
北の頭越しに見えるのは言わずと知れた鎌ヶ岳と御在所岳。
登山の楽しさを教えてくれる鈴鹿屈指の人気山です。

入道ヶ岳 山頂 空
昼食を終えて、ふかふかの芝にごろん。
背後に地面を背負うものの、上下左右はどこまでも広い。
テント泊の開放感が少しだけ感じられた気がしました。

入道ヶ岳 北の頭方面案内板
帰路は北尾根から二本松・井戸谷登山口へ下りるルート。
国土地理院地図にはあるものの、山と高原地図にはないマイナールートです。

入道ヶ岳 山頂部 北の頭
井戸谷分岐を通過し、北の頭直下分岐は右へ進みましょう。
左へ進むと奥宮へと向かってしまいます。

入道ヶ岳 北尾根10 北尾根・宮妻新道分岐
通報ポイント「北尾根10」は宮妻新道・北尾根分岐。
もちろん、北尾根へと向かいます。

入道ヶ岳 北の頭より雲母峰
入道ヶ岳に来るたびに呼ばれる気がする雲母峰。
そろそろ登らないと声も掛からなくなっちゃいそうだ・・・

入道ヶ岳 北尾根 アセビの園
もう少し遅く訪れたかったアセビ園。
時期になると鈴なりの花が木々を白く染め上げます。

入道ヶ岳 北尾根 アセビ
高度を下げると花を付けたアセビが現れました。
アセビはどこにでもあるけど、ここまでの規模は入道ヶ岳だけ・・・
幸い小岐須渓谷からのルートが残っているので次回のお楽しみですね。

入道ヶ岳 北尾根避難小屋
(13:40-55)
駆け下りると足首が痛み始めたので北尾根避難小屋で小休止。
避難小屋がなければ、痛みを無視して歩き続けたはず。
おかげで無理することなく、休めることができました。

入道ヶ岳 北尾根 分岐
(14:15)
下山する支尾根は通報ポイント「北尾根3」の少し手前にあります。
知らないと見落としそうなこの赤テープが目印。

ココに注意

ここからはあまりオススメしないバリエーションルートです。

入道ヶ岳 支尾根入口
歩くことはできそうだけど、踏跡が全くない。
地図を確認すると登山口まで尾根を歩くだけ・・・行ってみます。

入道ヶ岳 支尾根 巻木
細い木に太い木が蛇のように巻き付いていました。
もしかして、最初蔓だったのが木まで成長したのかな・・・?

入道ヶ岳 支尾根 藪
いつしか赤テープは見失い、少し藪が出て来ました。
しかしながら、歩けないことはありません。

入道ヶ岳 支尾根から椿キャンプ場
椿渓谷キャンプ場が現れて安心するものの、下りれない!
なんとか下りられそうなところを見つけ無理矢理下りました。
慣れていない人は絶対に真似しないでください・・・

入道ヶ岳 支尾根 砂防ダム
(14:35)
砂防ダムの向かって左側から降りて来ました。
二本松・井戸谷登山口までは数分です。

存在は知りつつも、場所が分からず会えなかった入道ヶ岳の福寿草。
しっかりと情報収集した甲斐あって、無事会うことができました。
福寿草の花言葉は「永久の幸福・思い出・幸福を招く・祝福」
幸福をもたらす福寿草・・・見に行きたくなりませんか?

いつもは下りに使う井戸谷ですが、登りやすく気持ちの良い登山道でした。
しかしながら、北尾根は急で下りには向きません。
登りは北尾根、下りは井戸谷をおすすめします!

最後まで読んでくださってありがとうございます!
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