烏帽子岳 鈴鹿山脈

シロヤシオとホンシャクナゲ咲く 烏帽子岳 細野ルート

2017-06-10


竜ヶ岳以外でシロヤシオが楽しめると訪れた烏帽子岳。
花は咲いてはいたものの、裏年でその数は寂しいものでした。
表年のシロヤシオは是非、ご自分の目で楽しんでくださいね!

 烏帽子岳ってどんなとこ?

岐阜県大垣市郡上石津町と三重県いなべ市にまたがる865mの山「烏帽子岳えぼしだけ
各地にある烏帽子岳の一つで、「美濃富士」とも呼ばれる。
山頂から三国岳方向へ進むとシャクナゲ群生地があり、五月上旬が見頃。

(「登山道案内図-烏帽子岳林間広場」より)

登山ルート

主な登山ルート

細野ルートの山行情報

シロヤシオの穴場と聞き、細野ルートを再び登って来ました。

日程 2017年5月14日
ルート 烏帽子岳林間広場 ⇒ 大岩コース ⇒ 烏帽子岳 ⇒ 最高点 ⇒ 展望岩コース ⇒ 烏帽子岳林間広場
アクセス Googleマップで「烏帽子岳林間広場 」を確認!
三角点 烏帽子岳 三等三角点 「烏帽子岳」
周辺情報 烏帽子岳林間広場 駐車場 30台

軌跡データ/標高グラフ

コースタイム

 活動時間
4:00

 距離
5.1 km

 上り
640 m

 下り
640 m

  • 林間広場

    10 分

  • 烏帽子岳登山口

    20 分

  • 第一見晴ポイント

    30 分

  • 第二見晴ポイント

    20 分

  • 第三見晴ポイント

    15 分

  • 第四見晴ポイント

    5 分

  • 大岩・展望岩分岐

    30 分

  • 大岩・展望岩合流

    10 分

  • 烏帽子岳

    10 分

  • 烏帽子岳最高点

  • 烏帽子岳最高点

    10 分

  • 烏帽子岳

    5 分

  • 大岩・展望岩分岐

    20 分

  • 大岩・展望岩合流

    5 分

  • 第四見晴ポイント

    10 分

  • 第三見晴ポイント

    10 分

  • 第二見晴ポイント

    10 分

  • 第一見晴ポイント

    10 分

  • 烏帽子岳登山口

    10 分

  • 林間広場

 山行レポート

烏帽子岳 林間広場


いつもは閑散とした林間広場が登山者で賑わっていた。
シロヤシオに加え、ホンシャクナゲ咲く時期、烏帽子岳が最も輝く。


シャガの大群生が出迎えてくれた。
シロヤシオを求めて来たけど、春の花々が楽しませてくれる。


駐車場奥から登山道へ向かおう。
山へ入ってすぐ農道へ合流・・・登山口までは5分だ。


階段を登って現れた岩苦菜イワニガナ
山に限らず、田畑や市街地にも自生する。


新しい獣害防止柵のおかげで安心して進める。


農道へ合流、少しだけ車道を歩く。
左の池に向かおう。

細野登山口

池を過ぎ、烏帽子岳登山口。
柵扉のカラビナ施錠。開錠が簡単だ。


柵を過ぎて右に降り、登山道が始まる。
目的を登頂からシロヤシオへと変えて4年振りの烏帽子岳へ入山!


細野ルートは急登と緩やかな登りを繰り返す登りやすいお山だ。


お隣の狗留尊山とP791が見える。
左が狗留尊山・・・狗留尊山から烏帽子岳へ縦走ルートもある。

第一見晴ポイント


第一見晴ポイントは木々にさえぎられている。
見晴ポイントは4まであり、期待できるのは第4のみだ。


数組の子連れ家族とすれ違う。
いつかは家族で!と夢を描いています。

いち
いち
今は鍛錬を積もう


傾斜が落ち着き、新緑のトンネルが迎えてくれる。
駆け抜けたい気持ち良さ・・・下りは駆け下りよう!


新緑の若葉が心を躍らせてくれた。
触れると危ういほどの柔らかさ、あふれる息吹に力を分けてもらえた。

第二見晴ポイント


やや急な丸太階段を越え、第二見晴ポイント。
分岐からはすぐ、立ち寄りましょう。


木々にさえぎられる第二見晴ポイント。
前回はヤマビルの襲撃を受けました・・・時期は注意してください。


いち
いち
そろそろ1時間経つし休憩にする?

まだ大丈夫!
しな
しな

野登山から一月振りの山行なのに頼もしいしな。

第三見晴ポイント


登山道にある第三見晴ポイント。
すれ違った登山者にいろいろ教えていただきました。
「烏帽子岳はシャクナゲの山でシロヤシオは多くない。花は咲いていなかった」

いち
いち
この目で見るまで諦めない


第三見晴ポイントは見えなくはないものの・・・
眺望は寂しいけど、テンポ良く現れて疲労を忘れさせてくれる。


しなは苔が気になり、足を止めていた。
苔ならイブネ・クラシに行きたい、距離が長く、ヤマビルも・・・難しいだろうな。

第四見晴ポイント


第四見晴ポイントで満足な眺望に会えた。
中央に見えるのは鈴養湖、奥には養老山地が連なる。

大岩コース・展望岩コース分岐(下)


少し登れば大岩コース・展望岩コース分岐。
大岩コースが岩場なら下りは避けたい・・・左の大岩コースへ向かう。

大岩コースは春の花々が迎えてくれた。
花弁がねじれたシキミ、身近に見られる立坪菫タチツボスミレ
小さくも華やかな芹葉黄蓮セリバオウレン、葉が特徴的な姫深山菫ヒメミヤマスミレ

登山道脇から斜面には岩鏡イワカガミが咲く。
「終わっている」と聞いた本石楠花ホンシャグナゲも咲いていた。

いち
いち
最盛期には遅れたけど、会えてよかった!


「咲いていない」と聞いたシロヤシオが咲いていた。
白いシロヤシオは風景に埋もれやすく見落としたんでしょうね。


花を全くつけていない木も。
花が落ちていないので、花が少ない裏年のようだ。
シロヤシオは葉が特徴的な☆型・・・葉を頼りに探し続けよう。

大岩コース・展望岩コース分岐(上)


春の花々を写真に納め、白八汐シロヤシオを求めてゆっくりゆっくり・・・
気付けば大岩コース・展望岩コースの合流点だ。

烏帽子岳 山頂


合流点を過ぎれば、烏帽子岳山頂だ。
白八汐シロヤシオを求めてゆっくりのいちを置いて、しなが一足先に登頂!


林間広場からゆっくり登って2時間20分・・・烏帽子岳山頂。
山頂周辺は馬酔木アセビ白八汐シロヤシオが多く見られた。


昨年の竜ヶ岳と比べると寂しいけれど、裏年は仕方ない。
白八汐シロヤシオを葉形で見分け、思いを馳せるのも悪くなかった。

烏帽子岳 最高点


足を伸ばして烏帽子岳最高点へ来た。
山頂から最高点への稜線に白八汐シロヤシオが多く見られた。
最高点から少し進めば本石楠花ホンシャクナゲ群生地だ。


烏帽子岳山頂へ戻り、いなべ市方面の眺望を楽しんだ。
右に伸びる稜線は狗留尊山。烏帽子岳まで縦走ルートもあり。
右端に山躑躅ヤマツツジが咲き・・・隣に白八汐シロヤシオが咲く。


登山道から離れ、山躑躅に向かう。
山躑躅ヤマツツジが目を惹いたから白八汐シロヤシオに会えた・・・ありがとう!

数本が咲き誇っていた。

いち
いち
諦めなくて本当に良かった!


白八汐シロヤシオ、最盛期の姿だ。
烏帽子岳全体に広がった姿を見たかった。

シロヤシオを愛で、山頂へ戻る。周囲がガスに包まれた。

しな
しな
なんかすごいよ!

シロヤシオ鑑賞に携行食の補給し、気付けば4時半・・・
日没まで余裕はあるけれど、駆け下りて展望岩コースへ!

展望岩


展望岩は烏帽子岳一番の展望スポット。
視線を落とすとホンシャクナゲが確認できた。


登山道を離れ、ホンシャクナゲの元へ。
やはり少し遅かったようだ。


シロヤシオは不完全燃焼だけど、しなの笑顔に救われた。
駆け下りて1時間で林間広場へ戻りました。

まとめ

シロヤシオが楽しめると訪れた烏帽子岳。
花は咲いてはいたものの、裏年で寂しいものでした。
情報交換した登山者はシロヤシオに気付いていない方も・・・
今年は御在所岳も竜ヶ岳も裏年のようなので仕方ありません。

烏帽子岳は865mと低く、傾斜が緩やかで登りやすいお山です。
表年のシロヤシオは是非、ご自分の目で楽しんでくださいね!

最後まで読んでくださってありがとうございます!

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烏帽子岳

  1. 細野ルート ← このルートをご案内しました
  2. 時山ルート
  3. 狗留尊山ルート

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