藤原岳で福寿草を楽しみ、次は入道ヶ岳のアセビの群落へ!
どこかメルヘンな雰囲気の山頂からは絶景が広がります。
入道ヶ岳ってどんなとこ?
三重県鈴鹿市にある906.9mの山、「入道ヶ岳」
鈴鹿セブンマウンテン、近畿百名山に名を連ねる鈴鹿山脈の人気山です。
山頂部は県指定天然記念物であるアセビ群を始めススキ・笹に覆われ
そこからの展望は360度のパノラマビュー!
登山ルート
(「観光パンフレットのお申し込み-すずかし観光ガイド 」より)
入道ヶ岳 北尾根~井戸谷の山行情報
日程 | 2016年3月27日 |
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ルート | 椿大神社 ⇒ 北尾根 ⇒ 北の頭 ⇒ 入道ヶ岳 ⇒ 井戸谷 ⇒ 椿大神社 |
アクセス | Googleマップで「椿大神社 」を検索! |
三角点 | 入道ヶ岳 三等三角点 「入道岳」 |
周辺情報 | 椿大神社 第3駐車場 150台 |
椿大神社から展望の良く人気が高い北尾根で登頂。
福寿草報告が上がる井戸谷から下山しました。
軌跡データ/標高グラフ
山行レポート
椿大神社 第3駐車場
(10:00)
椿大神社の第3駐車場が登山者向けに開放されています。
入道ヶ岳は天然の社とされるので登山者も参拝者のと
認められているのかもしれませんね。
椿大神社
(10:05)
入道ヶ岳登山の起点となる椿大神社。
三重県では伊勢神宮、夫婦岩で知られる二見興玉神社に次ぐ参拝者の多い神社。
下山後、ゆっくり立ち寄りましょう。
北尾根登山口(愛宕社)
(10:15)
愛宕社が北尾根登山口。
通り過ぎれば二本松尾根、井戸谷の登山口へと続きます。
愛宕社の石段は思ったより急で長い!
温まらない身体では息が漏れてしまいます。
左手には緩やかな迂回路もありますが・・・負けない!
(10:22)
足を数回止めて、息を整えながら10分ほどで愛宕社へ。
左に下る道がありますが愛宕社の後ろへ抜ける道と合流します。
本格的な登山道が始まりました。
さすが眺望に優れる北尾根・・・明瞭です!
5分ほどで一旦稜線へ。
しばらくは緩やか、気持ち良く歩いて行きます。
(10:35)
通報ポイント2を過ぎると走れるほどの緩やかさに!
早くもアセビが表れました。
山頂部はきっと満開・・・思い描けば足も心も軽くなる!
(10:40)
鉄塔を通過し、少し登り返すと通報ポイント3。
大久保からのルートと合流点。
駆け下りての登り返しが急登!
びっくりする急登だけど、すぐに落ち着きます。
(10:50)
看板は左を指し、踏跡は右へ続く通報ポイント4。
二手に別れてみたところすぐに合流。
踏跡が続く右が巻道でした。
急登を抜けて携行食を軽くチャージ。
やせ尾根は思わず駆け出してしまう!
(11:00)
通報ポイント5。ここからじわじわと高度を上げていきます。
北尾根避難小屋
(11:05)
木とトタンの簡素な山小屋。
雨風が凌げるだけで避難小屋としては十分!
見かけとは違って中はしっかり。
詰めれば10人くらい入れるかな?
(11:10)
通報ポイント6・・・奥に見えているのはアセビ!?
アセビの園と言うには隙間だらけですが
山頂部は一面にアセビが広がると言われています・・・盛り上がってきた!
(11:25)
通報ポイント7。
登りきればいよいよアセビの園が始まります。
アセビの幹が描くまがまがしい曲線に鈴なりの花。
まるでグリム童話の世界!
森の奥にお菓子の家が建っていても違和感なし!
入道ヶ岳は独特の雰囲気があります。
(11:35)
アセビのトンネルを抜ければ、そこはアセビの園でした!
昨年は見られなかった満開のアセビ・・・このために来た!
通報ポイント8。右奥には鎌ヶ岳が見えています。
鎌ヶ岳に踏跡が続いてるように見えますが・・・まさかね。
白、黄、桃の3色のアセビを愛でながらゆっくり進みます。
駆け抜けてはもったいない!
(11:45)
通報ポイント9。北の頭は目前。
遠いながらに山頂の鳥居も確認できます!
(11:55)
最後の通報ポイント10。
北を見れば鎌ヶ岳、御在所岳、釈迦ヶ岳、竜ヶ岳と鈴鹿の名山が連なります。
北の頭
山頂の鳥居が大きくなってきました。
ここまで来たらもう待てない・・・走っちゃう!
入道ヶ岳 山頂
(12:05-13:00)
登山口の愛宕社から2時間ほどで入道ヶ岳山頂へ。
山頂部は霊仙山と並び鈴鹿山脈屈指の素晴らしさ!
入道ヶ岳は360°のパノラマビュー!
こちらは鎌ヶ岳、御在所方面。
一面に広がるミツマタはまさに群生! 100座以上登っても知らない景色がそこには広がっていました。 鈴鹿山脈では今一つぱっ ...
3月下旬から4月初旬に掛けてミツマタの大群生が見られる野登山。
ミツマタ浮かぶ幽玄の森 野登山 ミツマタの森~表参道
濃尾平野から伊勢湾まで見渡せる圧倒的な眺望!
やっぱり入道ヶ岳は良い!
(13:00)
ぽかぽか陽気の中、たっぷり1時間休憩。
人気もなくなってきたのでイヤッホゥー!
帰路は福寿草が咲く井戸谷へ。
山頂と北の頭の鞍部から入って行きます。
北尾根・井戸谷分岐
(13:05)
井戸谷への分岐。
分岐案内がアセビに隠れているので見落とし注意!
走るにはちょっと怖い急降下。
しかしながら、足元ばかり見ているのももったいない!
(13:15)
気持ちの良い笹原から一変。
ガレた斜面に福寿草を探すも見つからず・・・
アセビも草原もない見慣れた登山道。
夢から現実へ戻って来たみたい・・・寂しい。
(13:25)
通報ポイント5。
登り10分間隔くらいである印象です。
ミヤマハコベの群落には心を躍らされました。
綺麗だけど毒があるシキミ、ネコノメソウはあちこちで咲きます。
井戸谷避難小屋
(13:45)
花を写真に収めつつ、井戸谷避難小屋へ。
中は一人が横になれる程度のスペースでした。
福寿草は見つからなくともこれだけの花があれば・・・
可愛いタチツボスミレと薄桃色から薄青色に変わるヤマルリソウ。
(13:50)
井戸谷の渡渉ポイント。
水量も少なく特に問題ありません。
(13:55)
崩落個所もありますが十分な踏跡が残されています。
ここから少しの間、すれ違いも困難な薄い道へ・・・
杉の植林帯・・・ここまで来れば走っても大丈夫!
福寿草もなさそうだし駆け抜けて行きます。
富士社・磐座「石神」
(13:58)
通報ポイント3。富士社と磐座「石神」があり。
石神の写真を撮り忘れる痛恨のミス・・・
(14:00)
やがて登山道は砂利道となり、通報ポイント1。
渡渉し少し進めばアスファルトの舗装路へ。
(14:15)
椿渓谷キャンプ場を抜け、二本松尾根・井戸谷分岐。
次に来るのは冬山かな?
(14:25)
椿大神社に立ち寄り、本日の無事を感謝!
大好きな入道ヶ岳は今後もお世話になります!
まとめ
入道ヶ岳と言えばやっぱり山頂部のアセビ!
昨年、イワクラ尾根から登った時には見られなかった
アセビの園を見に行ってきました!
あわよくば福寿草も・・・と思っていましたが
見られるはずの井戸谷を歩いてみたものの見つけられず。
登山道から離れて行く踏跡がいくつかあったので
もしかしたらその先に咲いていたのかもしれませんね。
地元では近い高さの池田山があり
養老山地の南端には濃尾平野が一望できる多度山がありますが
どちらもこの入道ヶ岳には敵いません。
御在所岳や鎌ヶ岳のようなレジャー性は高くありませんが
この入道ヶ岳の雰囲気がとても気に入っています!
まだ二本松尾根、小岐須渓谷からのルートを残しているので
次は冬山の時期に訪れてみるのも良いかもしれませんね。
この長い記事を最後まで読んでくださってありがとうございます!
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