竜吟の滝 滝湖山が集う初心者おすすめハイキングコース

竜吟の滝は滝･湖･山が集う初心者おすすめのコースです。
不動滝、二の滝は大きく美しく、竜吟湖は穏やかで癒される。
水晶山ではパノラマビュー。運が良ければカモシカに会えるかも？

竜吟の滝ってどんなとこ？

岐阜県瑞浪市にある大小7つの滝群、｢竜吟りゅうぎんの滝｣
周辺は竜吟の森として遊歩道が整備。
竜吟七滝、竜吟湖、水晶山のハイキングが楽しめる。

案内版が充実し、体力に合わせたコース選びができる。
子供や初心者にもおすすめのハイキングコースだ。

竜吟の滝 ダイジェスト(35秒)

竜吟峡の竜伝説

一の滝、不動滝には雄竜、二の滝には雌竜が住んでいた。
竜は互いに鳴き声を掛け合い、のどかに暮らしていた。

ある年、干ばつに襲われ、作物が枯れ果てようとしていた。
村人は困り果て、不動川の竜への雨乞いを決める。

満月の夜、村人は祈り続けた。
雄竜と雌竜が鳴き声と共に天に向かい、大粒の雨が降り出した。
それ以来、この地方は水豊かな地となった。
滝は「竜吟の滝」と呼ばれ、村人達を守っている。

(不動滝 解説版より)

ハイキングルート

竜吟の滝・水晶山の山行情報

日程	2023年5月31日
ルート	竜吟峡駐車場 ⇒ 竜吟七滝 ⇒ 竜吟湖 ⇒ 水晶山 ⇒ 竜吟峡駐車場
アクセス	竜吟峡 駐車場  (瑞浪I.Cから15分)
三角点	三角点はありません
周辺情報	竜吟峡 駐車場 15台 無料 ドラゴン21 駐車場 14台 無料(+徒歩10分)

軌跡データ／標高グラフ

山行レポート

竜吟峡駐車場

竜吟峡駐車場は15台。
竜吟峡の自然を求め、多くの人々が訪れる。

竜吟の滝遊歩道は石畳敷。
遊歩道の両脇に青い玉が迎えてくれる。

三河梅蕙草ミカワバイケイソウが生い茂る石段を登る。
竜吟七滝、不動滝まで100mだ。

遊歩道がぐっと狭くなり、黐躑躅モチツツジ・小紫陽花コアジサイが咲く。
霊神碑、歌碑を過ぎ、不動滝入口だ。

不動滝

水量豊かな一の滝、不動滝。
水しぶきを浴び、春の花々が咲き誇る。

不動滝から竜吟七滝が始まる。
700mの遊歩道沿いに滝が次々と現れる。

不動滝すぐの瑞穂市自然ふれあい館。
ウォーキングマップ、トイレ、カフェが利用できる。

木陰が優しい石畳。
不動川のせせらぎと鳥のさえずりに癒される。

二の滝入口すぐの二の滝。
岩肌を流れる分岐瀑、水量豊かで美しい滝だ。

七滝の小径・深山の小径分岐。
竜吟七滝・竜吟湖へは赤い橋、水晶山へは右へ登ろう。

対岸に渡り、すぐの三の滝。
遊歩道から滝が近いのが良い。

えびす滝

二本の樫が繋がる縁結びの樫、岩の隙間を流れるえびす滝。
人々の平穏を守るとされ、恵比寿様のように敬われる。

折り重なる岩の隙間を流れるあんま滝。
按摩あんまのように人々の身体を安らげる滝だ。

遊歩道に石が散らばり、やがて石段が始まる。
転落防止の鎖を抜け、次は昇竜の滝だ。

大きな岩を登り、昇竜の滝を見下ろす。
岩間をうねる滝が川を昇る昇竜のようだ。

梵天の滝

竜吟湖さわやか小径・せせらぎ小径分岐から梵天の滝。
竜が降り立ち、人々の幸せを祈り、声高く鳴く。

竜吟湖さわやか小径から竜吟湖へ向かおう。
シデコブシ群生地を過ぎ、10分で森のゆうえんちだ。

クライミングネット、そり滑り、スラックライン、ターザンロープ。
自然を活かした遊具が並ぶ。

森のゆうえんち奥の百畳岩。
大きな一枚岩をロープを使って登る。

竜吟湖

森のゆうえんちを出れば、竜吟湖だ。
自然豊かな森林ウォーキングが楽しめる。

細い車道、広がる森林、青空が気持ち良い。
車道を離れ、竜吟湖周回コースへ入ろう。

竜吟湖周回コースは轍が残る明瞭な遊歩道。
捻木ネジキ・薊アザミ・莢蒾ガマズミと花々が咲き乱れる。

竜吟湖の畔に下りられる。
風のそよめき、水面を撫でる音、自然音しかしない。

車道を離れ、芝生敷の遊歩道が始まる。

谷空木タニウツギ、えごの木、照葉野茨テルハノイバラ、黐躑躅モチツツジ。
竜吟湖周辺の花の豊かさに驚かされる。

道なりに大きく右に曲がり、立派な橋を通る。
およそ半分を過ぎだ。

丸太柵を抜け、起点まで430m地点。
民家を過ぎ、舗装路が始まる。

ログハウス調のトイレを右。
やがてウォーキングコース起点に戻る。

逆川の小径から水晶山へ向かう。
冬青ソヨゴが咲き、小紫陽花コアジサイに包まれ、気持ち良い。

丸太階段を下り、こもれびの小径・せせらぎの小径に合流。
こもれびの小径まで緩やかに登る。

こもれびの小径は明瞭な登山道。

突き当たり、やすらぎの小径分岐。
踏跡が濃く、親しまれているのが分かる。

やすらぎの小径は少し下って、緩やかに登り返す。
やや急で長い丸太階段を越えれば、水晶山山頂だ。

水晶山

東屋が立つ水晶山山頂。
東の岩場、パノラマ展望台に行こう。

パノラマ展望台でカモシカが迎えてくれた。
左手に恵那山、右手に屏風山から田代山。
愛知県最高峰の茶臼山もわずかに見える。

帰路は鳥屋尾根の小径・アルプスの小径。
最短はアルプスの小径、山頂を南に抜ける。

急な坂道を下り、登り返せば、アルプスの小径･鳥屋尾根合流。
登山道がぐっと緩やかになる。

東屋からは屏風山から田代山が見える。

深山の小径は広く段差が小さい。
土砂が流れ、むき出しの丸太が危ない。

白狐稲荷大明神は分岐から数分。
小さな祠と立派な本堂が立つ。

三河梅蕙草ミカワバイケイソウ群生地は小湿原。
水神の祠から湧く水に育まれている。

石垣を過ぎ、七滝の小径に合流。
10分ほどで、竜吟峡駐車場へ戻りました。

まとめ

竜吟の滝は滝･湖･山が集う初心者おすすめのコースです。
体力や時間に合わせ、様々なコースを楽しめる。

不動滝、二の滝は大きく美しく、竜吟湖は穏やかで癒される。
森のゆうえんちの遊具に子供は大喜び。
水晶山はパノラマビュー。運が良ければカモシカに会えるかも？
大自然がつまった竜吟の滝を訪れてみてくださいね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます！