阿寺の七滝は清流、森林浴、滝と見応えたっぷり。
元気な人は猿滝や鉛山峠まで足を伸ばそう。
ふかふかの苔歩きを体験してみてください。
阿寺の七滝ってどんなとこ?
愛知県新城市にある落差62mの七段瀑、「阿寺の七滝」
見上げると4段までの流れが見える。
岩煙草群生地の見頃は8月。
滝下に子宝を授かるという「子抱石」がある。
安倍晴明が修行した伝説が残る。
中央構造線に近く、パワースポットとして人気が高い。
日本の滝百選に選ばれている。
ハイキングルート
主なハイキングルート
- 阿寺の七滝 ← このルートをご案内します
- 東海自然歩道
阿寺の七滝の山行情報
日程 | 2023年5月21日 |
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ルート | 阿寺の七滝駐車場 ⇒ 阿寺の七滝 ⇒ 鉛山 |
アクセス | 阿寺の七滝駐車場 (新城I.Cから22分) |
三角点 | 鉛山 三等三角点 「睦平村」 |
周辺情報 | 阿寺の七滝 駐車場 150台 300円 |
軌跡データ/標高グラフ
コースタイム
活動時間
1:40
距離
6.0 km
上り
257 m
下り
257 m
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阿寺の七滝駐車場
10 分
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東海自然歩道合流
5 分
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阿寺の七滝
10 分
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東海自然歩道分岐
25 分
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鉛山峠
15 分
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鉛山
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鉛山
10 分
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鉛山峠
15 分
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東海自然歩道合流
10 分
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阿寺の七滝駐車場
山行レポート
阿寺の七滝駐車場
阿寺の七滝駐車場はトイレ前、右奥にある。
日本の滝百選はどこも駐車場が広く、安心だ。
子抱き五平餅は350円。味噌だれは450円で持ち帰れる。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
駐車料金300円をポストに投入。
阿寺の七滝以外も滝が数瀑、奇岩や岩煙草が楽しめる。
七滝橋から見下ろすと清流が美しい。
清らかな水は触れてみたくなる。
東海自然歩道まで広い車道歩き。
緩やかで森林浴にぴったりのコースだ。
橋前を左に下り、川鹿渕。
川鹿渕の石は苔生し、姫蓮華が咲き乱れる。
橋を渡り、左に大きな三角岩が現れる。
岩全体が苔生し、のり巻きおにぎりのようだ。
色鮮やかな新緑の紅葉が広がる。
木漏れ日が優しく、空気が澄んできた。
遊歩道が大きく左に曲がり、くいちがい岩こと巣山礫岩の解説板。
断層のズレで割れた岩がずれたまま固まった岩石。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
東海自然歩道合流
突き当たり、東海自然歩道に合流。
阿寺の七滝は右、鉛山は左に続く。
東海自然歩道はぐっと狭くなる。
杉の門を過ぎ、右に曲がれば、心地良い風が流れてきた。
阿寺の七滝
多くの人々で賑わう阿寺の七滝。
全長64mの七段瀑だが四段までしか見えない。
対岸から阿寺の七滝上部に登れる。
渡ってすぐは東海自然歩道分岐、左が巣山、右が滝探勝路だ。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
階段を上がりすぐの分岐は子抱観音。
子宝成就の前掛けが奉納されている。
最下段の霹靂滝とは一変、大迫力の滝が迫る。
さすが日本の滝百選に選ばれた滝だ。
阿寺の七滝を動画でお楽しみください。
阿寺の七滝の帰路、杉林は苔に包まれる。
森の雰囲気が行きよりずっと濃い。
東海自然歩道合流
東海自然歩道合流の橋を渡り、鉛山に向かう。
鉛山峠までは自然豊かで濃い森林浴が楽しめる。
飛石を渡り、まだ新しい木道を歩く。
5分で遊歩道から登山道に変わる。
絨毯のようなふかふかの苔、黄色く咲くのは苦菜。
斜面には姫蓮華の群落が広がる。
猿滝案内板を過ぎ、丸太橋が猿滝入口。
猿滝は落差13m。一枚岩を穏やかに流れる渓流瀑だ。
猿滝の穏やかな流れを動画でお楽しみください。
東海自然歩道からも猿滝が見えた。
猿滝を巻くため、丸太階段が始まる。
登り終えると緑豊かな林道に合流。
苔が柔らかく足に優しい。
木にぶら下がる森青蛙の卵。
小さな水たまりにオタマジャクシがひしめいていた。
足元から頭上まで、すべてが緑に包まれる。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
朽ちた案内板を過ぎ、緩やかに右に向かう。
苔の敷かれた林道を離れ、丸太橋を渡る。
踏跡が薄く狭い道を数分進めば、鉛山峠だ。
鉛山峠
苔ではなく、草が広がる鉛山峠。
朽ちた林道鉛山一号線の標識、ピンクリボンが鉛山登山口の目印だ。
鉛山登山道は藪を払いのけ、薄い踏跡を追う。
数分登れば、一人分の空間ができる。
10分で尾根に合流、登りが落ち着き、登山道が広がる。
猿の腰掛を過ぎれば、鉛山頂上だ。
鉛山
眺望がなく、静かな鉛山山頂。
誰もいない小さな頂を独り占めだ。
帰路は駆け下りて30分で下山完了。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
まとめ
阿寺の七滝は気軽に森林浴が楽しめる。
遊歩道は緩やかで体力は必要ありません。
清流の美しさ、森林の癒し、滝の涼しさで見応えたっぷり。
駐車場は広く、子抱き五平餅はお土産に嬉しい。
元気な人は猿滝や鉛山峠まで足を伸ばしてみよう。
ふかふかの苔歩きを体験してみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!