寒波に負けず、樹氷の美しさで全国的な知名度を誇る綿向山を登ってきました。
雪が降り続く中、樹氷は雪に埋もれてしまっていました・・・当然ですね。
樹氷を求めて登られる方は雪の落ち着いた晴天時をお勧めします!
概要
滋賀県蒲生郡日野町北畑にある標高1,110 mの山「綿向山」
鈴鹿山脈で最も滋賀県側あり、山岳信仰の対象として敬われています。
樹氷の美しい山として全国区の知名度を誇ります。
(「綿向山-綿向山を愛する会 」より)
主な登山ルートは4ルート。
・表参道コース
・北参道コース
・水無山北尾根コース
・竜王山~綿向山縦走コース
しなに美しい樹氷を見せたくて、再び表参道コースを歩いてきました。
日程 | 2017年1月15日 |
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ルート | 表参道コース(御幸橋駐車場 ⇒ ヒミズ谷出合小屋 ⇒ あざみ小舎 ⇒ 五合目小屋) |
アクセス | Googleマップで「御幸橋駐車場 」を確認する |
周辺情報 | 御幸橋駐車場 30台 冬季駐車場 10台 |
トレッキングレポート
御幸橋駐車場
(9:15)
9時過ぎに御幸橋駐車場へ到着。半分も埋まっていません。
寒波で雪が降り続き、多くの登山者が断念したようです。
(9:25)
登山者は少ないけど、トレースはしっかり。
冬季の綿向山は二回目、不安はありません。
駐車場横から表参道コース登山口へ向かいます。
西明寺バス停から御幸橋駐車場はちょっとした下ります。
不安な方は西明寺口バス停の駐車スペースを起点とされるようです。
ちなみに西明寺口バス停を過ぎにも冬季駐車場があります。
雪に彩られた白銀の世界・・・
トレースが閉ざされた世界への道標。
(9:30)
佐久奈良神社分岐。神社までは数分ですがノントレース。
雪が解けたら立ち寄りましょう。
(9:35)
砂防ダムの階段を登って、北畑林道へ合流。
写真を撮影の間もしなは雪玉を大きくしていました。
木々が雪の重みで枝を大きく下げていました。
垂れ下がった枝を揺らすと雪の重みから解放され、空へと帰っていきます。
ヒミズ谷出合小屋
(9:55)
北畑林道終点にあるヒミズ谷出合小屋。
ここを過ぎれば表参道コースが始まります。
(9:55-10:10)
ヒミズ谷出合小屋は十数人が休憩できます。
賑やかな伝言板にほっこり。日野まちかど感応館で綿向山の山バッジが新発売!
(10:10)
ヒミズ谷出合小屋から奥に進み、橋を渡れば表参道コース。
緩やかな九十九折の登山道がしばらく続きます。
一昨年前に訪れたときはトレースが道となっていました。
今回はその道を作りながら進んでいます。
樹氷ではありません。雪です。
高度を上げても樹氷が雪に隠れてしまうかも・・・
表参道コースの名は大嵩神社参道に由来します。
山頂に神社が鎮座する山は数多くありますが参道とは気付きませんでした。
古くから山岳信仰の対象として崇められている綿向山ならではでしょう。
幾度か折り返すと杉の側面に雪が積もり始めました。
標高を上げれば気温は下がり、雪は深さを増して行きます。
振り返ると、しなが笑顔で雪に埋もれていました。
人型を付けるときは手を広げるポーズですね。
見上げると枝打ちされていない木々が雪を留めていました。
風に舞い降りる雪はキラキラとして、何とも言えない美しさ。
(11:10)
林道と合流すれば綿向山三合目。表参道は右ですが左が近道。
一昨年前は近道を通りました。今回は表参道を行きます。
多くの登山者は近道するようで表参道は雪が深い・・・
杉の植林帯を抜け、枝が低くなり景色は一変。
(11:15)
数分で折り返し気味に登る案内板。
分岐で足跡がなくなると、しなはまた人型を付けていました。
あざみ小舎
(11:20-30)
吹き晒しのあざみ小舎。
机、椅子、床に雪が積もっていました。
それでも天井があり、落ち着ける貴重なスペースです。
雪景色を楽しみながら小休止。
あざみ小舎周辺はなかなかの雰囲気でした。
斜面に身体を傾けて登り、捻ったようです。
楽しい雪山が一転、顔を歪めながらの苦行となってしまいました。
五合目小屋
(11:55-13:10)
五合目小屋までがんばって長めの休憩・・・回復せず。
樹氷の見どころはここからですが、撤退を決めました。
昨年の伊吹山に続き、2回目の撤退。しなの雪山は厳しい。
五合目周辺もわずかに樹氷が見れます。小さく粒々とした樹氷の妖精達。
もっと大きくて綺麗な樹氷を見せてあげたかったな・・・
「パラパラ」と音が周囲に響き、霰が降って来ました。
霰はしばらく降り続き、小さな雪崩を起こしていました。
霰を手にとると小さな氷の粒・・・どこか可愛い!
樹氷は楽しめなかったけど、霰に救われた気がしました。
霰の雪崩は狙っては見られませんからね。
五合目小屋からゆっくり下って1時間ほどで御幸橋駐車場へ下山。
まとめ
昨年の伊吹山の靴擦れを対策し、冬ウェアも一新。
念願の雪山でしたが今回も撤退・・・
綿向山の感触が良ければ、伊吹山に再び挑むつもりでした。
しかしながら、しながこれでは伊吹山に連れて行けません。
うーん・・・また時期を見て出直しですね。
一昨年前は山頂まで登っています。気になる方はこちらをどうぞ! 雪山装備をそろえて本格雪山登山に初挑戦! 樹氷の美しさで知られる綿向山へ行ってきました!
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