湧谷山は眺望がなく登山道の変化が少ないお山です。
花、新緑、紅葉、雪山と四季の変化で楽しみ方が大きく変わります。
黄色のトンネルが美しい紅葉時期、眺望が得られる積雪期がおすすめです。
概要
岐阜県揖斐川町坂内にある1,079mの山「湧谷山」
麓の広瀬からは堂々とした山容が見られる。
廃業となった遊らんど坂内スキー場から登山道が整備されている。
「岐阜県の山」掲載の遊らんど坂内スキー場から登るルートを歩いてきました。
日程 | 2016年5月21日 |
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ルート | 遊ランド坂内 ⇒ 丁子山 ⇒ 湧谷山 |
アクセス | Googleマップで「遊らんど坂内 」を確認! |
三角点 | 湧谷山 三等三角点 「湧谷」 |
周辺情報 | 遊らんど坂内 駐車場 50台 |
トレッキングレポート
閉鎖された遊らんどスキー場の駐車場はこの広さ。
秋以降に人気が高まる湧谷山ですが、花も終わるこの時期は寂しい限りです。
(12:10)
大谷川に掛かる橋に登山ポストが設置されていました。
登山案内によると湧谷山まで2kmを2時間半・・・急登ですね。
(12:35)
ゲレンデにはヒメジョオンが
咲き乱れていました。
センターハウスが荒らされず、のどかな光景が広がっています。
登山案内では「登山道はゲレンデの左側にあります。」とあったのに記憶喪失・・・
このピンクリボンからゲレンデに突き進んで行きます。
ゲレンデを登り切るとタニウツギが出迎えてくれました。
イカリソウを初めとする春の花々には遅れたけど、会えて良かった。
ゲレンデを突き当たり左へ進めば登山道へ合流。
陽を浴びた新緑が登山道を包み込んでいました。
登山道は良く踏まれて明瞭ですが枝が行く手を阻みます。
藪と言うほどではないけれど、ペースは上がりません・・・
枯木に蜘蛛の巣が張られていました。
水平に張られているのがちょっぴり不思議な感じ。
猿のこしかけはまだ足掛かりほどの大きさ。
子猿でも座るには厳しそうだ。
倒木もあるけど、思ったよりは荒れていません。
これだけ森が深いと紅葉の時期は素晴らしいでしょうね。
(13:35)
登り始めて1時間が経つものの、登山道に変化はありません。
こんな籠がありがたい道標となります。
(13:50)
今は使われなくなった広瀬神社ルートとの合流点。
踏跡は薄く廃道化が進んでいます。
待ちに待ったブナ林へと足を踏み入れました。
花から元気をもらうだけでなく、木から元気をもらう・・・
この感覚は登山者以外には伝えるのが難しそうですね。
頭上には陽射しを浴びた新緑が輝いています。
誰もいない静かな山を独り占め・・・贅沢だ。
(14:10-20)
丁子山山頂は休憩にぴったりの小広場。
山名版は積雪を考慮して高いところに付けられています。
全く気付けませんでした・・・
丁子山から湧谷山へは軽く藪漕ぎが始まります。
足元は踏跡しっかりなので迷う心配はありません。
(14:35)
狭く眺望のない湧谷山山頂。
積雪期であれば揖斐の山々を見渡せます。
休憩もできますが、虫が多く落ち着きません。
木陰もある丁子山で休憩するのがおすすめです。
駆け下りると1時間15分で下山できました。
湧谷山は眺望がなく登山道の変化が少ないお山です。
花、新緑、紅葉、雪山と四季の変化で楽しみ方が大きく変わります。
登山道が輝く紅葉の時期、眺望が得られる積雪期がおすすめです。
最後まで読んでくださってありがとうございます!