東海・北陸

小津千谷の秘瀑 樽谷の滝

2023-05-19

樽谷の滝は小津の奥の奥にある秘瀑。
林道は落石が散らばり、未舗装路を通る覚悟が少しいる。
それでも見る価値がある名瀑でした。

樽谷の滝ってどんなとこ?

岐阜県揖斐郡にある落差50mの直瀑、「樽谷たるだにの滝」
獣避ゲートを開け、落石だらけの林道、舗装路を繰り返した先にある秘瀑。
花房はなぶさの滝とも呼ばれている。

ポイント

飛石の渡渉がある。ゴアテックスシューズや長靴、サンダルを準備しよう

樽姫伝説

木こりが木を切って滝壺に貯めていた。
美しい樽姫が笛を奏でて現れ、木こりは聞きほれて眠ってしまう。
目覚めると、樽姫も貯めた材木も消えていた。
木こりは村の皆に樽姫のことを伝え、今も民謡として伝わっている。

登山ルート

主な登山ルート

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花立峠ルートの山行情報

日程 2023年5月3日
ルート 樽谷の滝登り口 ⇒ 樽谷の滝
アクセス 樽谷の滝(花房の滝) 駐車場  (大垣西I.Cから23分)
三角点 三角点はありません
周辺情報 樽谷の滝(花房の滝) 駐車場  4台 無料

軌跡データ/標高グラフ

コースタイム

活動時間
1:00

距離
2.5 km

上り
134 m

下り
134 m

  • 樽谷の滝入口

    35

  • 樽谷の滝

  • 樽谷の滝

    25 分

  • 樽谷の滝入口

山行レポート

林道高地谷線

小津集落から林道高地谷線へ入り、小津川を北上。
獣避ゲートはフランス落としと鎖の二段施錠。

いち
いち
閉め忘れないようにしないと・・・

見事な分岐瀑に、思わず車を止める。
春の花々が足元を彩る。紫華鬘ムラサキケマン深山金鳳花ミヤマキンポウゲだ。

樽谷の滝入口

落石散らばる車道・未舗装路を抜け、樽谷の滝入口。
公衆トイレは虫の住処のようだ。

登山道は広く明瞭。
車でもう少し進めそうだ。

案内板の対岸、細長く開いた岩に水が滴り落ちる。
とても涼し気で居心地が良い。

樽谷は水豊かで滝や洗い越しがいくつも現れる。

いち
いち
冷たい水が気持ち良い

空木ウツギが咲き、谷空木タニウツギが蕾を膨らませる。
標高がやや高く、春の訪れもゆっくりだ。

川が道上を流れる洗い越し。
浅くそのまま通り抜けられる。


折り返し、緩やかに登る。
藤、岩苦菜イワニガナの群落、ひっそりと咲く一輪に癒される。

いち
いち
最後の花の名を教えてください!


折り返して下れば、渡渉ポイント。車はここまで乗り入れられる。
飛石はざっくりと並んでいる。足場をしっかり選ぼう。


飛石を越え、対岸から車両通行禁止。
樽谷の滝まで540m、およそ15分だ。


咲きかけの花が儚く愛しい。

大きな一枚岩を見て、待機所を過ぎる。
姫蓮華ヒメレンゲに囲まれた段瀑が現れた。

洗い越しを奥の飛石で越え、再び飛石で渡渉。
石が埋められた舗装路を登ろう。

小滝を間近で眺められる。

いち
いち
小さいのに瀑音は迫力がある

飛石の渡渉が続く。
水を浴びた石は滑りやすい。最大のドボンポイントだ。

新緑が前面に広がる、気持ち良い空間。

いち
いち
樽谷の滝の瀑音が聞こえて来た

樽谷の滝

荒れた林道を越え、幾度も渡渉し、樽谷の滝にたどり着いた。
周りには水しぶきを浴びて姫蓮華ヒメレンゲ黄華鬘キケマンが咲く。


落差50mを誇る、樽谷の滝。
右斜面、姫蓮華の群落が滝をより引き立てる。


滝壺に近付ける。透き通った清流だ。
夏は滝行の真似事をしても楽しいかもしれない。

樽谷の滝を映像でお楽しみください。


樽谷の滝にたっぷり癒されたし、帰ろう。
帰路はゆっくり下って25分で下山。

いち
いち
お疲れさんでした!

まとめ

樽谷の滝は小津の奥の奥にある秘瀑。
林道は落石が散らばり、未舗装路も通る。
それでも見る価値がある名瀑でした。

春の花があちこちに咲き、姫蓮華ヒメレンゲの群落が素晴らしい。
時期に恵まれて幸運でした。

洗い越し・渡渉対策にゴアテックスや長靴、サンダルを用意しましょう。

最後まで読んでくださってありがとうございます!

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