伊吹山ドライブウェイ休業期間限定ルート!
伊吹山北尾根から伊吹山を登って来ました。
概要
滋賀県と岐阜県にまたがる伊吹山地の主峰。標高1,377mの山、「伊吹山」
登山ルートは表登山道、弥高尾根、上平寺尾根、北尾根、笹又登山道の全5ルート。
伊吹山ドライブウェイ内を徒歩通行は認められていません。
北尾根、笹又登山道は静馬ヶ原がゴールになります・・・。
が!伊吹山ドライブウェイ休業期間内なら大丈夫!
北尾根から伊吹山へ向かいます。
日程 | 2015年4月12日 |
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ルート | 国見岳スキー場 ⇒ 国見峠 ⇒ 国見岳 ⇒ 大禿山 ⇒ 御座峰 ⇒ 静馬ヶ原 ⇒ 伊吹山 |
アクセス | Googleマップで「国見岳スキー場 」を検索! |
三角点 | 御座峰 三等三角点 「板並」 |
伊吹山 一等三角点 「伊吹山」 | |
周辺情報 | かすがモリモリ村 薬草風呂 410円 |
トレッキングレポート
伊吹山北尾根へは国見岳スキー場から!
スキーシーズンは終わりを迎えているので安心して駐車。
(8:35)
国見林道は土砂崩れ補修工事の為、通行止め。
まずは伊吹山北尾根起点の国見峠へ向かいます。
雪を避けてなるべく南の虎子山へ! 下界に雪はなく安心していましたが・・・?
一昨年登った虎子山。
過去に登った山を眺めながら歩くのも良いですね。
土砂崩れにも負けず雪山ハイキング!虎子山
(8:40)
鉈ヶ岩屋は気になるものの、起点の国見峠を優先!
こちらは帰路で立ち寄りましょう。
(8:58)
国見峠目前の崩落個所。
左に巻道ができていますがそのまま直進。
土砂崩れの補修ももう終わりですね。
崩落を抜けると路面が完全に雪に覆われてしまった・・・。
伊吹山山頂には雪がないのに日当たりの問題かな?
(9:05-10)
伊吹山北尾根縦走路の起点、国見峠ですらこの眺望。
左から貝月山、鍋倉山。
この伊吹山北尾根から山頂へ至るコースに来るまで1年待ちました。
北尾根コース・・・行ってきます!
(9:12)
「北尾根に残る踏み跡は永遠に消えない」
花立があるので墓標でしょうか?
刻まれたメッセージが胸に残ります。
(9:25)
国見林道でも見かけた鉈ヶ岩屋への分岐。
帰りにまた来るよ!
苔生す岩の登山道。やや急でロープもあります。
奥には残雪が広がって来ました。
ロープが完全に雪に埋まって登山道が完全に埋没。
傾斜もきつくトラバースは諦め藪の岩場を直登!
(9:50)
KDDI管理地ですがauの電波はありません。
春日村が一望できますが山頂まで取っておこう!
穴の深さを確認すると子供が埋まるほどの深さ。
雪が締まっていたのでこの深さにはびっくり。
(10:00-15)
1時間弱でまずは国見岳へ到着。
遅れがちなたっくんを待って小休止。
国見岳からは春日村が一望!虎子山との眺望勝負は国見岳に軍配です。
左手前から鍋倉山、小島山、右奥が池田山。
伊吹山がやっとその姿を見せてくれました!
いつもは東から眺めていますが北尾根から眺めるその姿も素晴らしい。
ここで歩行速度に差があるたっくんとはお別れ。
ロングコースに挑む時は仕方ありません。
伊吹山北尾根2座目は大禿山。
三河から来た登山者3人組と挨拶を交わし
軽い登り返しも駆け上がって行きます。
(10:40)
大兀山・・・おっぱい山と頭をよぎるのはいちだけではないはず・・・
「おおはげやま」ですよ!
大禿山山頂は芝と岩の小広場です。
この芝は産毛・・・?大禿山の名を返上する日も近いかも?
登っているときは見えなかった国見岳。
こう見ると国見岳もなかなか良い形!
大禿山から下って再び登り返しの御座峰。
六甲全山縦走路に比べればこれくらいの登り返しは楽勝です!
(11:00-5)
北尾根最後の御座峰に到着。三等三角点もあります。
この御座峰でようやく半分です。
伊吹山北尾根縦走路は大垣山岳会により切り拓かれました。
毎年手入れされる春日村にも感謝。
50年経た今も登りに来ていますよ!
御座峰山頂から少し進めば残雪の回廊。
スキルがあれば冬にもここを訪れてみたいものです。
伊吹山が大きくなってきました!
ドライブウェイも視認しテンションを上げるも
三度襲い掛かる登り返しにプラマイ0へ。
P983は岩の登山道が続きます。
細い岩もびっくりの安定感。浮石もほとんどなく快適に進みます。
ここはつるはしで切り開いたんでしょうね。
P1149へは直登りではなく巻き気味に進みます。
小指の爪ほどのネコノメソウが群生していました。
下側が溶け落ちてメロンパンの皮のように薄く残る雪。
雪の切れ目はキックで崩して安全を確保。
少し広いところへ出て再び取付き。
雪解け水で登山道が沢状態・・・スリップ注意!
(12:20)
伊吹北山尾根縦走路のゴール地点、静馬ヶ原へ到着。
左に伸びているのは笹又登山道。
ここまで長かった・・・でも、山頂まで後少し!
(12:30-50)
笹又からの登山者と仲良く昼食タイム。
さざれ石公園からは1時間で登れるそうだ。
来年は笹又登山道に決まり!
ここからはまったりドライブウェイ歩き。
・・・のはずが何故か正面の山へ入ってしまった。
キレットみたいになってる・・・。
山頂部の保護区域を思い出してショートカットを断念。
土砂崩れ防止のフェンスからドライブウェイへ。
(13:25)
ドライブウェイ登山口はこの有様。
キックで雪面に穴を開けて・・・ジャンプ!
西登山道から東登山道へ一周する予定でしたが
時間が押しているので中央登山道へ。
階段が多いとあるものの、雪に埋もれ全く見えない。
5分も歩けば残雪は綺麗になくなりこの通り。
段差に無理がなくとても足に優しい階段でした。
東海自然歩道も見習って欲しい・・・。
(13:45-14:05)
1年半振りのヤマトタケルノミコト像。
伊吹山北尾根の存在を知ってから1年・・・長かった!
ここまで無事に来られて満足です。
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右に伸びているのは養老山地です。
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表登山道方面。右の青いのが5合目小屋かな?
平野部には野瀬山、清滝山。奥に広がるのは霊仙山。
満開のアセビ園と山城跡散策が楽しめる 野瀬山
南北に広がる好展望 清滝山
森林限界越えの光景が楽しめる 霊仙山 榑ヶ畑ルート
登って来た伊吹山北尾根方面。
今回も歩いたなー・・・毎回同じ感想です。
時間がないので再びカロリーチャージし帰路へ!
(17:05)
一気に鉈ヶ岩屋分岐まで戻って来ました。
ショートカットもできるので鉈ヶ岩屋へ寄って行きます!
斜面にぽつぽつとイワウチワが咲いていました。
終盤に差し掛かるとこの小さな花が大きな力になります。
(17:10)
鈴鹿なら名前が付きそうな巨岩。
これが岩屋かな?と一周しましたが違いました・・・
(17:15)
こちらが鉈ヶ岩屋。
関ヶ原の戦い前、石田三成に追われた教如上人が身を隠した岩屋です。
背景を知ったからかどこか雰囲気を感じてしまいます。
その後、走るには少しつらい急降を駆け下りて
17:30には駐車場へ到着。
日が暮れる前に車に戻れてほっと一息。
伊吹山北尾根縦走路は展望が良く歩き応えのあるコースでした!
この辺りでは養老山地、各務原アルプスに続く中級者向け。
問題の土砂崩れ工事は5月末には完了するようです。
この記事を見た登山者に挑んでいただけたら嬉しいです!
この長い記事を最後まで読んでくださってありがとうございます!
参考になった書籍
充電切れの備えに
紹介された記事
伊吹山の山行記録