全国にある舟伏山の中からイワザクラで知られる山県市の舟伏山へ。
春に花咲く山として知られ、多くの登山者が訪れています。
概要
山県市北部、本巣市の境界にある標高1,040.3mの山、「舟伏山」
準絶滅危惧種のヤマザクラの咲く山として知られています。
山県市名山めぐりの三名山に指定されています。
(「「山県市名山めぐり-山県市」 」より)
主要登山道はあいの森からの西ルート、東ルートの2ルート。
東ルートは立木伐採作業のため、登山口~桜峠まで通行止め。
岐阜の山旅100コース美濃[下]を参考に西ルートで登り、東ルートで桜峠から夏坂林道ゲートを経て戻る周回コースを歩いてきました。
日程 | 2015年4月25日 |
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ルート | あいの森広場 ⇒ 西ルート ⇒ 舟伏山 ⇒ 桜峠 ⇒ 夏坂林道ゲート ⇒ あいの森広場 |
グレーディング | 体力度 3/10 難易度 A/E |
アクセス | Googleマップで「あいの森 」を検索! |
三角点 | 舟伏山 二等三角点 「舟伏山」 |
周辺情報 | あいの森 駐車場 5台 |
トレッキングレポート
(13:45)
夏坂林道の奥にあいの森駐車場。
5台ほどの駐車場から車があふれ、マイクロバスの登山者団体も。
昼過ぎの混雑にはびっくり・・・期待も膨らみます!
東ルートの登山口~桜峠の区間は伐採作業のため、通行禁止。
西ルートで山頂を目指します。
(14:00)
登山道案内図からすぐの登山口。登山ポストがあり。
沢のせせらぎを聞きながら涼しげな登山道へ。
もう少しすればヤマビルも姿を現しそうです。
(14:10)
緩やかな巻道を進み、やがて渡渉。
良く踏まれた明瞭な登山道で不安はありません。
春のお花が歓迎してくれます。
今回のお気に入り、ヒトリシズカ。
(14:40)
石仏のある山頂まで1.8km地点。
この辺りから花が増えて行きます!
道端に生えてそうなキランソウ。
Wikipediaでは雑草扱い・・・
(15:05)
花を写真に納めながらのゆっくりペースで展望台へ。
奥に見える岩の辺りが展望台です。
舟伏山まで1.2km地点・・・遅さの理由は花々を愛でたから。
時間に余裕あるし春山はこんな楽しみ方が良い。
ヤマルリソウ。花弁の色が薄桃色から薄青色へ変化する山野草。
薄桃色のヤマルリソウは来年の楽しみに取っておきます!
春の妖精、カタクリも点々と咲いていました。
本当に春爛漫です。
あちこちの山々で見られるネコノメソウ。
小指の爪ほどの小さなお花です。
サラダにしてそのまま食べられそうなバイケイソウの群落。
葉の肌触りが気持ち良いけど、毒草なんです・・・
(15:40-16:12)
舟伏山頂に到着!山県市名山めぐりの認定証をもらうため、記念撮影を忘れずに。
今回はたっくんも遅れず登頂できました。
≫ 山県市名山めぐり 大黒山 グリーンプラザみやまルート
≫ 源平合戦 一つの結末の地 天狗ヶ城
(16:12)
たっぷり30分休んだら東コースのイワザクラを見に行きましょう!
(16:25)
10分ほど進んだ岩場にイワザクラを発見!
駐車場からあふれるほどのハイカーはこれを見に来たんですね。
岩間から健気に咲く姿はアスファルトに咲くタンポポのよう。
盗掘により絶滅が危惧されています。
「とって良いのは写真だけ」大切にしたいですね。
(16:30)
水たまり場分岐。50mなら数分?
せっかくなので寄って行きましょう!
(16:32)
大岩から水が染み出してきています。
水たまりと言うより源流かな?
良く踏まれた尾根道が続きます。
・・・思わず駆け出してしまう!
(16:45)
カタクリ咲くみのわ平へ。
日暮れも怖いので先を急がねば・・・。
(17:00)
桜峠に着きました。東コースはここで通行止め。
左へ伸びる夏谷林道ゲートへ向かうルートで下山します。
これまでの登山道と比べると少し荒れていますが
里山では良くあるレベルです。問題ありません。
(17:27)
桜峠の石仏から数えて4体目を過ぎればゲートはもうすぐ!
切株に苔のクッション・・・良い椅子です!
でも、座ってる時間はなく通り過ぎるのみ。
(17:38)
夏坂谷林道ゲート横の墓地に出ました。
桜峠から40分弱、意外と掛かりました。
夏坂林道もなかなかに素晴らしい!
逆光が残念ですが圧巻の巨岩。
登山道では見られなかったヤマブキ。
他にはキケマンやヤマザクラも見られました。
そして18:20に駐車場へ到着!
春に花咲く山として教えていただいた舟伏山ですが
文句なしに花いっぱいでした!
貴重なイワザクラに可愛いヒトリシズカ、可憐なカタクリ・・・大満足です!
夏坂林道も車で通過するだけでなく、是非歩いて欲しいコースでした!
最後まで読んでくださってありがとうございます!
参考になった書籍