鈴鹿セブンマウンテン5座目は釈迦ヶ岳。
キレットにガレはまるで高山のよう・・・大満足です!
概要
三重県三重郡、滋賀県近江市に跨る標高1,092.2mの山、「釈迦ヶ岳」
三重県側は崩落が激しく、侵食されたガレ場は迫力があります。
南側の朝明ヒュッテを起点とするルートのほか、北側の八風キャンプ場を起点とするルートもあり。
「三重県の山」掲載の中尾根から山頂に至り、羽鳥峰 猫谷コースで下山する周回コースを歩きます。
日程 | 2015年4月26日 |
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ルート | 朝明ロッジ ⇒ 中尾根 ⇒ 釈迦ヶ岳 ⇒ 羽鳥峰 ⇒ 猫谷コース |
アクセス | Googleマップで「朝明ヒュッテ 」を検索! |
三角点 | 釈迦ヶ岳 三等三角点 「釈迦ケ岳」 |
周辺情報 | ●朝明ヒュッテ 駐車場 500円 ●三休の湯 大人600円, 小人300円 |
トレッキングレポート
(9:25)
朝明ロッジ駐車場は満車間近!
白線外にスペースを確保してもらい駐車できました。
駐車料金は格安の500円!
(9:28)
駐車場から振り返れば庵座谷・中尾根登山口。
登山ポストもあります。
(9:35)
林道出合。左が庵座谷登山口。
目指す中尾根登山口へは右へ進みます。
ゴアテックスに物を言わせて砂防ダムを渡渉!
上に登れば飛石で渡れます。
(9:50)
まずは中尾根に到達。
さて・・・ここからが本番です。
花崗岩が露出する急登を乗り越え、ロープが見えれば鳴滝コバは近い。
(10:27-35)
鳴滝コバは南の展望があり、国見岳、御在所岳が確認できます!
国見岳はゆるぎ岩、御在所岳もまた登りたいなぁ
鳴滝コバで一息入れて進み始めると70cm超のヘビ!
いつも音だけで姿を見ないのでびっくり・・・
(10:43)
鳴滝コバから緩やかになったと思いきや
丸太階段の急登が始まります。
「この時期はアカヤシオが綺麗だよ!」と聞いてきたものの
会えたのはいつものミツバツツジばかり・・・。
(10:50)
P890で釈迦ヶ岳が姿を見せてくれました。
山頂が見えれば足も軽くなる!
笹の登山道をしばらく下って行きます。
この辺りでアセビが確認できますが既に種・・・。
(11:00)
降り切ったところが庵座谷ルートとの合流地点。
人気ルートですがキレットを通れません。
登って来た中尾根を振り返る・・・振り返るにはちょっと早かったかな?
(11:17)
ガレた岩場は迂回路へ行きましょう。。
技術があれば迂回しないルートも・・・?
幾つもある展望地から大迫力の釈迦ガレ。
鎌ヶ岳にも負けず劣らずのかっこよさ!
(11:30)
中尾根と松尾尾根の合流地点、釈迦白毫。
白毫とは釈迦の眉間にある毛の塊を指します。
釈迦ヶ岳の名の由来が「釈迦の寝姿に似ている」なので
ここを頭部として松尾尾根が身体なのかな?
ここまで来たらもう着いたも同然!
正面の最高点を超え、右奥の山頂までもう少し!
最高点直下のキレットは大迫力!
これを見たくて釈迦ヶ岳へ来たんだ!
通ってみると全く恐怖を感じずあっさり・・・。
鞍部から帰路の猫岳を覗きます。
キレットを振り返って1枚。
見ると通るは大違いです・・・通常とは逆の意味ですが。
(11:45)
登り返せば釈迦ヶ岳の最高点。
山頂はもう少しだけ先なんです。
(11:53-12:20)
釈迦ヶ岳 山頂は少し狭く混雑しています。
山頂から少し離れて食事する方々も。
三重県の山では「展望もあまりない」とされていましたが
こんなに素晴らしい眺望が待っていました。
入道ヶ岳に続き釈迦ヶ岳で悟りを開いたたっくん。
珍しくいちに遅れず登頂できました。
釈迦ヶ岳のキレットとガレ。
ドキドキとワクワクをありがとう!
(12:50-13:00)
猫岳に到着するもたっくんが流血!(鼻血)
血が止まるまでしばらく休憩。
猫岳を越えるとアセビが花開いていました。
中尾根から見かけていたもののやっと会えた!
階段の下にきのこの里ができていました。
あれ、きのこの山だっけ?
(13:37-47)
白滝谷分岐はもちろん羽鳥峰・朝明渓谷方面へ!
迂回もできますが深い凹型の登山道を進みます。
軽くザレて滑るくらいが歩きやすい。
(13:53)
すぐに林道コースの分岐ですが、基本的に林道は選びません。
だって・・・退屈ですよね?
(13:57-14:00)
羽鳥峰でも悟りを開き続けるたっくん。
お願いして飛んでもらった写真もありますが
顔が険し過ぎて見せられません!
この左の石碑は60kgあるそうです・・・。
山岳部の方々が交代で背負って運んだそうな。
石だから朽ちず末永く残りますね。
ここからは大きな石がゴロゴロの猫谷コース。
浮石もほとんどなく快適に進みます!
ロープ場の急降もありますが足場しっかりで大丈夫!
こういうところはロープに頼ると却って危険です。
(14:40)
猫谷コースと林道コースの合流地点。
ここからはまったりな道が続きます。
(14:47)
ここが朝明渓谷の登山口かな?
もう終わりと思いきや駐車場までは距離があります。
(14:55)
舗装路を歩いて、西山荘の自販機でチャージ。
結局、15時過ぎに駐車場へ戻りました。
キレットに惹かれた釈迦ヶ岳ですが中尾根から眺めるガレも大迫力でした!
釈迦ヶ岳から羽鳥峰へ続く県境稜線は眺めても歩いても走っても楽しめる素晴らしい登山道。
猫谷コースも気が抜けない岩の登山道にロープ場もあり大満足。
舗装路歩きの長さが少し残念ですが歩き甲斐のある良いコースでした!
最後まで読んでくださってありがとうございます!
参考になった書籍
釈迦ヶ岳の山行記録
鈴鹿山脈の山行記録