奥美濃の藪山として名をはせた雷倉。
本巣七名山に選ばれたことで整備が進みました。
もう藪を恐れるに足りません。登りに行きましょう!
概要
岐阜県本巣市北部にある標高1,168mの山「雷倉」
奥美濃の藪山として知られるが本巣七名山の選定、整備された。
小津権現山、花房山と共に小津三山にも数えられる。
日程 | 2018年10月28日 |
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ルート | 雷倉駐車場 ⇒ 登山口 ⇒ 鉄橋 ⇒ 旧林道出合 ⇒ 雷倉 |
アクセス | Googleマップで「雷倉 駐車場 」を確認する |
三角点 | 雷倉 二等三角点 「矢谷」 |
周辺情報 | 雷倉 駐車場 10台 |
トレッキングレポート
(10:50)
黒田建設の駐車場が登山者に開放されています。
感謝と共に駐車させていただきましょう。
道なりに進めば、やがて舗装路は終了。
正面に見える小さな看板が登山口です。
(10:55)
森の濃さが感じられる雷倉登山口。
雷倉は八谷区自治会が美化・清掃してくれています。
感謝の気持ちと共に協力金を投入しました。
登り始めてすぐに現れた倒木。
葉の瑞々しさから倒れたばかり・・・軽くしゃがんで抜けました。
朽ち果てた間伐材からは墓地が感じられました。
乱雑に散らかってるのが気になっちゃうのかな?
高度が上がり、谷側が切れ落ちてきました。
開放的な登山道も良いけど、細い登山道も良い・・・
登山道の細さを喜んでいたらすれ違えない細さに。
足を滑らせてもきっと木が受け止めてくれるので大丈夫です!
細い登山道に現れた崩落跡地。
踏み固められ、足元をしっかり支えてくれました。
開けた頭上を見上げると青空と紅葉が迎えてくれました。
藪山は包み込まれるような紅葉が楽しめるはず・・・
滑り落ちそうな猿の腰掛。
ボルダリングのホールドが浮かんでクスッ。
(11:10)
見落としそうな小さな案内板・・・下って渡渉します。
雨水が登山道に流れ込んで来ています。
緩みを心配するも足元しっかり。不安なく降りられました。
枯葉に埋もれた鉄橋で対岸に渡ります。
足を滑らせたら即ドボン!油断せずに行きましょう。
急登を越えていよいよ尾根の先端へ!
・・・と思ったけど、そんなに甘くありません。
尾根の先端までの巻道は踏跡が薄い・・・
倒木でもないのに道を塞ぐなんて珍しい。
(11:20)
案内板が現れたら尾根の先端に到着。
ここから急登緩登を繰り返して山頂を目指します。
藪山として知られる雷倉。
本巣七名山に選定されたことで整備が進みました。
登山道はやや細めだけど明瞭。
小津三山の中でも敬遠されがちだけど、登りやすくなりました。
自然林と植樹林の境界線。
踏跡が薄くても境界に沿って歩けば大丈夫。
いつの間にか自然林と植樹林が入れ替わりました。
この急登を越えれば、しばらく広く緩やかな登山道が続くはず・・・
植樹林を抜けると気持ち良いブナの森。
柔らかな木漏れ日と葉の青さが清々しさをくれました。
まっすぐに伸びた大自然のトンネル。
少しくらいの傾斜なら駆け出しちゃいます。
(12:00)
尾根上の平坦地奥にある19/33地点。
しばらく傾斜がぐっときつくなります。
尾根を左に巻きながら進むことも。
心地良い平坦地は終わり、我慢の登りが始まります。
ここで初めて登山者とすれ違い。
静か過ぎて寂しさを覚えていたのでホッとします。
ブナと陽射しが気持ち良い。
爽やかな風が火照った身体を癒してくれました。
(12:25)
ぐぐっと曲げ伸びた大木に架かる15/33地点。
細い枝が身体をこすり藪山の名残が感じられます。
ピンク布に導かれた先に広がる紅葉。
この景色だけで自然と足取りが軽くなる。
ちょっぴり驚いた岩のロープ場。
14~13/33地点は岩が露出する急斜面。
鈴鹿山脈で見られる露岩と苔のコラボレーション。
森の空気が濃く感じられ、癒される空間です。
紅葉がその濃さを増して来ました。
高度が上がれば色付きも増す・・・この先が楽しみだ。
岩場は踏跡が残らないけど、ピンクリボンの案内がしっかり。
ここを登り切れば、緩やかな登山道が待っています!
藪山が本性を現し始めました。
でも、かき分けるほどじゃない・・・大丈夫かな?
4月下旬にはイワウチワの群生が見られます。
写真はイワカガミの葉・・・春にも訪れたくなりますね。
雷倉の山頂が姿を現しました。
ここからの標高差は200m、もう少しです。
やがて廃林道へ入ると紅葉のトンネルが迎えてくれました。
美しい紅葉に広く明瞭な登山道・・・雷倉のハイライトかもしれない。
(12:55)
この立入禁止は廃林道へ向けたもの。
登山道は看板の奥に続いています。
登山口から2時間登って1/3を切りました。
山頂部の平坦地も考えれば1時間は掛からないはず・・・
ここに来て藪山が復活。
枝打ちされていない杉が枝を広げて待ち受けます。
尾根特有の急登と平坦が繰り返されます。
藪は嫌だけど、狭い登山道は元気が出るのはなぜだろう?
(13:25)
写真から登山道が判別できない5/33地点。
ここからの急登を越えれば山頂部・・・駆け上がれ!
(13:35)
3/33地点にある雷岩。
いざと言うときは雨宿りできます。
山頂部に入ってぐっと緩やかになりました。
木々の隙間もあって眺望も期待できそうだ。
低木と笹に囲まれた雷倉の山頂。
藪で知られた山だけど、本当に登りやすくなりました。
(13:50)
本巣七名山巡りで新しくなった山名版。
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雷倉は手強い藪山の印象が強く、かなり遅れた登頂です。
本巣七名山に選ばれて大きく整備されました
藪山の名残こそ感じるものの、藪はありません。
整備に携われた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
整備された登山道も人が通らねば、藪へと戻ります。
この記事を通して、登山者が雷倉を訪れててくれればと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございます!
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