東海・北陸

岩岳 かつての修験道 回峰行場を歩く

2019-01-21

岩岳 遠景
岩岳は本巣七名山に選定されただけあってしっかり整備されています。
樽見鉄道を使って旅行気分で登るのも良いでしょう。

概要

岐阜県本巣市根尾にある標高999.4mの山「岩岳」
天台派の山伏が修験を行った回峰行の一峰であったと言われている。
イワウチワ平は4月中旬から5月上旬に見頃を迎える。

本巣市は能郷白山開山1300年記念事業として登りやすい7座を整備。
本巣七名山として登頂認定証の発行が行われている。

日程 2018年11月25日
ルート 駐車地 ⇒ 岩岳登山口 ⇒ 胸突八丁 ⇒ イワウチワ平 ⇒ 憩い凹 ⇒ 岩岳
アクセス Googleマップで「岩岳 駐車地 」を確認する
三角点 岩岳 三等三角点 「檜山」
周辺情報 駐車地 3台

トレッキングレポート

岩岳 駐車地
(13:40)
駐車地は縦列駐車で3台ほどのスペース。
限りがあるのでできるだけ乗り合いで訪れましょう。

岩岳 登山口への道
少し引き返して橋の手前を左へ。

岩岳 登山口への道
この先は地元住民の畑があり、行き止まり。
三角コーンもあるし、車で進入しないようにしましょう。

岩岳 遠景
半ば諦めていた紅葉が飛び込んで来た。
正面は岩岳ではないけど、少しは期待できるかもしれない。

岩岳 登山口への道 麦畑
どこか人の気配がするのどかな麦畑。
この奥の突き当たりが登山口です。

岩岳 登山口
(13:45)
まだ新しい登山口の案内板。
胸突八丁でスズメバチ被害が出たそうです。覚えておきましょう。

岩岳 パイプ
5分ほど登って突き当たりるとパイプに沿って右へ。
藪山かと思いきや踏跡しっかりで明瞭です。

岩岳 登山道
やがて平坦な巻道に入りました。
身体が温まるまではこのちょっとした平坦地がありがたい。

岩岳 尾根取付
(13:55)
数少ない分岐には案内がしっかり整備。
尾根に取り付き、本格的な登りが始まります。

岩岳 杉林
杉の植林帯、きつ過ぎず緩過ぎずで身体に優しい。
登りと平坦地が交互に現れ、気持ち良く登れました。

岩岳 登山道 紅葉開始
気付けば尾根を境界に紅葉が現われました。
岩岳の紅葉最盛期は10月だけど、11月下旬でもまだ楽しめます!

岩岳 東斜面の紅葉
東斜面は美しい紅葉がまさに見頃を迎えていました。

岩岳 登山道 14/21
14/21地点を過ぎると登山道が少し狭くなります。

岩岳 ネジキ坂
ネジキがいっぱい?ネジキ坂。
5~6月の花期には鈴なりの白い花を咲かせます。

岩岳 頭上の紅葉
陽射しがもう少し欲しいけど、頭上でも紅葉しています。
夕陽を浴びた紅葉とかも見てみたいな・・・

岩岳 登山道 前衛峰
木々の奥に微かに見えるのは岩岳ではなく前衛峰。
目に見えるところをゴールに設定すると後で泣きを見ます・・・

岩岳 13/21 小広場
(14:25)
13/21地点は休憩にぴったりの小広場。
一時間も登ってないけど、タイミング的には丁度良いでしょう。

岩岳 登山道
登りが落ち着き、気持ちの良いトンネルをくぐり抜けて行きます。
気持ち良さに歩幅が広がりっぱなし!

岩岳 登山道 前衛峰
紅葉の奥に見えるのはやはり前衛峰・・・

岩岳 尾根道
平坦地と別れを告げ、岩岳最大の急登が始まります。

岩岳 胸突八丁
(14:45)
胸突八丁の急登。後続に迷惑を掛けないようしっかりロープを握りましょう。
登山口で言われたスズメバチは特に気になりませんでした。

岩岳 胸突八丁終了
(15:00)
長く辛い急登は15分ほどで終了。
ロープ整備には本当に助けられました。

岩岳 イワウチワ平
イワウチワが群生するイワウチワ平。
4月中~下旬に掛けて見頃を迎えます。

岩岳 登山道 前衛峰
岩岳かと思いきやずっと見えていた前衛峰。
ここで騙される登山者は少なくないはず・・・

岩岳 前衛峰から岩岳
平坦になって「山頂か!」と駆け出すと岩岳が登場。
今度こそ本当の岩岳を視界に納められました。

岩岳 憩い凹
(15:15)
この窪地は憩い凹として親しまれています。
少し傾斜はあるけど、風を避け休憩できます。

岩岳 ガレ注意
(15:20)
崩落地の危険を示す「ガレ注意!」
あまり派手なガレじゃないからこそ注意が助かります。

岩岳 ガレ
根がわずかに土を留める危険個所。
切れ落ちたところを歩き慣れても危険は変わりません。

岩岳 ガレより能郷白山
危険なガレ地からは眺望を得られます。
本巣七名山の名主とも言える能郷白山。

岩岳 ガレから倉見
能郷白山のぐぐっと手前には本巣七名山の倉見。

岩岳から舟伏山
やがて右側が開け、イワザクラで知られる舟伏山が顔を覗かせていました。

岩岳 山頂直下のロープ場
ちょっとしたロープ場を過ぎれば山頂部の平坦地です。

岩岳 平坦地
そして平坦地に入れば山頂は近い。

岩岳 山頂小広場
(15:35)
岩岳山頂は残念ながら眺望はありません。
休憩には十分な広さがあります。

岩岳 山名板
駐車地から2時間で岩岳に登頂できました。
藪山かと思いきや本巣七名山への選定に伴って整備されたんですね。

岩岳より大白木
藪の向こうには同じく本巣七名山、大白木山。
もちろん登りに行きます。このブログも本巣七名山の維持に一役買えるはず!

岩岳 奥
少し奥に進んでみたところ藪が濃く断念。
行けそうな気もしますが無理は止めました。

岩岳 帰路
夕陽に照らされた紅葉は影絵のような美しさ。
余裕をもった下山は大切だけど、この時間でなければ見えない景色もあります。

岩岳は本巣七名山に選定されてだけあってしっかり整備されています。
樽見鉄道を使って旅行気分で登るのも良いでしょう。
まだまだ山の知名度は低く、訪れる人は多くありません。
この記事が岩岳の知名度向上にわずかでも貢献できればと思います!
最後まで読んでくださってありがとうございます!

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