東海・北陸

気軽に登れる好展望の山 如来ヶ岳

2019-02-04

如来ヶ岳 畜産センターより
如来ヶ岳は岐阜近郊に多くある低山の一つ。
荒れた低山かと思いきや、良く登られる明瞭なお山でした。
山頂からは御嶽山、金華山、伊吹山の三景が楽しめます。

概要

岐阜県岐阜市と山県市に跨る標高276mの山「如来ヶ岳」
標高276mながらに一等三角点を持つ。

日程 2018年12月16日
ルート 岐阜市畜産センター ⇒ 登山口 ⇒ 鉄塔No.111 ⇒ 済法寺跡地 ⇒ 如来ヶ岳 ⇒ 堰堤 ⇒ 八幡神社
アクセス Googleマップで「畜産センター北駐車場 」を確認する
三角点 如来ヶ岳 一等三角点 「檜峠」
周辺情報 畜産センター公園 北側駐車場 85台

トレッキングレポート

如来ヶ岳 畜産センター ビジターハウス前駐車場
(14:30)
畜産センター北側駐車場は豚コレラのため閉鎖中。
ビジターハウス前は駐車場をお借りしました。

如来ヶ岳 畜産センターより
芝生広場の奥に見えるのが如来ヶ岳。
あの山の名前を何人が知っているんだろう?

如来ヶ岳 畜産センター北駐車場
如来ヶ岳登山の起点となる畜産センター北側駐車場。
今は閉鎖され、消毒用の石灰が撒かれていました。

如来ヶ岳 「畜産センター北」交差点
(14:40)
「畜産センター北」交差点。横断歩道を渡り、右へ進みます。

如来ヶ岳 登山口へ 小道分岐
数分で現れるこの分岐は左の小道に入りましょう。

如来ヶ岳 登山口へ 案内板
分かりやすい案内板ですが、目立たないので見落とし注意!
草が薄く踏まれた後を追いましょう。

如来ヶ岳 登山口
(14:45)
気付かずに通り過ぎてしまった如来ヶ岳登山口。
ピンクテープは完全に埋もれていました。

如来ヶ岳 登山道 竹林
登り始めれば明瞭な登山道。
良く踏まれ気持ちの良い竹林から始まります。

如来ヶ岳 登山道 神社
(14:50)
荒れた登山口とは裏腹に明瞭な踏み跡に納得。
この神社に続く参道だったんですね。

如来ヶ岳 登山道 白テープ
神社を右に抜ければ、新しい白テープが案内してくれました。
参道から離れると登山道は細く薄くなります。

如来ヶ岳 登山道 シダ
ちょっぴりシダがうるさいところもあります。
足元が隠れるほどではなく一安心。

如来ヶ岳 登山道 平坦
尾根に辿り着き、傾斜がなくなりました。
案内代わりに張られたロープが安心をくれます。

如来ヶ岳 登山道 ゆる登り
再び登りが始まったと思いきやこんなに緩やか・・・
時間も押しているので駆け抜けます。

如来ヶ岳 登山道 邪魔木
身を屈めないと通れないアクションポイント。
邪魔だけど、目立つからこそ目印にもなります。

如来ヶ岳 登山道 シダ
油断していたらシダが再び騒がしくなってきました。
展望地である鉄塔までもう少しです。

如来ヶ岳 111番 鉄塔
(15:15)
低山展望地の定番、111番鉄塔に辿り着きました。
登り始めて30分、休憩にもぴったりのポイントです。

如来ヶ岳 鉄塔巡視路分岐
椿洞から続く鉄塔巡視路との合流点。
この整備なら安心して登れそうですね。

如来ヶ岳から源太峰
岐阜市と山県市に跨る源太峰。
廃道化が進む油断ならないお山です。

如来ヶ岳から百々ヶ峰
金華山に続く人気を誇る百々ヶ峰。
冬の三田洞展望台ではヤマガラが手に舞い降りる。

如来ヶ岳から眉山
南隣にあるのは頂上に古墳を持つ眉山。

如来ヶ岳から城ヶ峰
鉄塔は城ヶ峰の麓へと続いています。

如来ヶ岳から恵那山
一際目立つ、末広がりの山容を持つのは恵那山。

如来ヶ岳から御嶽山
天王山・誕生山の奥には御嶽山。
岐阜近郊の山々から恵那山、御嶽山まで眺望が満喫できました。

如来ヶ岳 登山道
鉄塔を過ぎると緩やかな登りが再開します。
鉄塔巡視路からの登山者が多いのかシダも邪魔になりません。

如来ヶ岳 登山道
気付けば木々が折重なり緑のトンネルが形作られていました。

如来ヶ岳 突き当り分岐
ちょっぴり困った突き当たりの分岐。
左に回り込むように進むのが正解でした。

如来ヶ岳 済法寺跡地分岐 案内板
(15:25)
およそ1,100年前に建てられた済法寺跡の案内板。
こんな山中にあってはさぞ苦労したのでしょうね・・・

如来ヶ岳 済法寺跡地分岐
済法寺へはロープが張られています。
訪れる人は多くないようで踏跡はぐっと薄くなります。

如来ヶ岳 済法寺跡地
(15:30)
小さな石垣と字が消えてしまった案内板が残る済法寺跡。
860年以上の月日は完全に痕跡を消してしまっていました。

如来ヶ岳 桧峠
(15:35)
分岐へ戻り、少し進めば桧峠です。
如来ヶ岳の三角点名が桧峠だったはず・・・

如来ヶ岳 頂上・洞分岐
山頂・洞分岐にはしっかりとした案内板があります。
木の案内板は温もりがあって良いですね!

如来ヶ岳 山頂直下
少し下って登り返し・・・ここを登り切れば山頂です。

如来ヶ岳 山頂
(15:40)
枯葉が一面に敷かれた如来ヶ岳山頂。
期待してなかった眺望は見事に裏切ってくれました。

如来ヶ岳 山名板
百々ヶ峰と同じく温もりにあふれる山名板。
山名板越には天王山・誕生山、その奥に御嶽山です。

如来ヶ岳 頂上から御嶽山
分かりにくいので天王山・誕生山・御嶽山を拡大。

如来ヶ岳 頂上から眉山・金華山
眉山越に見えるのは金華山。
冬季はお腹を空かせた野鳥達が手に舞い降ります。

如来ヶ岳 頂上から伊吹山
言わずと知れた伊吹山。
四季を問わず多くの登山者が訪れる日本百名山です。

如来ヶ岳 八幡神社分岐
(15:50)
山頂・洞分岐から少し戻れば、八幡神社分岐。
文字も消え、踏跡も全く見えないけど・・・行きます!

ココに注意

ここからはおすすめしない八幡神社ルートです。
荒れ果て廃道化が進んでいるので利用は控えてましょう。

如来ヶ岳 八幡神社ルート 急下
最初こそ不安を覚えたものの、やがて明瞭な登山道へ合流。

如来ヶ岳 八幡神社ルート 渡渉
涸沢を渡渉を繰り返しながら進みます。

如来ヶ岳 八幡神社ルート 迷いポイント
判断に困った迷いポイント。まさかの草の上を進みます。
足元が見えないところを進むので注意してください。

如来ヶ岳 八幡神社ルート 高巻
踏跡が薄くやや荒れ気味の登山道。

如来ヶ岳 八幡神社ルート ピンクテープ
対岸に渡り、ピンクテープが現れほっと一息。
ここからは安心して歩けました。

如来ヶ岳 八幡神社ルート 倒木
立ちはだかる倒木は左から一跨ぎ。

如来ヶ岳 八幡神社ルート 崩落
倒木と言うより土砂崩れ。完全に登山道が塞がれています。
大き目の木を乗り越えれば、意外と簡単に抜けられました。

如来ヶ岳 八幡神社ルート ギリギリ木
倒木が登山道寸前で耐えてくれていました。
いつ限界を迎えるか分からない・・・早く通過しましょう!

如来ヶ岳 八幡神社ルート 堰堤上
(16:15)
やがて右岸の高巻が始まり、堰堤越え。

如来ヶ岳 八幡神社ルート 登山口
堰堤を下り切ったところが八幡神社ルート登山口です。

如来ヶ岳 八幡神社 鳥居
(16:25)
八幡神社に立ち寄り、感謝の参拝に立ち寄りましょう。

如来ヶ岳 八幡神社ルート 住宅街
参道を抜ければ、山間の住宅地へ入ります。
舗装路を歩いて15分で畜産センターへ戻りました。

如来ヶ岳は岐阜近郊に多くある低山の一つ。
標高276mながらに一等三角点を持ちます。
荒れた低山かと思いきや、良く登られている明瞭なお山でした。
山頂からは御嶽山、金華山、伊吹山の三景が楽しめます。
如来三景を是非その目で楽しんでくださいね!

しかしながら、下りで使った八幡神社から登るルートは荒れています。
廃道化まで行かないものの、不明瞭なところもあるのでお勧めはしません。
最後まで読んでくださってありがとうございます!

如来ヶ岳はいかがでしたか?

登山ランキング

興味が湧いた人は応援クリック!

紹介された記事

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

-東海・北陸
-