田立の滝は十数瀑もの滝群と渓谷美が美しい。
天河滝の圧倒的な存在感、木製歩道の興奮と緊張感がハイライト。
日本の滝百選にも選ばれた田立の滝、おすすめです!
田立の滝ってどんなとこ?
長野県木曽郡にある滝群、「田立の滝」
大小10余りの滝が連なり、主瀑の天河滝は落差40mを誇る。
天河滝は古くから神聖視され、雨乞神事が奉られた。
壮大な滝群は周囲の自然とかね合い、神秘的で感動的。
日本の滝百選に選ばれている。
ぶらりなぎそ【田立の滝】(1分2秒)
登山ルート
(「田立の滝 案内図-南木曽町観光協会 」より)
主な登山ルート
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田立の滝の山行情報
日程 | 2022年10月30日 |
---|---|
ルート | 粒栗平駐車場 ⇒ 螺旋滝 ⇒ 天河滝 ⇒ 避難小屋 ⇒ 不動岩展望台 ⇒ 粒栗平駐車場 |
アクセス | 粒栗平駐車場 (中津川I.Cから40分) |
三角点 | 三角点はありません |
周辺情報 | 粒栗平駐車場 15台 無料 |
環境整備協力費 200円 |
軌跡データ/標高グラフ
コースタイム
活動時間
3:15
距離
7.1 km
上り
668 m
下り
668 m
-
粒栗平駐車場
35 分
-
不動岩展望地
30 分
-
螺旋滝
15 分
-
天河滝
20 分
-
雲上橋
20 分
-
避難小屋
-
避難小屋
10 分
-
不動岩展望台
5 分
-
雲上橋
10 分
-
天河滝
15 分
-
螺旋滝
15 分
-
不動岩展望地
20 分
-
粒栗平駐車場
山行レポート
粒栗平駐車場
田立の滝トレッキングの起点、粒栗平駐車場。
避難小屋、トイレ、水場と設備が充実。
田立の滝入口
トイレを済ませ、環境整備協力金を投入。
熊避けの鐘を鳴らし、入山しよう。
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![しな](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/IMG_5051-100x100.jpg)
黄と緑のグラデーションが美しい。
紅葉最盛期の美しさはどれほどだろう。
八ヶ瀬。川が八つの瀬となり、流れ落ちる。
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登山道は良く踏まれ、良く整備されている。
さすが日本の滝百選だ。
様々な岩や大木が楽しませてくれる。
石の上にも300年、さわら大師。巨石に5本のさわらが立つ。
猟師が追い詰めた猪が消えた、しし岩。
ここから左右に振られ、緩やかに高度を上げる。
もみの巨木、もみたろうとけやきのけやきち君
田立の滝では木が大切にされている。
樹齢350年を越えるさわら大師を過ぎる。
登山道が紅葉に包まれた。
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![しな](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/IMG_5051-100x100.jpg)
登山道は大滝川沿いに続く。
鮮やかな赤葉に思わず足が止まる。
樹齢400年前後のひのきイチローを見上げ、鐘を鳴らす。
崩落跡、高野槇のまきチャンを過ぎれば、不動岩展望地だ。
不動岩展望地
不動岩展望地。不動岩の荒々しさに惹かれる。
不動岩からの眺望が楽しみだ。
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![しな](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/IMG_5051-100x100.jpg)
手作りの橋はガタつき気味。
安定しているけど、浮板に注意しよう。
登山道は右へ、足場を歩く。
つがえもんを過ぎ、笹が濃くなったら滝群が始まる。
螺旋滝
螺旋滝へは5分の下り。
荒々しい岩場と滝の一体感が美しい滝だ。
岩上の積石は信仰の証だろうか?
どこか神域の空気を感じる・・・気がする。
岩肌に当たり、ねじれた螺旋滝。滝壺まで近付ける。
不動岩展望地から足を伸ばし、休憩地にも良い。
足場が再開、吊橋を渡る。
木々の隙間から洗心滝が見えた。
足を滑らせたら、即ドボン!
不ぞろいな空中歩道から霧ヶ滝が見える。
大岩壁を弾むように落ちる霧ヶ滝。
水しぶきが舞い、気持ち良い。
霧ヶ滝を高く巻く。次は主瀑、天河滝だ。
天河滝
田立の滝、主瀑、天河滝。
幅13m、落差40m。神聖視に納得、圧倒的な存在感だ。
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天河滝から先も不動滝、龍ヶ瀬、鶴翼滝、そうめん滝、箱渕と続く。
更に林道を4km上れば、天然公園。高層湿原の群落とパノラマビューが楽しめる。
枯葉に沈む歩道を過ぎ、天河滝の滝口が見える。
対岸の避難小屋を見て、天河橋を渡ろう。
階段の間隔が広く急な、ちどり桟橋。
途中で不動滝が見える。
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![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
不動滝の滝上は穏やかな岩場。
渓谷の表情が目まぐるしく変わる。
雲上橋
雲上橋は滝群・不動岩分岐。
いちは滝群に向い、しなは不動岩展望台で待つ。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
木道を進めば、そうめん滝。
そうめん滝を過ぎ、山らしい道になる。
山水が岩を削り、箱を作り上げた箱渕。
エメラルドグリーンの水が美しい。
足場が再開し、しっかりした橋を渡る。
天然プールの丸渕だ。
箱渕を過ぎ、登り始める。踏跡は明瞭だ。
社に手を合わせ、10分で林道に合流する。
避難小屋
避難小屋、岩のテーブル、トイレが完備。
天然公園まで45分、不動岩まで15分。
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林道が崩れ始めている。
車が通れなくなる日も遠くない。
昭和初期、人力で掘り開いた素堀トンネル。
荒々しい壁に血のにじむような努力を感じる。
トイレを過ぎれば、不動岩分岐。
数分下れば、不動岩展望台だ。
不動岩展望台
眺望の良い不動岩展望台。
空気が澄めば恵那山が見える。
「くれぐれも足元に気を付けてください」案内板に納得。
すべれば、身体が舞い命が散る。
![しな](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/IMG_5051-100x100.jpg)
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不動岩展望台裏にある社。
帰りの安全を願い、手を合わせます。
1時間15分で下山完了、お疲れ山でした!
まとめ
田立の滝は十数瀑もの滝群と渓谷美が美しい。
主瀑、天河滝の圧倒的な存在感だ。
入口が標高825mで避暑地としても魅力的。
木製歩道は興奮と緊張感が楽しめる。
春はミツバツツジ、アセビ。
夏はノギラン、イワカガミ、オトギリソウ。
秋はマルバノキ、イロハモミジの紅葉。
季節に合わせて楽しめる。
久しぶりの滝巡りは大満足。
田立の滝、おすすめです!
最後まで読んでくださってありがとうございます!
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