東海・北陸

四国山 ミニ四国八十八カ所霊場ハイキング

2023-04-14

四国山は四国八十八箇所巡礼のミニバージョンが楽しめる。
四国遍路は早くても40日、四国山なら1時間で同じ功徳が積めると言われる。
椿など季節の花々が咲き、野鳥が見られ、自然観察が楽しいハイキングコースです。

四国山ってどんなとこ?

岐阜県山県市にある山、「四国山」
四国八十八か所霊場めぐりのミニバージョンが楽しめる。
染井吉野ソメイヨシノ片栗カタクリ灯台躑躅ドウダンツツジなど、季節の花々が咲く。

山県市名山めぐり、カジュアル登山(三低山)に選ばれている。

登山ルート

(「カジュアル登山コース-山県市観光協会 」より)

主な登山ルート

  • 正源寺ルート ← このルートをご案内します

田立の滝の山行情報

日程 2022年11月12日
ルート 正源寺 ⇒ 神明神社 ⇒ 黒佛さま ⇒ 金毘羅神社 ⇒ 稲荷大明神 ⇒ 薬師如来 ⇒ 正源寺
アクセス 四国山香りの森公園 (岐阜三輪スマートI.Cから13分)
三角点 三角点はありません
周辺情報 四国山香りの森公園 駐車場  100台 無料

軌跡データ/標高グラフ

コースタイム

活動時間
1:25

距離
1.5 km

上り
64 m

下り
64 m

  • 香りの森公園

    5

  • 正源寺

    20

  • 第一東屋

    10

  • 第二東屋

    10

  • 第三東屋

    5 分

  • 黒佛さま

  • 黒佛さま

    5 分

  • 金毘羅神社

    10 分

  • 稲荷大明神

    10

  • 薬師如来

    5

  • 正源寺

    5

  • 香りの森公園

山行レポート

四国山香りの森公園

山県三低山、四国山を登りに来ました。
四国山八十八箇所霊場巡りに向かおう。

正源寺

正源寺の寺標を過ぎ、門をくぐれば本堂。
八十八箇所霊場巡りは本堂左から登り、右に帰って来る。

最初の霊場は霊山寺、釈迦如来。
八十八箇所の寺と石仏が四国山全体に広がる。

いち
いち
落葉が厚い、これからの山だ

2番極楽寺、3番金泉寺を過ぎ、階段横に4番大日寺が現れる。

いち
いち
霊場が導いてくれるようだ

山側に石仏が並ぶ。古びた賽銭箱が味わい深い。
前掛けは色鮮やかなものもあり、地元愛を感じる。

折り返して、一段下がると陽当たりが良い。
草藪が高くなり、足元の雑草に元気が出て来た。

巡礼路脇にベンチ。奥にある十一番藤井寺。
見落としやすい霊場だ。

色鮮やかな紅葉、緩やかに登り始める。
ここから第一東屋まで片栗カタクリ群生地が続く。

いち
いち
春に訪れてカタクリを見に来たい

衛門三郎は四国遍路の創始者。
八十八箇所霊場以外にも四国山の霊場が現れる。

第一東屋

眺望のある第一東屋。正面は茶臼山だ。
≫ 茶臼山 伊佐美不動から鉄塔巡視路を登る

石社、十八番恩山寺を過ぎ、十九番立江寺の分岐。
巡礼路は直進、左に下りれば香り会館に出る。


青空が広がり、陽射しが降りそそぐ。
巡礼路は良く踏まれ明瞭になった。

いち
いち
地元愛を感じる

24番最御崎寺を過ぎ、緩やかな登りが始まる。
折り返し地点の「黒佛さま」まで尾根が続く。

25番津照寺、26番金剛頂寺、27番神峰寺を過ぎる。
丸太階段は緩やか、トレイルラントレーニングができそうだ。

27番神峰寺、27番大日寺を過ぎ、踊り場が現る。
道を譲って息を整えよう。

いち
いち
登りで走ると息が続かない・・・

30番善楽寺を過ぎ、林道と交差。
広く陽当たりが良い、休憩適地だ。

天照御大神あまてらすおおみかみを祭る神明神社。
きっと八十八箇所霊場ができる前から四国山を守り続けている。

第二東屋

巡視路から右に登れば、第二東屋だ。
茶臼山、木越しに岸見山が見える。

≫ 岸見山 鎮守神を祀る信仰の山 表参道~470番鉄塔巡視路

巡礼路は巻道に入り、平坦になる。
木漏れ日を浴び、森林浴を楽しもう。

35番清滝寺を過ぎ、丸太階段の先に水道タンク。

いち
いち
眺望はなく、スルーしてOK

緩やかな階段を登れば、山頂エリアに入る。
頭上から陽射しが降りかかる。

双子のため池が大きく開く。
奥には第三東屋が見える。

第三東屋

四国山、最高の眺望を誇る第三東屋。

いち
いち
最終東屋だ。癒しの時間を過ごそう。

茶臼山、岸見山が見渡せる。
左奥に美濃の人気山、天王山・誕生山が見えた。

第三東屋から緩やかに下る。
丸太階段の段差が小さく快適だ。

黒佛さま

小さな社の黒佛さま。表情が読めない。
巡礼路折返し地点だ。

巡礼路をため池過ぎまで戻り、尾根の左に向かう。

いち
いち
案内板を確認しよう

44番大宝寺から51番石手寺まで霊場が続く。
やがて開けた金毘羅神社に出る。

金毘羅神社

 

広く切り開かれた金毘羅神社。
拝殿の石垣を借り、神域に身をゆだねる。

いち
いち
神社ってなぜか落ち着く

52番太山寺から巡礼路が再開。「行者さま」が混じっていた。
霊場は岩を掘り削って作られている。

いち
いち
霊場を作るための労力が半端ない

59番を過ぎ、第二東屋に続く林道に出合う。
分岐には必ず案内板がある。お遍路さんに優しい。

61番香園寺過ぎの「衛門三郎が子供の八ツ塚」
衛門三郎が托鉢に訪れた空海の鉢を割り、後に8人の子供がなくなった。
悲しみに打ちひしがれた衛門三郎は空海を追い、四国巡礼の旅に出る。
四国遍路の伝説が残る。

霊場は地蔵と石仏の組み合わせ。
62番宝寿寺は地蔵と石社の組み合わせ。

いち
いち
なにか理由があるんだろうか?

稲荷大明神

巡礼路の雰囲気が少し変わる。石段を登れば、稲荷大明神だ。
巡礼路の踏跡が濃くなる。参拝者がいるようだ。

緩やかな丸太階段が始まる。
巡礼路は小刻みに左右に振られ、高度を落とす。

72番曼荼羅寺に倒木が直撃。
地蔵と石仏を避け、案内板もズレただけ。

いち
いち
不思議な力が働いているのかも

78番郷照寺を過ぎ、下りが落ち着く。
八十八箇所巡礼路の終わりが近付いて来た。

79番高照院。霊場は残り10を切った。

薬師如来

霊場より存在感を放つ薬師如来。
山行の無事を感謝し、手を合わせた。

義経四天王、佐藤継信の墓。
佐藤継信の忠死を広めるため、四国遍路道に顕彰碑建てられている。

87番長尾寺を過ぎ、正源寺に戻って来た。

88番大窪寺、これにて八十八箇所霊場巡り結願けちがん
結願後はお礼参りする習わしがあり、1番にお参りするのが通例。

いち
いち
本当は高野山に行くみたい

紅葉の巨木をくぐって四国香りの森公園に戻る。
お疲れさんでした!

カフェハウス「ハーブブレンド」

八十八箇所巡礼路を楽しんだら、カフェハウス「ハーブブレンド」へ。
ご当地バーガー「元気玉バーガー」とカモミールティーを楽しみました。

いち
いち
ボーノポークがジューシー!

まとめ

四国山に分かりやすい山頂はありません。
四国八十八箇所巡礼のミニバージョンが楽しめる。

四国遍路は健脚の人でも40日、四国山なら1時間。
それでも実際の霊場と同じ功徳が積めると言われています。

朴葉や樫の木、椿など、季節の花々が咲き
どんぐりが転がっていたり、野鳥も見られる。
自然観察を楽しめるハイキングコースでした。

最後まで読んでくださってありがとうございます!

四国山はいかがでしたか?

登山ランキング

興味が湧いた人は応援クリック!



山県三名山

山県三低山

  1. 大黒山
  2. 古城山
  3. 四国山 ← この山をご案内しました

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

-東海・北陸
-