継鹿尾山は全域が東海自然歩道として整備。
寂光院をはじめ、神社、石碑が立ち並ぶ信仰あふれるお山です。
寂光院本堂へは石段が続き、家族連れからご年配まで楽しめます!
概要
愛知県犬山市北部にある273mの山、「継鹿尾山」
東海自然歩道上にあり、麓には紅葉で有名な寂光院がある。
寂光院本堂以後も石仏・石碑が立ち並ぶ信仰の山だ。
日程 | 2021年5月8日 |
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ルート | 寂光院 ⇒ 七福坂 ⇒ 寂光院本堂 ⇒ 御嶽神社・駒嶽神社 ⇒ 継鹿尾山 |
アクセス | Googleマップで「寂光院 総門駐車場 」を確認する |
三角点 | 継鹿尾山 二等三角点 「栗栖村」 |
周辺情報 | 総門駐車場 6台 無料 |
トレッキングレポート
参道入口~千体観音堂
今回は寂光院から登る継鹿尾山をご案内します。
総門の駐車場に止め、参道入口に向かいましょう。
総門駐車場の東海自然歩道案内図。
地図によれば継鹿尾山まで45分・・・ハイキングにぴったり!
総門を出て右に参道入口。
家族連れからランナーチームまでどどっとすれ違い。
参道に足を踏み入れると、新緑の石段が迎えてくれる。
石段はほど良い高さで足が温まって来た。
新緑のこぼれおちる木漏れ日が心地良い。
木蔭とそよ風が火照った身体を冷ましてくれた。
参道・駐車場分岐。駐車場奥からもここに来られる。
石段を登り切れば見送り大師が出迎えてくれた。
見送り大師の足元を見ると・・・「帰路→」
帰路から登ってしまった。表参道は舗装路かな?
登る自信のない方、足の不自由な方も安心のスロープカー。
登山リュックは持込禁止。登山者は参道を歩きましょう。
奥にある千体観音堂。いよいよ本格的な参道、七福坂が始まります。
手を合わせ、この山行の安全をお祈りしました。
七福坂
寂光院本堂へは七福神が導く七福坂。
参拝するだけで七つの災難を祓い、七つの幸福を授かりそう。
七福坂は合計320段。神通力が働き、あわてて登ると時間が早く流れます。
閉山時刻は17時、過ぎないように注意しましょう。
七福神の名が付けられた石段が七度続く七福坂。
恵比寿坂はわずか64段。区切りが良いので休みながら行きましょう。
打出の小槌でおなじみ大黒坂は34段。
小さな観音様がいっぱいの千体観音に手を合わせて行きましょう。
しかめっつらの毘沙門坂は17段。
段数がどんどん減ってる。毘沙門天の顔も険しいわけだ。
弁天坂・布袋坂はまさかの分岐。
良縁と円満どちらを選びますか?
弁天坂の先には福徳稲荷、布袋坂の先にはベンチ。
1分と開けずに合流します。
人望を祈る福禄寿坂は43段。
厄払不動尊は大きな錫杖を前後に揺らしてお祈りします。
最後の難関、寿老人坂は104段。
七福坂の1/3を占める石段ですが、登り切れば本堂です。
320段の七福坂を越え、千手観音と絶景が待つ本堂へ辿り着きました。
絶景・展望台は継鹿尾山最高の展望地、立ち寄りましょう。
寂光院本堂
千手観音が本尊として祀られる本堂。
左手、渡り廊下の先には随求堂。
触れた場所を癒してくれる撫で仏。
手垢か油汚れか・・・頭部が黒くなっている。
随求堂は「回廊を右周りに3周」が作法。
裏からは伊吹山の眺望が楽しめます。
願いを込めたからか、心地良い音が響き渡りました。
弘法大使像と十二支が集う絶景・展望台。
継鹿尾山で一番の眺望が楽しめます。
各務原アルプスから八木三山。
>> 初心者も楽しめる縦走ルート 八木三山 東登山道~西登山道
洞山越しに見える金華山。
>> 金華山のおすすめ登山コース4選 子供や初心者も楽しめます
池田山の奥から顔を覗かせる伊吹山。
>> 草木萌え、花たちが春を告げる 伊吹山 表登山道~山頂お花畑
犬山城と伊木山。
>> 伊木山 キューピーの鼻から眺望を楽しむ
名古屋ビル群もくっきり。
眺望の素晴らしさに思わずゆっくりしてしまいました。
弘法大使像が見つめる先には継鹿尾山。
あの頂の奥に継鹿尾山はあります。
東海自然歩道~継鹿尾山
継鹿尾山までは30分。本堂裏の石段を登ります。
石段の先にあるのは馬鳴堂・弁天堂。
「愛の錫杖」の先、ハートが矢に撃ち抜かれています。
足元にはソーシャルディスタンスを保つための足型が?
少し離れたおもかる地蔵尊。
持ち上げ軽ければ想いが叶い、重ければ時期尚早。
願い事を思い浮かべ、持ち上げてみましょう。
不揃いの石段を登り、白山宮に到着。
本堂で疲れたらベンチで休んで行きましょう。
いよいよ本格的な登山道の始まり。
とは言え、東海自然歩道ですから明瞭です。
東海自然歩道おなじみの丸太階段。
緩やかなので段差が小さく快適。
岩が露出した荒々しいところも・・・
濡れると特に危険、手すりを握って進みましょう。
モチツツジ・ネジキが歓迎してくれた。
良く踏まれた明瞭だけど、狭い登山道。
肩で葉をこすりながら進みます。
尾根に合流点にある鈴覚霊神碑。
仏教を離れ、日本神道の神々が点在。
立ち並ぶ霊神碑を過ぎれば、鳥居。
駒嶽神社、御嶽神社が鎮座・・・まさに信仰の道。
東海自然歩道がなければ、失われていたかもしれない。
距離感が合わない二人の定番やりとり。
左が開け、日本ラインうぬまの森にある陰平山が見える。
>> 木曽川の雄大な眺望が広がる うぬまの森 表平山~陰平山
継鹿尾山、最後の登りが始まる。
陽射と風が背中を後押ししてくれる。
継鹿尾山、5月の花々・・・名前が全く分からない!
山頂直下の丸太階段。段差がきつく脚力が消耗。
風を浴び、身体を冷ましながらゆっくり進みます。
継鹿尾山山頂広場。
ベンチも良いけど、東屋で眺望を楽しみましょう。
モンキーパーク、犬山城、伊木山。
最奥に広がるのは養老山地。
伊吹山、金華山、各務原アルプス。
八木三山、日本ラインうぬまの森が大きく見える。
名古屋方面の眺望はいまひとつ。
眺望をたっぷり楽しみ、花の写真を撮りながら下山。
30分で総門駐車場へ戻りました。
まとめ
継鹿尾山は全域が東海自然歩道として整備。
寂光院をはじめ、神社、石碑が立ち並ぶ信仰あふれるお山です。
千手観音本堂へは石段が続き、家族連れからご年配まで楽しめます。
絶景展望台からの眺望はまさに絶景でした。
紅葉の名所として知られる寂光院。
少し足を伸ばして継鹿尾山まで登ってみませんか?
物足りない方は継鹿尾山から鳩吹山への縦走が人気が高くおすすめです!
最後まで読んでくださってありがとうございます!
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