東海・北陸

尾張白山 小牧市ふれあいの森 四季の道~野鳥の森

2021-06-10


尾張白山はふれあいの森と遊歩道が整備。
全体的に緩やかで休憩所も多い優しいお山です。
希少なモウセンゴケ群生地はここでしか見れません!

概要

愛知県小牧市北部にある223mの山、「尾張白山」
周辺はふれあいの森として遊歩道や展望台が整備されている。
山頂では尾張白山神社が小牧市を見守っている。

遊歩道は明瞭で緩やか、段差が小さく登りやすい。
家族連れが多く、子連れハイキングにもぴったりです。

(「ふれあいの森案内図-小牧市温水プール第2駐車場」より)

日程 2021年5月8日
ルート 小牧市温水プール 第2駐車場 ⇒ トウカイコモウセンゴケの群落 ⇒ 市民四季の道 ⇒ 尾張白山 ⇒ 野鳥の森 ⇒ 北新池 ⇒ 小牧市温水プール 第2駐車場
アクセス Googleマップで「小牧市温水プール 第2駐車場 」を確認する
三角点 尾張白山 三等三角点 「野口」
周辺情報 小牧市温水プール 第2駐車場 60台以上 無料

トレッキングレポート

ふれあいの森入口


尾張三山、最後の尾張白山をご案内します。
小牧温水プール第2駐車場をお借りしました。
プール最盛期は利用を控えましょう。


駐車場のふれあいの森案内図。
尾張三山はどこも周辺住民からの愛にあふれています。

小牧岩倉エコルセンター横を行きましょう。
舗装路、セメント、舗装路と来て車止めをすり抜ける。


右には鉄塔巡視路入口。廃道化が進んでいます。
ふれあいの森は遊歩道があるので仕方ありませんね。


新緑のトンネルを抜ければ、ふれあいの森入口。


ふれあいの森、市民四季の道分岐。
一番人気の市民四季の道は右へ進みましょう。


荒れ果てた林道のような様子・・・
実は左側に階段が埋もれています。

トウカイコモウセンゴケの群落


登り切ったところにあるトウカイモウセンゴケの群落。
柵の中は保護区、立ち入らないよう楽しみましょう。


モウセンゴケは陽当たりの良い酸性の湿地に群生する食虫植物。
葉に腺毛があり、虫を巻き込むように捕獲します。


足元を探せば、一面にモウセンゴケが群生。
木陰近くの柵周りがみずみずしく元気でした。

市民四季の道


モウセンゴケ群生地から少し戻って階段を登る。
遊歩道に入ると踏跡しっかりで安心です。


使い古された丸太階段と柵、明瞭な遊歩道。
どれだけ長く愛されているかを感じちゃう。


ふれあいの森のベンチ。
緑がちょっぴりうるさいけど、ご飯が美味しくなりそう。


新緑の森は空気が濃く気持ちが良い。
登りも緩やかで息はきつくない。

丸太階段の途中にある四季の道・紅葉の道分岐。
どちらも山頂に続くけど、四季の道がおすすめです。


丸太階段を登り切ると休憩所。
残念ながら眺望はありません。


鈴なりのネジキ。休憩所周辺で甘い香りを放っていました。


緩やかなカーブを描く丸太階段。
段差が小さく勢いで駆け抜けちゃえる!



登り切ると再び休憩所。
この東屋・・・声がものすごく反響します。

いち
あー、あー、すごく響くね
あー、あー、響かないよ?
しな

しなは声を低くしても響かない・・・どうしてだろう?

人が来たところで声出し遊びは終わり。
しなは名残惜しそうに東屋を見つめていました。


東屋から尾根まで緩やかな登山道が続く。
トレイルランに向けたトレーニングにぴったりかもしれない。

市民四季の道(児の森)・紅葉の森分岐。
紅葉の森側に近道があります。分かりやすさ重視で直進!


左に尾根を見て、緩やかに高度を上げて行きます。


尾根に合流しました。

尾張白山・児の森分岐。
左が尾張白山、緩やかな登り道を進みます。


尾張白山・紅葉の森分岐は直進。
下山はこの分岐を紅葉の森に下りましょう。

滑りやすい岩場には手すりが整備。
濡れると滑りやすいので手すりがありがたい。

御嶽神社、霊神碑、石像が立ち並んでいました。
前掛けが掛けられているけど、地蔵じゃないような・・・

木の根が露出する荒々しい登山道を抜ければ、山頂は近い。


森のトンネルを抜ければ、白山社の鳥居が見える。
山頂からの眺望を楽しみましょう。

尾張白山頂上


尾張白山頂上から小牧市を見下ろす白山社。


南側にわずかに眺望があります。
尾張富士、尾張本宮山は見えません。



鳥居の下でぐぐっと寄ってみます。
山頂からの眺望はいま一つだけど、見れて良かった。


名古屋ドームが見える。
やはり知ってる山や建物が見えるとほっこりする。

尾張白山上空のドローン映像が楽しめます。


山名板は白山社の左奥。
コレクターは見落とさないよう注意してくださいね。

西尾根(難路)


尾張白山・紅葉の森分岐へ戻り、紅葉の森に向かうのが正規ルート。
山頂から西に踏跡が続くので進んでみます。


ロープが張られた北尾根・紅葉の森分岐。
踏跡が散乱して不明瞭。不安なときは引き返しましょう。


踏跡が不明瞭でも方角が分かれば安心。ヤマレコアプリを片手に進みます。
しなは珍しく元気いっぱい。距離の短さ、緩やかさが分かる。


散っていた踏跡が一つになり、明瞭な登山道になりました。
急傾斜も落ち着いて歩きやすい。


植生が変わり、足元に笹が出てきました。
紅葉の森合流点に近づいている証です。


鉄塔巡視路と交差点。
慣れて来たら、巡視路探検も面白いかもしれません。


そびえ立つ鉄塔。
思えば、登山を始めて距離が近くなったものの一つ。


紅葉の森に合流。快適な遊歩道に戻ってきました。
野鳥の森へは右に進みましょう。展望台や休憩所があります。

野鳥の森


緩やかで奥行きがある階段。気持ち良くて足早になっちゃう。


下りの勢いのまま、緩やかな遊歩道を駆け抜けます。


最後にこの登り返し。段差は小さく奥行きがない丸太階段。
登りは歩幅を広げず回転で登りましょう。


尾張白山、二回目の鉄塔は最高の展望地。
休憩は山頂でしがちだけど、眺望あるここがおすすめ。

南側、名古屋方面の眺望が広がる。
やや左手には春日井三山、猿投山がみえた。

≫ 四季を通して親しまれる 春日井三山(弥勒山・大谷山・道樹山)


ベンチがあります。眺望を楽しみましょう!
奥には三角点があり、踏跡が続いています。


踏跡の先には御嶽山。
ちょっぴり得した気持ちになりました。


野鳥の森、鉄塔巡視路分岐。
直進すると真逆の尾張本宮山に向かいます・・・注意!

丸太階段の急降下、シダのトンネルは思わず駆け抜けました。


登山道上に現れた展望台。
高さが木に負けそうだけど、その眺望は?

三角点のある展望地には勝てませんでした。
鉄塔のある展望地と尾張白山頂上が振り返れます。


展望台を出てすぐの休憩所。
ここまで駆け下りて来たので足を休めて行きます。


鳩サブレの中にはノートがぎっしり。
いちとしなはそれぞれメッセージを残して来ました。
尾張白山に登ったら見てみてくださいね!


北新池・紅葉の森分岐。直進です。
左に降りると、紅葉の森を通って山頂に向かいます。


巻道分岐。左が緩やかな遊歩道。直進がやや荒れた道。
すぐに合流しますが、おすすめは遊歩道。


遊歩道の丸太階段は段差が小さくて歩きやすい。
歩幅が合わないときは一段飛ばしで行きましょう!


再び巻道分岐。遊歩道を追えば大丈夫!


木板の橋を渡り、石垣沿いに歩きましょう。


北新池分岐に下りて来ました。
左が北新池古墳。右の階段を下りれば北新池南に出ます。


北新池の南側に続く遊歩道。
階段を下りてすぐは見えにくいので注意してください。

北新池


北新池は鏡のように美しい自然を映し込んでいます。


以前は「小牧トンボ王国」としてトンボを保護していました。
2000年9月の東海豪雨でトンボが全滅・・・悲しい過去があります。


東海豪雨から20年。トンボはまだ戻って来ないのかな?
自然の治癒力に願うばかり。


小牧トンボ王国付近にある分岐は左へ。
左は第2駐車場、右は第1駐車場へと続いています。


エリア毎の樹木と花期の一覧がありがたい。
およそ3月から6月が花期、紅葉も楽しめそう。


アザミがひっそりと咲いていました。
茎に棘があります。引っかけると痛いので注意!


丸太階段を登って広い林道に合流。
右へ進めば、四季の道分岐へ続きます。


無事、市民四季の道分岐へ戻って来ました。
休憩多め、写真を撮りながらゆっくり歩いて2時間でした。

まとめ

尾張白山はふれあいの森と遊歩道が整備。
全体的に緩やかで休憩所も多い優しいお山です。
希少なモウセンゴケの群生地はここでしか見れません!

険しいところがないので子連れ登山にもぴったり。
トレーニングやトレイルランの練習にも良いでしょう。

遊歩道が入り組んでいるので案内板ではちょっぴり不安。
ヤマレコやYAMAPなどのGPSアプリがあれば安心です。

尾張三山はどの山も整備がしっかり。
登山者にも、地域住民にも愛されているのが分かります。
残るのは尾張三山縦走・・・いつかにご期待ください!

最後まで読んでくださってありがとうございます!

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