きっついお山に登りたくて、恵那山の前宮ルートを登ってきました。
累積標高1,600m超の過去最難ルートも2年目の身体なら!
概要
中央アルプス最南端、2,191mの山「恵那山」
濃尾平野の広範囲からその姿を望める美濃の最高峰です。
【ぎふ140景】恵那山 PR動画
登山ルート
(「恵那山・富士見台高原ルートガイド-中津川市 」より)
主な登山ルート
- 広河原ルート
- 黒井沢ルート
- 神崎峠ルート
- 前宮ルート ← このルートをご案内します
前宮ルートの山行情報
「 岐阜県の山」掲載のウォルター・ウェストンも歩いた歴史の道、前宮ルートをチョイス。
登りに6~7時間、下りに4時間。往復10時間を要する健脚向けルートです。
日程 | 2014年5月18日 |
---|---|
ルート | 前宮ルート(恵那神社 ⇒ 空峠 ⇒ 神坂峠分岐 ⇒ 恵那山) |
アクセス | Googleマップで「恵那神社 」を検索!(中津川I.Cより15分) |
グレーディング | 体力度 5/10 難易度 B/E |
三角点 | 空峠 三等三角点 「空峠」 |
恵那山 一等三角点 「恵那山」 |
軌跡データ/標高グラフ
トレッキングレポート
恵那神社
恵那神社に前夜入りして車中泊。
たっくんの寝返り地震で目覚め、早めの起床。
日の出前はまだ寒い・・・
過去最高クラスの山行に挑む前に恵那神社で無事をお祈りしました。
(5:27)
前宮登山口へは保安林管理道 前山線から!
看板前に数台分の駐車スペースがあります。
緑豊かな林道が続きます。
朝の森はマイナスイオンにあふれ気持ち良い!
(5:43)
15分も歩けば登山口。
10台ほどの駐車スペースがあります。
正ヶ根谷を渡渉したところが登山口。
木橋は落ちていますが飛石で渡りましょう。
前宮登山口
(5:45)
前宮登山口から累積標高1,600m超の山行が始まります。
まったりペースのたっくんとはここから別行動。
対東沢の水は飲めそうなくらい澄んでいます!
両側にテープがあります。右の岩場を越えてから左へ渡渉。
中間地点の空峠まではまだ半分程・・・実は距離があるので二十合目まであります。
(7:20)
急登を越えて尾根に出れば、枯大桧が出迎えてくれました。
中の小屋跡
(7:40)
中の小屋跡は休憩にぴったり
しかしながら、半分も満たないのに休んでいられない!
不動明王像に挨拶だけして先へ向かいます。
木々の高さが低くなってきて眺望が得られます。
この枯木の門も良い雰囲気!
空峠
(8:15)
登山口から3時間で中間地点の空峠へ。
岐阜県の山の参考タイムは4時間、良いペースだ。
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岩場を登ると笑顔の石像が出迎えてくれました。
連られて思わずにっこり。
空八丁
(9:00)
十四合目を過ぎて空八丁・・・急登が始まります。
山頂まで2.5km地点を越えると残雪が現われました。
雪はないと思っていたので驚かされました。
「残りカスが少しあるだけだろう」期待は裏切られます。
雪に覆われる結果に・・・さすが2,000m級です。
神坂峠・前宮合流点
(9:55)
神坂峠ルートとの分岐点へ到着。
後は尾根を通って山頂を目指すだけです。
恵那山々頂小屋
(10:25)
恵那山々頂小屋に到着。
小屋裏の岩場が展望スポットです。
眺望に満足し、達成感も得られました。
そろそろ帰るか・・・あ、山頂踏んでない。行かなきゃ!
恵那山山頂
(10:45)
登山口から5時間を掛けて恵那山山頂へ到着!
2,000m級に初登頂しました。
山頂小屋で昼食を済ませ11時半に下山開始。
体力は余裕でしたが道を間違えて消耗。
左膝をかばったせいか左臀部が痛み、心身共にへろへろです。
ちなみにたっくんは空峠でリタイヤです。
まとめ
家に帰ると足に水ぶくれ、手の甲と首にぴりりとする日焼け。
ふくらはぎと腿が久しぶり筋肉痛になりました。
さすが健脚コースと行ったところでしょうか?
頭を空にすべく前宮ルートを選びましたが、まだ余裕がありました。
臀部に痛みがなければ、1時間は短縮できたと思います。
登山ルートは他に黒井沢、神坂峠、広河原の3ルートあります。
頭を空にしたくなったらまた別ルートでお世話になろうと思います。
最後まで見てくださってありがとうございます。
参考になった書籍
紹介された記事
中央アルプスの山行記録