東海・北陸

源太峰 岐阜近郊の静かな山を歩く

2018-01-04


仕事で近くを通り、身近に感じていた源太峰。
その標高の低さ、ハードルの低さが返って心の距離を遠くしていました。
多くの山々が雪化粧をするこの時期、雪のない低山登山はどうでしょう?

概要

岐阜県岐阜市と山県市にまたがる標高228mの山、「源太峰げんたみね
運転免許試験場の背後に可愛らしい双耳峰を描く。
登山道は四方八方から伸びるが一部廃道化しており、注意が必要である。

日程 2017年12月23日
ルート 運転免許試験場 ⇒ 北部西濃線 ⇒ 北岐阜月丘線 ⇒ 源太峰 ⇒ 西峰 ⇒ 運転免許試験場
アクセス Googleマップで「自動車運転免許試験場南駐車場 」を確認する
三角点 源太峰 三等三角点 「北洞」
周辺情報 自動車運転免許試験場南駐車場 8台 300円

トレッキングレポート

駐車場


(14:55)
自動車運転免許試験場前の看板に導かれて駐車場へ辿り着きました。
たまたま居合わせた管理人に300円を支払い、源太峰へ向かいます。


三田洞自動車学校の奥には岐阜市最高峰の百々ヶ峰。
ヤマザクラ道に惹かれるものの、気付けば3年が過ぎていました。
三田洞キャンプ場ルートが初心者におすすめです!



運転免許試験場と三田洞自動車学校の間を抜け、突き当たりを右折。
三田洞自動車学校裏から登山口へと向かいます。


(15:05)
大きく右に回るところにある林道ゲート。
この林道は山頂近くまで続いていますが、林道歩きは退屈・・・
もう少し歩いて鉄塔巡視路から登ります。


(15:07)
文化財保護センターを過ぎて橋を渡り、チェーンを跨いで林道へ。
軽車道なので未舗装・・・でも、それが良い!


草の高さに不安を抱きながら進めば、すぐに8番鉄塔です。


(15:10)
鉄塔から少し進むと林道が左右に分岐。
38番鉄塔方面、左へと進みましょう。


登山道は広く明瞭。
3ヶ月振りに訪れる登山道は心を躍らせてくれます。


ちょっぴり困った7番鉄塔。
林道を離れ、鉄塔の足元から本格的な登山道が始まります。

北岐阜月丘線 登山口


(15:15)
ここからがいよいよ源太峰の登山道。
国土地理院地図に記載された鉄塔巡視路で明瞭です。


(15:20)
ブランク明けの足は重く、ふくらはぎの外側に痛みが走ります。
足を叩きながら登れば5分で尾根に辿り着きました。


尾根に乗ってからは緩やかな登り。
身体が万全なら駆け上がれそうです。

源太峰・東峰(百々ヶ峰) 分岐


(15:30)
新たな尾根に突き当たったところが5,6番鉄塔分岐。
右へ進めば東峰を経て福丸団地へ降りられます。
目指す源太峰へは左、5番鉄塔方面。


軽く下って登り返せば5番鉄塔。
鉄塔周辺は切り開かれており、展望が得られました。


松の隙間からは百々ヶ峰が顔を出していました。
百々ヶ峰からこの源太峰を縦走する方も多いようです。


山頂付近まで明瞭な登山道が続きます。
身体が温まって足の痛みが取れた・・・走っちゃおう!


(15:37)
山頂を目前にして現れた分岐。
踏跡の濃さは右だけど、どう考えても山頂へは直進。
少し薄いけど、直進します。


進んでみればビニール紐が導いてくれました。
山頂まではわずか数分です。

源太峰 山頂


(15:40)
平坦で広さのある源太峰山頂。駐車場から45分でした。
右奥には小さなベンチが設置されています。


こんな小さな源太峰にも山名板があります。
三角点だけでは寂しいのでありがたい。


(15:50)
岐阜の山旅100コース」ではこのまま来た道を戻ります。
国土地理院地図を見ると周回できそうなので、山頂を抜けて西進します。


踏跡は薄いところもあり、あまり歩かれていないようです。
しかしながら、ピンクリボンのおかげで不安はありません。


鞍部を抜けシダの中を登り返せば、一つ目の分岐点。


(15:55)
白テープでマーキングされているものの廃道化していました。
試しに進んでみたものの全くルートが見えません・・・次のルートを目指します。

西峰・成田山不動明王 分岐


(16:00)
西峰を巻いて、下山ルートを探すと薄い踏跡を発見。
方向は合ってる、獣道の可能性を忘れず慎重に進みました。


踏跡が明瞭になり、ピンクリボンも現れて一安心。
不明瞭な低山のマーキングは本当に助けられます。


(16:05)
鞍部まで降りると、白とピンクのダブルマーキング。
ここから谷へ降りて、谷沿いを歩くルートへ入ります。
しかしながら、全く踏跡がありません・・・


下りやすいところを探しつつ数分下れば涸沢へ合流。
相変わらず明瞭な登山道はありません。


(16:15)
涸沢に沿って降りて行くとピンクリボンが登場・・・
登山道らしきものも現れました。
国土地理院地図にないルートが存在するようです。


涸沢沿いに林道へと上がります。
林道も登山道も荒れています。お好みでどうぞ!


・・・と思ったら林道は想像以上に荒れていました。
一部藪漕ぎを強いられトゲもあるので林道はお勧めしません。


(16:25)
登山道と林道の合流地点。ここからは穏やかな道になります。
見下ろすと登山道の方が歩きやすそう・・・失敗した。


道なりに左へ回り込めば、登山道の交差点。
左へ登れば、廃道化し諦めたルートへ進みます。


右へ下れば、運転免許試験場の裏へ下りられます。
良く見れば建物も薄っすら・・・


成田山不動明王の幟が立てられていました。
もしかしたら、参道なのかもしれませんね。


(16:30)
駐車場から源太峰を撮影しました。
ルートファインディングに苦労したものの、終わってみれば90分。
ブランク明けのリハビリ登山としては十分です!

まとめ

仕事で近くを通り、身近に感じていた源太峰。
その標高の低さ、ハードルの低さが心の距離を遠くしていました。
雪山に挑む前のトレーニングとして、やっと登れました!

低山の登山道は廃道化が進み、意外と侮れません。
あまり自信がない方は山頂で引き返せば迷う心配はないでしょう。
冬でも雪が積もらない源太峰・・・登ってみませんか?
最後まで読んでくださってありがとうございます!

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