東海・北陸

祈りの参拝道を歩こう 大谷山・八坂山 周回ルート

2022-06-28

大谷山・八坂山は神社が鎮座する信仰の山。
神社への参道が登山道。緩やかで子供連れも安心だ。
ヒカゲツツジ、ミツバツツジ、モチツツジが咲く4月がおすすめです。


大谷山・八坂山ってどんなとこ?

岐阜県加茂郡川辺町にある215mの山「大谷山」、225mの山「八坂山やさかやま
八坂山の頂上には室町時代の山城、八坂城址があり、石垣や石像、井戸が残る。
眺望が良く、山麓の川辺町、御嶽山、恵那山、名古屋ビル群がみえる。

大谷山の頂上は秋葉神社が鎮座。
八十八ヶ所巡拝道があり、113体の石仏石像が立ち並ぶ。

【川辺町】八坂山・大谷山 様々な植物の群生地が!

登山ルート

(「中川辺周辺里山マップ-川辺町 」より)

主な登山ルート

  • 秋葉神社参道・八十八ヶ所巡拝道 ←このルートをご案内します
  • 八十八ヶ所巡拝道 逆回り
  • 御嶽神社参道

大谷山・八坂山の山行情報

日程 2022年6月4日
ルート 大谷公園駐車場 ⇒ 大谷山登山口 ⇒ 大谷山 ⇒ P232 ⇒ 八坂山 ⇒ 御嶽神社 ⇒ 八坂山登山口 ⇒ 大谷公園駐車場
アクセス  大谷公園 駐車場 (美濃加茂I.Cから6分)
三角点 三角点はありません
周辺情報 大谷公園 駐車場  8台 無料
大谷公園 公衆トイレ

軌跡データ/標高グラフ

コースタイム

活動時間
1:20

距離
1.8 km

上り
135 m

下り
135 m

  • 駐車場

    20 分

  • 東屋

    15 分

  • 大谷山

    15 分

  • P232

  • P232

    10 分

  • 八坂山

    5 分

  • 御嶽神社

    15 分

  • 駐車場

山行レポート

大谷公園駐車場


大谷山・八坂山登山の起点となる大谷公園駐車場。
駐車場奥には紫陽花に囲まれた案内図がある。

左の石段が大谷山登山口、右の階段が八坂山登山口だ。
山楠公園がいっぱいのときは鬼飛山にも使える。

大谷山登山口


石段を上がり、八十八ヶ所巡拝道に入ろう。

いち
いち
大谷山・八坂山登山の始まりだ

三体の石仏が出迎えてくれた。


八十八ヶ所巡拝道は煩悩の数、88の霊場を巡り拝む道。
全ての霊場を巡ると煩悩が消え、願いが叶うとされる。
まずは釈迦如来が迎えてくれた。

阿弥陀如来、釈迦如来を過ぎ、分岐する。
八十八ヶ所巡拝道なら左へ降りよう。

緩やかに下り、大日如来を過ぎる。
切れ落ちた斜面に立つ、鯖弘法大使。

地蔵菩薩、薬師如来が鎮座する岩場を抜ける。
次に登る鬼飛山おにとびやまがドンとした姿をみせる。

秋葉神社参道と合流。
蛇行する八十八ヶ所巡拝道を離れ、秋葉神社参道を進む。

東屋


木の香りが残る東屋。吹き抜ける風が心地良い。
米田富士、米田白山、美濃加茂市街が一望だ。

しな
しな
涼しいー

再び参道、巡拝道分岐。
日陰を求めて右の巡拝道へ入る。

折り返し地点に千手観音。
捩木ネジキ、モチツツジがまだ残っていた。

岩が露出する荒々しい登山道に変わる。

いち
いち
段差も傾斜もきつくない。ゆっくり進もう。

木の鳥居をくぐれば大谷山だ。

大谷山

大谷山は樹木に阻まれ眺望はない。
山頂には秋葉神社が鎮座。神社裏に岩鏡イワカガミが群生していた。
大谷山・八坂山では珍しい白い岩鏡イワカガミがみられる。

八十八ヶ所巡拝道から御嶽神社参道に向かう。
46番薬師如来を横目に尾根を進もう。

頭上が開かれ、陽射しが降りそそぐ。

いち
いち
そよそよとした風が火照った身体に気持ち良い

小ピークを過ぎ、鞍部にある巡拝道・御嶽神社参道分岐。
八坂山へは直進。登り返しが始まる。


枯葉に埋もれた丸太階段は長く続かない。数分の我慢だ。

御嶽神社参道・鹿塩分岐。
鹿塩方面のP232に向かいます

P232

何もないP232。広くもないただの通過点。

いち
いち
ここは来なくて良かった

御嶽神社参道に戻り、八坂山へ向かう。
良く踏まれた気持ち良い参道だ。


葉が輝く岩鏡イワカガミの群生地。
白い花が咲き乱れる春が楽しみだ。

御嶽神社参道・石神分岐。
石神には直進、御嶽神社参道は右へ向かう。

分岐が目立たず、迷いやすいポイント

150m地点過ぎ、登り切れば八坂山だ。

八坂山

石垣のみが残る八坂城址。
東に進めば、山名板が現れた。

八坂山東端のヒカゲツツジ群生地。
川辺町の権現山(御嶽山)から米田富士が一望だ。

しな
しな
暑いよぅ・・・

木陰のベンチに移動しよう
いち
いち

山頂には捩木ネジキ、ツツジが群生。
大きな赤松から御嶽神社に向かおう。

八坂山から御嶽神社は一瞬。
風が吹き、眺望が良い。最高の展望台だ。

御嶽神社

東屋奥に祀られる御嶽神社。418号沿いの墓地にも降りられる。
川辺中学校生の温もりあふれる手記が飾られていた。

御嶽神社は大谷山・八坂山、最高の展望地だ。奥は鬼飛山。
眺望素晴らしく、陰があり、風が心地良い。

岐阜の熊野古道として人気が高まる権現山(御嶽山)、米田富士、米田白山。
春日井の人気山、弥勒山。尾張の人気山、八曽山、尾張三山、鳩吹山まで見える。

御嶽神社脇の御嶽神社ポスト。

しな
しな
木彫りのフクロウが可愛い

想いで帳に足跡を残して来ました
いち
いち

御嶽神社参道はやや急な石段。
手すりを使ってゆっくり下りよう。

ベンチを過ぎ、堀状の参道を進む。
86番への案内を直進すれば36番不動明王に出る。

不動明王に向かって左へ降りれば、八坂山登山口の階段だ。

いち
いち
お疲れさんでした!

でした!
しな
しな

まとめ

大谷山・八坂山は共に神社が鎮座する信仰の山です。
それぞれ秋葉神社、御嶽神社参道が登山道。
登山道は緩やかで子供連れも安心だ。

おすすめ時期はツツジ・岩鏡イワカガミが咲く4月。
ヒカゲツツジ、ミツバツツジ、モチツツジが咲き乱れる。

大谷公園の斜面に植えられた多様な植物も見どころ。
春は芝桜、夏は紫陽花、秋は彼岸花、コキアが楽しめる。
是非、訪れてみてくださいね!

最後まで読んでくださってありがとうございます!

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