寧比曽岳は大多賀峠からなら40分で登頂できます。
登山道は東海自然歩道として整備され、歩きやすい。
一年を通して登山者が多く、子供や初心者にもおすすめの山です。
寧比曽岳ってどんなとこ?
愛知県豊田市と北設楽郡にまたがる1120mの山、「寧比曽岳」
山頂の眺望が素晴らしく、1年を通して多くの登山者が訪れる。
東海自然歩道が整備され、案内板やベンチが充実。
峠から登るので標高差は小さく、子供や初心者でも楽しめる。
登山ルート
主な登山ルート
- 伊勢神峠・大多賀峠ルート ← このルートをご案内します
- 段戸湖ルート
- 金蔵連峠ルート
伊勢神峠ルートの山行情報
日程 | 2021年9月12日 |
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ルート | ドラインブイン伊勢神 ⇒ 伊勢神峠 ⇒ 大多賀峠 ⇒ 寧比曽岳 |
アクセス | Googleマップで「ドライブイン伊勢神 駐車場 」を確認する(力石I.Cから30分) |
三角点 | 三角点はありません |
周辺情報 | ドライブイン伊勢神 駐車場 10台 |
軌跡データ/標高グラフ
コースタイム
活動時間
4:00
距離
12.8 km
上り
663 m
下り
663 m
-
ドライブイン伊勢神
25 分
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伊勢神峠
25 分
-
伊勢神湿原
20 分
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大多賀峠
65 分
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寧比曽岳
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寧比曽岳
40 分
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大多賀峠
15 分
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伊勢神湿原
20 分
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伊勢神峠
20 分
-
ドライブイン伊勢神
山行レポート
ドライブイン伊勢神
ドライブイン伊勢神の駐車場をお借りしました。
売店越しに見えるのがドライブイン伊勢神。
名物は大五平餅、持ち帰りできます。
伊勢神トンネルに向かい右折。車道歩きが始まる。
東海自然歩道入口の伊勢神峠まで1.4km、およそ20分。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
登山口にすら着いていないけど、見慣れた花々が迎えてくれる。
ヨツバヒヨドリにアザミ。標高600m超、低山なら山頂並の高さだ。
伊勢神峠登山口
車道分岐にある伊勢神峠入口。
江戸時代から続く難所が始まる。
東海自然歩道ながら苔生し、草が生い茂る。
伊勢神峠ルートはあまり歩かれていないのかも。
アスファルト、砂利、コンクリート。
舗装が繰り返される。奥に伊勢神宮遥拝所が見えた。
伊勢神宮遥拝所の目前にある伊瀬神峠分岐。
雑草エリアはすぐ終わる。立ち寄ろう。
江戸時代、物流の難所とされた伊勢神峠。
奥には馬頭観音、八百比丘尼の杉がある。
大乗妙典碑や馬頭観音は難所を越える者の安全を祈っている。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
八百比丘尼が地面にさした小枝が育ったとされる「八百比丘尼の杉」
どことなく神々しさを感じる。
伊勢神峠遥拝所
八百比丘尼の杉から回り込み、伊勢神宮遥拝所。
水手洗は枯れ、使えない。
伊勢方面が美しく望める伊勢神宮遥拝所。
平坦で広く、ベンチが整備。伊勢神宮や鈴鹿山脈が望める。
伊勢湾越しに伊勢神宮が望めるようだ。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
伊勢神宮遥拝所から登山道が始まる。
大多賀峠まで50分、寧比曽岳へは110分。
峠から登るので緩やか。
最初から気持ち良い尾根歩きが楽しめる。
枯葉が踏み固められ、山と道の境界が引かれる。
人影はないけど、踏跡から人気が伝わる。
まだ新しい倒木。帰路では撤去されていた。
偶然かもしれないけど、整備がすごい。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
国土地理院地図の破線と分岐。
破線ルートは倒木で塞がれている。登山道をそのまま進もう。
緩やかに下り、東海自然歩道の休憩所。
大多賀峠まで2km、40分。
休憩所を過ぎ、せせらぎが近くなる。
小さく頼りない橋のおかげで足を濡らさずに済んだ。
林道はこの建物のために整備されたようだ。
豊田市役所財産管理課の建物だろうか?
通行止め。東海自然歩道は左折が正規ルート。
突っ切ると車道に出てしまう。
伊勢神湿原
フェンス沿いを進み、伊勢神湿原分岐。
数分の迂回で湿原が楽しめる。立ち寄ろう。
伊勢神湿原は面積3500㎡。約80種の草木が植生する。
湿原にはオタカラコウ、タニヘゴ、バイケイソウが群落。
ノハナショウブ、サワキキョウ、コオニユリ等が咲き競います。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
伊勢神湿原沿いに東海自然歩道に向かう。
朽ち落ちた丸太橋は軽くまたごう。
石畳を歩けば、木道の出入口。同じく立入禁止。
伊勢神湿原は賑やかな時期にまた訪れたい。
伊勢神湿原を抜け、東海自然歩道に合流。
改めて寧比曽岳に向かう。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
旧いこいの村愛知の立派な橋が整備されている。
踏跡が濃い、良く歩かれている。
ここに来て下り始めた。
車道との合流でアップダウンが続きます。
東海自然歩道・車道分岐の案内板。
寧比曽岳の最寄り登山口、大多賀峠が近付いて来た。
改めて東海自然歩道・車道分岐。
東海自然歩道は藪化が進み、車道がおすすめです。
車道へ合流して、すぐに再入山。
車道に再合流すれば、大多賀峠だ。
大多賀峠
大多賀峠は寧比曽岳登山の最短ルート、コースタイムは60分。
車が路肩にあふれる人気だ。
大多賀峠登山口から始まる長い階段。
階段の終わりは見えてる。行こう。
森の圧倒的な雰囲気に足が止まる。
駆け抜けちゃもったいない。森を感じよう。
階段を抜けると傾斜が落ち着き、平坦に。
亀の甲岩をぽんぽんしよう。家内円満にご利益ありそう?
小さく緩やかなピーク越え、大きく右に曲がる。
案内板がなければ、直進しそうだ。助かります。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
広かった尾根がぐっと狭くなる。
広大な森も良いし、包まれるような狭さも良い。
森が杉樹林に変化。
張り巡る根から土が流れ落ち、荒々しい道が始まる。
東海自然歩道と旧道分岐。長い倒木が目印。
登りは巻き道の東海自然歩道、下りは尾根の旧道がおすすめ。
尾根を巻き、緩やかに高度を上げる。
奥まで見通せて気持ちが良い。
緩やかな登山道にある階段。
雨天では登山道をぬかるみから守ってくれる。
旧道・東海自然歩道の合流点にある休憩所。寧比曽岳まで20分。
大多賀峠と寧比曽岳の中間地点過ぎ、疲れたら休みましょう。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
雨水に削られたか、踏跡が不明瞭。
尾根を外さず、登れるところを登ろう。
大岩の石畳。大岩が埋まっていたのか。歩かれて岩が削られたのか。
・・・埋まっていたんでしょうね。
神社参道のような杉と枯葉の登山道。
雰囲気が目まぐるしく変わる。
寧比曽岳山頂への最後の登り。
傾斜が上がるけど、ちょっとだけ。
水場
山頂目前にある水場分岐。
水場まで30m、3分。立ち寄ろう。
踏跡はぐっと薄いけど、明瞭。
水場が休憩地から近いのはありがたい。
窪地のパイプから水がちょろちょろと流れる水場。
水場汚染防止のため、これより上で排泄厳禁!
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
寧比曽岳 山頂
寧比曽岳に登頂しました!
伊勢神峠から2時間、大多賀峠から1時間5分。
人気に納得の優しく気持ちの良い山です。
山名板の裏でトリカブトがひっそりと歓迎してくれていました。
曇天の下、山頂のオアシスのようだ。
昼時なのもあって、ベンチはほぼ満席。
曇天だけでなく、雨がポツポツ・・・東屋に移動。
久しぶりの大自然を噛みしめました。下りは走って90分でした。
まとめ
寧比曽岳は大多賀峠からなら40分で登頂できます。
登山道は東海自然歩道として整備され、歩きやすい。
一年を通して登山者が多く、子供や初心者にもおすすめの山です。
大多賀峠からすぐの圧倒的な森の雰囲気。
木の根が張り巡らされた荒々しい登山道。
参道を感じさせる良く踏まれた杉樹林。
是非、訪れて体験してみてくださいね!
曇天で見られなかった眺望は段戸湖ルートのお楽しみ。
次は晴天を狙って訪れようと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございます!
参考になった書籍