本宮山は愛知県屈指の人気山です。
山頂付近にある砥鹿神社奥宮は三河国一のパワースポット、縁結びの神として高い人気を誇る。
登山道は変化に富み、緩やかで休憩所が充実、初心者にもおすすめです。
本宮山ってどんなとこ?
愛知県岡崎市、豊川市、新城市にまたがる789mの山、「本宮山」
日本各地にある本宮山の一つで愛知を代表する山。三河富士とも呼ばれる。
山頂には砥鹿神社奥宮が鎮座し、東三河の人々に信仰され親しまれている。
本宮山スカイラインで山頂近くまで車で行け、四季を問わず多くの人々が訪れる。
<三河撮りある記>豊川市の本宮山-中日新聞
登山ルート
(「豊川の山ハイキング-豊川観光協会 」より)
表参道の山行情報
2021年11月3日 | |
ルート | 本宮山ウォーキングセンター ⇒ 見返り坂休憩所 ⇒ 蛙岩東屋 ⇒ お清水舎 ⇒ 砥鹿神社奥宮 ⇒ 本宮山 |
アクセス | Googleマップで「本宮山ウォーキングセンター 」を確認する(豊川I.Cから13分) |
三角点 | P309 四等三角点「東上」 本宮山 一等三角点「三本宮山」 |
周辺情報 | 本宮山ウォーキングセンター 駐車場 43台 無料 本宮山登山口駐車場 30台 無料 本宮山駐車場 30台 無料 |
軌跡データ/標高グラフ
コースタイム
活動時間
3:10
距離
8.4 km
上り
704 m
下り
704 m
-
本宮山ウォーキングセンター
10 分
-
第一鳥居
65 分
-
第二鳥居
20 分
-
第三鳥居
15 分
-
第四鳥居
5 分
-
砥鹿神社奥宮
15 分
-
本宮山
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本宮山
10 分
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砥鹿神社奥宮
5 分
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第四鳥居
10 分
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第三鳥居
15 分
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第二鳥居
20 分
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第一鳥居
5 分
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本宮山ウォーキングセンター
山行レポート
本宮山ウォーキングセンター
本宮山登山の起点となる本宮山ウォーキングセンター。
トイレ、自販機がある。準備を整えましょう。
満車のときは登山口駐車場があります。
本宮山登山だけでなく、古墳巡りや神社巡礼、古寺を巡るコースも。
霊峰本宮山と砥鹿神社奥宮参拝のAコースは14km。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
正面に見えるのが本宮山。
三河富士に納得の末広がりな山容だ。
本宮山登山口駐車場
30台ほどの登山口駐車場。道路の向いに30台ほどの駐車場がある。
愛知屈指の人気山。噂通りの人気だ。
やがて砂利敷の石段が始まる。
ベンチ横には参拝者用の杖が用意されていた。
砥鹿神社 第一鳥居
表参道登山口、砥鹿神社第一鳥居は写真撮影で軽く混雑。
ポーズくれたから使っちゃうよ?良いよね?
鳥居をくぐると両脇に「本宮山登山」碑。
古から現代まで愛される本宮山。お邪魔します。
一番人気の表参道はしっかり踏み固められている。
岩が露出して荒れていた。雨水か登山者による傷みか・・・
小さな岩を軽く乗り越えましょう。
大きな段差を避け、小さな段差を選べば疲れません。
表参道の現在位置を教えてくれる丁石。
砥鹿神社奥宮は五十丁目。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
鉄塔巡視路分岐。尾根へ合流します。
表参道は巻道、そのまま進みましょう。
尾根は明瞭で平坦。
平坦地が長く、トレイルランニングにぴったりだ。
次は尾根を右に巻いて・・・合流。
登山口から1.0km地点を過ぎれば鶯峠。
本宮山トンネルが通る西山が見えた。
踏み固められた道かと思えば、岩や根が露わになる。
鶯峠に続く、動物シリーズ「小栗鼠坂」
緩やかにじわじわと高度を上げて行く。
植生が変わり、杉樹林に入る。
丸太階段は段差が小さく、気持ち良く駆け抜けられた。
鉄塔巡視路 幸田新三河線分岐。
本宮山では鉄塔巡視路を使いません。迷い込み注意。
道幅が狭くなり、緩やかな登りが始まる。
折り返すと野猿坂。ベンチがある。
休憩は林道出合がおすすめ。数分だけがんばりましょう。
二十一町目の林道出合。ここから登りが少しきつくなります。
多くの登山者が身体を休めています。
岩が露わな急登、見返り坂。
手すりやロープに体重を掛けずに登りましょう。
緩やかな登りを経て、馬背岩。
二十六町から二十七町まで岩稜が続く。
岩稜が削られ、自然の石段になる。山の石段は信仰の証だ。
信仰があるか分からないけど、行き交う人々は今も変わらない。
東屋を前に立ちはだかる梯子岩。
急登と東屋の組み合わせは飴と鞭みたいだ。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
東屋から眺望が楽しめる。豊橋、豊川から三河湾まで一望だ。
東屋を奥に抜けると、鳥の巣箱。
登山者で賑わう本宮山は野鳥もいるようだ。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
岩が露出する荒々しい登山道。
段差が小さなところを選べば、ぐいぐい進む。
枝打ちされていない杉林なのに爽やか。
不思議な気持ち良さだ。
砥鹿神社 第二鳥居
立派な石段から登りが再開。
鳥居が遠く見えるけど、登れば1分。
砥鹿神社の境界を示す鳥居から登りが始まる。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
荒々しい岩と木の根が張り巡らされた登山道。
歩幅を選べるから石段より足に優しい。
登山者に御利益がある「山姥の足跡」
この岩に靴底を擦ると足が軽くなると云われる。
林道出合。案内がないお困りポイント。
左に進めば、数分で登山口に合流します。
石段の参道が再開。緩やかさに救われる。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
ベンチが整備されたお清水舎広場。
手と口を清める・・・口内が潤うと気力が戻ってきた。
石段が丸太階段に変わる。
杉が存在感を増し、神域の雰囲気が出て来た。
森の奥に空が見える。尾根の先端だ。
砥鹿神社奥宮まで緩やかな参道が続いている。
砥鹿神社 第三鳥居
第三鳥居の石板には「砥鹿神社本宮」と書かれている。
古くは里宮がなく、今の奥宮が本宮とされていた。
石板は1300年以上の時を重ねている。色褪せるわけだ。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
砥鹿神社 第四鳥居
「是より霊峯本宮山 砥鹿神社 第一神域」
古代の祭祀遺跡が集う第一神域へと足を踏み入れる。
本宮山山頂一帯に広がる天の磐座。
神域には神の依代とされる岩石が点在する。
健脚の守護神、荒羽々気神社。
お参りすると足が良くなる足神様。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
八柱の祭神を祀る八柱神社。
磐座が背後から社を守っているようだ。
天の磐座、めいめい岩。
岩に手を付かず先端まで登り、一回りすれば願いが叶うとされる。
砥鹿神社奥宮
1300年以上の歴史をもつ砥鹿神社奥宮。
大己貴命を祀る三河國一宮だ。
牛の滝ルートにある乙女前神社を拝める。
次は遥拝所からでなく、神社に参拝に行こう。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
大きな大福釜が目を引く参詣所。
本殿の修繕、富士山遥拝所の整備などに寄付が募られている。
![いち](https://ichi-trekking.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/10797799280_IMG_1220-100x100.jpg)
砥鹿神社奥宮に次ぐ霊場、岩戸神社を拝む岩戸神社遥拝所。
本宮山に散る様々な神社を拝める。
歴史を感じる石鳥居。
古びれば古びるほど、重ねた時間へ思いが巡る。
七差路は正面やや登りが正解。
道なりに行くと本宮山スカイライン脇から駐車場に出る。
本宮山スカイラインを渡る砥鹿歩道橋。急な石段は一瞬だ。
本宮山 山頂
緩やかな石段を登り切れば、本宮山山頂。
本宮山山頂に立つアンテナ群が目印。
本宮山に登頂。本宮山ウォーキングセンターから2時間20分。
記念撮影渋滞が起きていました。さすが愛知県を代表する人気山だ。
本宮山山頂は芝生広場。本宮山スカイライン組も加え数十人。
のびのびと眺望と自然を楽しんでいるようだ。
本宮山山頂からは豊橋平野、三河湾の大展望が広がる。
好天に恵まれれば、富士山・南アルプスが見えるそうだ。
三河湾の存在感が大きい。海が見えると心が躍る。
目に見えるものの中で、空の次に大きい。自然は偉大だ。
眺望を楽しんだら、来た道を戻ろう。
色鮮やかなアザミが見送ってくれた。
駆け下りて、1時間10分で下山完了。
お疲れ山でした!
まとめ
本宮山は愛知県屈指の人気山です。
本宮山スカイラインを利用すれば、5分で大展望が楽しめる。
表参道は最も人気が高く、良く整備されている。
緩やかに高度を上げ、休憩所も充実・・・初心者にもおすすめです。
登山道は明瞭、荒々しい岩場もあり、変化が楽しい。
砥鹿神社奥宮は三河国一のパワースポット、縁結びの神として高い人気を誇る。
本宮山山頂から広がる眺望は圧巻。
是非、訪れてみてくださいね!
最後まで読んでくださってありがとうございます!
参考になった書籍