用事に天候不順が続き一ヶ月・・・きつ目の山が良いな。
伊吹山に続く滋賀第二の高峰、金糞岳を登って来ました!
概要
滋賀県長浜市高山町と岐阜県揖斐川町坂内に跨る標高1,317の山「金糞岳」
伊吹山地に属し、伊吹山に続く滋賀県第二の高峰です。
主な登山ルートは3ルート
・鳥越峠ルート( 高山キャンプ場 ⇒ 鳥越林道 ⇒ 鳥越峠 ⇒ 金糞岳 )
・中津尾根ルート( 高山キャンプ場 ⇒ 関西電力作業道 ⇒ 小森口 ⇒ 連状口 ⇒ 金糞岳 )
・花房コース( 高山キャンプ場 ⇒ 奥山 ⇒ 白倉岳 ⇒ 金糞岳 )
健脚向けの花房コースを登り、中津尾根で下る周回ルートを歩いてきました。
日程 | 2015年7月12日 |
---|---|
ルート | 花房コース ⇒ 金糞岳 ⇒ 中津尾根 |
アクセス | Googleマップで「滝と渓流の高山キャンプ場 」を検索! |
三角点 | 奥山 三等三角点 「深谷2」 |
白倉岳 二等三角点 「深谷1」 | |
周辺情報 | 高山キャンプ場 駐車料金 300円(8:30-17:00) |
トレッキングレポート
(8:45)
金糞岳へは高山キャンプ場から!
まずはもりもり案内館で駐車場受付を済ませます。
橋を渡ってすぐ左がもりもり案内館。
駐車料金は300円とリーズナブル!
キャンプ場前には金糞岳 登山案内図があります。
花房コースは金糞岳まで8時間5分・・・健脚だからきっと大丈夫!
(8:50)
まずは夫婦の滝へ続く滝谷林道を進みます。
すぐの分岐が花房コース登山口です。
登山案内図では分かりにくいので注意してくださいね。
キャンプ場から少し歩けばもうハイカーの世界!
まぶしいまでの緑が本当に久しぶり!やっと来れた!
(8:55)
二回折り返して鉄塔をくぐります。
倒木に騒がしいまでの緑。
花房コースはあまり歩かれていないのかもしれませんね。
(9:10)
明瞭な尾根道に入り心地良い風が迎えてくれます。
この暑いなかこの風が本当にありがたい。
分岐が何度が出てきますがすぐに合流します。
心配せず楽そうな方を選びましょう。
凹型の登山道は内部より縁が歩きやすくておすすめです。
縁へ上がる踏跡を見つけたら上がりましょう!
(10:30)
1時間半でパンツは愚か膝下まで汗でぐっしょりです・・・
ここまで汗をかくのも珍しい。
(10:50)
展望のない中、2時間歩き続けて滝谷頭へ。
案内図ではここまで3時間半・・・何かの間違いですね。
展望が得られずとも視線を足元に落とせば
この小さなお花が元気をくれます。元気花!
森のアーチ「ようこそ金糞岳へ!ここからが本番ですよ!」
目にすると脳裏に響くのは自分だけでしょうか?
(11:20-30)
三等三角点のある奥山へ到着。
眺めを楽しみながら腰を下ろすも日陰がなくきつい!
目指す白倉岳に金糞岳。
2時間半登ってもまだまだ遠い。
背の低い緑のトンネルは腰を落として進みます。
(12:05)
危うく見落とし掛けたゴロウ頭。
小広場ですが登りでは振り返らないと看板が見えません。
アマチャの群落が激励!足が軽くなります!
(12:30)
八草峠へと分岐する八草出合い。
八草峠への道は完全に埋没しています。
「滋賀県の山」ではここから金居原へ縦走ルートが紹介されていますが・・・
気付けば背丈を超える熊笹に囲まれています。
風は遮られ頭上からは直射日光・・・きつい!
(12:50)
やっと展望が得られました!風が気持ち良い!
こちらは登って来た花房コース。
前衛峰の白倉岳はもう目前です!
(13:00-13:10)
登山口から4時間10分で白倉岳を踏破!
できればこの時間には金糞岳にいたかった・・・。
軽くカロリーチャージして先を急ぎます。




稜線上の花々を力に変えて金糞岳へラストスパート!
気付けは金糞岳がこんなに近くに!
白倉岳の下りは急な岩場が続きます。
これまで単調だったので楽しい!
白倉峠はいつの間にか通り過ぎると励ます為だけの看板。
「おっし!がんばる!」もう何でも力にしちゃいます。
再び背丈ほどの熊笹をかき分けて進めば・・・
(13:45-14:15)
猛暑の中、歩き続けて5時間・・・金糞岳山頂です!
ここまで本当に長かった!
北へ降りれば三角点もありますが断念。
「滋賀県の山」では360度の大展望が広がる・・・とありましたが
本当にこの山なんでしょうか・・・?
春先は花いっぱいで展望も得られたようです。残念。
食事休憩をたっぷり30分取って中津尾根へ向かいます。
急がないと高山キャンプ場が閉まってしまう!
南側の展望が得られるも伊吹山は完全に雲の中・・・
崩落しているところもありますがしばらくは大丈夫そう。
花房コースとは一変し、滑りやすく岩が多い道が続きます。
(14:30)
頂上まで35分・・・頂上から15分だしそんなもんかな?
(14:40)
坂内村登山口分岐。こちらが金糞岳の最短ルートですね。
中津尾根へは右の登り返しを進みます。
(14:45)
登り返しを登り切ったところが大朝頭。
少し下って再び登り返し。振り返ると金糞岳がどーん!
(14:55-15:00)
小広場となっている小朝頭。
少し早いけど登り返しに疲れて一服。
小朝頭を過ぎるとまた緑が濃くなります。
鳥越峠ルート以外はあまり歩かれていないのでしょうね。
(15:25)
林道出合の連状口。展望駐車場も!
展望駐車場左の作業道を進みます。
作業道が右に折れたところから再び入山します。
ちょっと分かりにくいので注意してください。
あまり歩かれていない登山道。もしかして旧道かな?
迫り出した枝が低く、腰を落として進みます。
数分も歩けば踏まれた登山道へ戻ります。
ずっとあのままだったらどうしようかと・・・
心地良い尾根道に駆け出してみるものの全く続かず。
想像以上に暑さによる消耗が激しいようです。
落ちた花がポップコーンに見えて・・・
「ポップコーン食べたいなぁ。喉が渇くからダメか・・・」
(15:55-16:00)
登山案内板にない小森頭。
ほど良い時間なのでここでも一服。
鳥越林道出合の小森口。
見ての通り草がすごい!肌を出していると切れそうです!
(16:10)
林道を横切ってそのまま入山。
木の看板は足元に埋もれてしまっていました。
久しぶりに杉林に戻って来ました。
つづら折れにゆっくり高度を下げて行きます。
(16:30)
砂防ダム周辺は草をかき分けて行きます。
2Lの水分は既に枯渇・・・水が飲みたい!
無理なく沢に降りれるところで給水。
沢の水を飲むのは初めてでしたが問題ありませんでした。
ここで飲んだ水が本当に美味しかった!
(16:35)
片側しかない鉄橋を渡り関西電力の作業道を戻ります。
ここまで来れば一安心かな?
作業道に入ってすぐのこちらの分岐は左へ。
直進すれば閉鎖された深谷ルートへ続きます。
国土地理院地図からも抹消されてしまいました。
走れないので歩幅を広げて何とか早歩き!
右手に大きな鉄塔が見えれば高山キャンプ場はすぐ!
17:10に高山キャンプ場へ到着!
自販機で一気に850mlの水分を摂取して一息。
一ヶ月のブランクに急な気温上昇もありましたが
身体の動かなさにびっくりしました。
これからは水分量を増やさねばなりませんね。
金糞岳はなかなか展望が得られない試練の道が続きます。
花房コースでは4時間半、中津尾根では小朝頭辺りからでしょうか?
無理なく楽しむなら鳥越峠ルートをお勧めします。
最後まで読んでくださってありがとうございます!
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