中央アルプス

駒ヶ岳ロープウェイで行く!宝剣岳・木曽駒ヶ岳 馬の背・濃ヶ池コース

2016-11-13


雄大な千畳敷カールに衝撃的ですらある宝剣岳。
360°に広がる圧倒的な眺望は想像を超える素晴らしさ。
千畳敷駅からの標高差は350mほどと体力レベルも低く
初心者のアルプスデビューにおすすめしたいお山です!

概要

長野県木曽郡、上伊那郡に跨る中央アルプス最高峰、標高2,956mの山、「木曽駒ヶ岳」
中岳の岩肌と雪が織り成す模様の駒(馬)に由来する。
駒ヶ岳の名を冠する山は全国にあり、その中でも代表的な山の一つです。

(「登山コースの案内-駒ヶ岳ロープウェイ 」より)

駒ヶ岳ロープウェイで千畳敷カールへ入り、宝剣岳、木曽駒ヶ岳登頂。
馬の背から濃ヶ池、駒飼ノ池を経て千畳敷カールへ戻る周回コースを歩いてきました。

日程 2016年10月10日
ルート 千畳敷カール ⇒ 乗越浄土 ⇒ 宝剣岳 ⇒ 木曽駒ヶ岳 ⇒ 馬の背 ⇒ 濃ヶ池 ⇒ 乗越浄土 ⇒ 千畳敷カール
グレーディング 体力度 2/10 難易度 B/E
アクセス Googleマップで「菅の台バスセンター 」を検索!
三角点 木曽駒ヶ岳 一等三角点 「信駒ケ岳」
周辺情報 菅の台バスセンター駐車場 350台 600円
菅の台バスセンター⇔千畳敷駅(バス+ロープウェイ) 往復3,990円

トレッキングレポート


(5:05)
駒ヶ岳ロープウェイへ向かうバスは5時始発。
4時起床で4時半から並ぶはずが30分遅れでまずはきっぷ購入。
きっぷ売場でこの行列・・・バス行列は想像を超えた行列ができています。


(5:20)
15分掛けて切符を購入して列の最後尾に向かいます・・・長い。
奥行きのある駐車場にも関わらず1列で収まらずに折り返していました。


(5:50)
まさか駐車場で日の出を向かえるとは思っていませんでした・・・
天候不良が続き、待機していたハイカーが一気に殺到した結果です。
案内の方々も「稀に見る混雑だ」と驚かれていました。


(6:15)
1時間ほど待ち続け、バス停内に入りました。
残念ながら目前で満員に達したため、次の便で乗車。


(6:55)
菅の台バスセンターから駒ヶ岳ロープウェイしらび平駅へはおよそ30分。
ここで更にロープウェイの待ち時間が30分ほど。整理券を受け取りじっと待機・・・
ロープウェイはバスと違って増便できないのがつらいところ。


(7:35)
しらび平駅から千畳敷駅へは高低差950mを7分30秒で急上昇。
乗務員の案内に耳を傾けていれば、あっと言う間に千畳敷駅へ到着。


(7:45)
お盆にはガスに包まれていた千畳敷カールが青空と共に迎えてくれました!
悪天候に諦めずに待ちに待った・・・報われて本当に良かった!
千畳敷駅出口の登山ポストに登山届を投函して歩き始めます。


千畳敷駅から左手の石段を上がり駒ヶ岳神社に参拝。
無事を祈ると言うよりも木曽駒ヶ岳に挨拶と言うのがしっくり。
前回は濃霧霧雨の中、山頂を踏むためだけに登ったけれど今回は楽しませてもらいます!


木曽駒ヶ岳はロープウェイで2,611mまでアクセスできるので多く観光客が足を運びます。
しかしながら、今歩いている方々は早朝から待ち続けた気合の入った登山者ばかり。
横に広がらず、登山のルールが浸透しているのが感じられました。


振り返れば南アルプスの奥に富士山が顔を出しています。
あの小さな富士山が山頂からどのように見えるのか・・・楽しみで仕方ありません。


(7:55)
八丁坂へと続く千畳敷駅登山口からは唯一にして最大の急登が始まります。
「軽装登山危険!」とありますが、八丁坂を越えた乗越浄土までは軽装で登られる方も多く見られました。


ジグザグと左右に振られながらゆっくり高度を上げて行きます。
折り返し地点で腰を下ろされる方にならって広いところで一息・・・


空がその青さを増して行くに連れて、足もその軽さを増して行く・・・のは一人だけ。
息が切れ気味のしなへ歩調を合わせてゆっくりゆっくり進んで行きます。


八丁坂を乗り越えると、左手に宝剣岳が姿を表しました。
この青空の下、あの頂からはどんな景色が広がっているんだろう?


(8:30-40)
千畳敷駅から45分、千畳敷登山口から35分で乗越浄土。
多くの観光客はここで引き返して行きます・・・もったいない!
奥に見えているのは中岳、丘レベルの標高差ですね。


東側の雲海に浮かぶのは八ヶ岳。
中央やや左には木曽駒ヶ岳踏破後に向かう濃ヶ池が見えています。


(8:45)
乗越浄土から5分の宝剣山荘には立ち寄らず宝剣岳へ。
みるみる混雑が増していくので宝剣岳登頂後のお楽しみに取っておきます。


宝剣山荘を左から回り込めば宝剣岳分岐。


乗越浄土からの見て分かっていましたがガレガレ。
しかしながら、多くの人が通っているので浮石はほとんどありません。


石の陰からは霜柱が地面を突き破っていました。
寒いとは思っていましたがここまでとは・・・


西の雲海からは御嶽山がちょこんと顔を出していました。
剣ヶ峰への入山規制が解除されればすぐにでも登りに行きたい山です。


鎖にロープも張られる急登ですが、足元しっかりで見た目ほど危険はありません。
岩場好きの二人は嬉々として駆け上がっていきます!


上から見下ろしてみると先ほどよりぐっとインパクトが小さくなりました。
ただ急なのは確かなので足場が悪いときはロープや鎖が必要となりそうです。


(8:55)
宝剣山荘から50mほどしか登っていないのにこの眺望。
宝剣岳の足元には続々と集い、南岳へは途切れない列ができています。
木曽駒ヶ岳山頂も多くの人が眺望を楽しんでいるんでしょうね。


(9:40)
宝剣岳を目前にしてまさかの大渋滞に巻き込まれました。
10人ほどしか入れない山頂部に南北から人が押し寄せ、交互に登頂。
日陰で寒さに耐えつつ45分・・・とうとう順番が来た!


(9:45-9:55)
宝剣岳に登頂成功・・・ここに来てその人気の高さに納得。
南岳、木曽駒ヶ岳の後ろには北アルプスの名峰達。
149cmのしなは一人で登れずいちのサポートで登りました。


山頂部の南端からは檜尾岳・三ノ沢岳。
稜線上に伸びる登山道は見ているだけでドキドキします。
今回は楽させてもらったけど、高峰は厳しいくらいで丁度良い・・・


(10:35-40)
待ち時間で身体が冷え切っていたので宝剣山荘のテラスで小休止。
乗越浄土の奥には伊那前岳。北御所登山口から登るルートも登ってみたいな。


まずは木曽駒ヶ岳の前衛峰、南岳を登ります。
登山道は明瞭ですが、それに加えこのハイカーの数・・・道迷いの心配はありません。
体力レベルも低く道迷いの心配のない中央アルプス最高峰はアルプスデビューにお勧めです。


(10:50)
巻道分岐は中岳方面へ。これだけの青空で頂を避けるなんてありえない!
巻道はわずかながらに岩場があるので中岳方面が無難です。


(10:55)
中岳は本当に丘レベル。まさかの5分で登頂できました。
もちろん、眺望も得られますがそれは木曽駒ヶ岳で楽しみましょう。


足元を見下ろせば鞍部には頂上山荘。
左にそれて行く道は木曽前岳へ続いています。
少し急な下りを駆け下りて登り返すだけ!


(11:05)
テント場がある頂上山荘。屋根に日干しされる布団にほのぼの。
こちらにテント泊して早朝から縦走するのも良いですね!


木曽駒ヶ岳へはところどころ大きな岩が転がっています。
明瞭すぎて少し退屈に感じていたので良いアクセントでした。


山頂が目前に迫ったところで木曽小屋・木曽前岳が飛び込んで来ました。
奥に見えているのは八ヶ岳・・・そろそろ登りに行かなきゃ!


(11:15-25)
雲海に浮かぶ木曽駒ヶ岳山頂に到着。
前回は濃霧に包まれ数m先も見えず悔しい思いをしました。
そしてこの晴天・・・想像を大きく上回る眺望にやっと会えた!


山頂には2社の神社があります。
こちらは西側にある木曽駒ヶ岳神社。
これまでの無事に感謝しつつ参拝。


東側にある伊那駒ヶ岳神社。
ここからの無事を祈りながら参拝しました。


山頂の東側は風もなく、多くの登山客で賑わっていました。
日の当たる岩陰に腰を下ろして携行食を補給。
写真中央の岩はなかなかの撮影スポット・・・次の写真をご覧ください。


いち「次はお前(富士山)だー!待ってろよー!」
しな「そんな風に思ってないし、言ってない!」
いちの副音声は即座に却下されてしまいました・・・


(12:15)
ここでいちとしなは別行動に入ります。
しなは宝剣山荘へ、いちは馬の背から濃ヶ池を経て宝剣山荘へ向かいます。
馬の瀬へ続く登山道は少し分かりにくいものの、ロープがあるので大丈夫でしょう。


馬の背と言うと痩せ尾根、またはガレ場を思い浮かべますが
「え?どこが馬の背?」といった感じ。


(12:22)
物足りなさを感じつつ進めば、頂上山荘分岐。
「馬の背」が先を示しているので、まだ始まっていないようです。


ハイマツの隙間を縫うように続く登山道。
少し腕を擦られましたが長くは続かずほっとしました。


少しびっくりした大岩のガレ。
思わず別ルートを探してしまいましたが間違いなくこちら。
ここまで物足りなさを一気に返上していました。


ここにきてやっと濃ヶ池分岐と濃ヶ池が表れました。
見えてはいるのになかなか近づいてこない・・・


濃ヶ池分岐は濃ヶ池の少し奥にあります。
次の目的地を眼前に通り過ぎないと行けないのがもどかしい!
少し大きな岩もあるし、休憩は濃ヶ池に決めて歩みを進めます。


ハイマツの足元が鮮やかに紅葉していました。
紅葉は完全に諦めていたのでわずかな紅葉に救われた気持ちに・・・
そこまで見どころのないルートだけど来てよかった!


(13:05)
木曽駒ヶ岳山頂から50分で濃ヶ池分岐へ到着。
この先の将棊頭山方面は中央アルプスの縦走路。
養老山地や鈴鹿山脈とはスケール違います・・・いつか縦走できたら良いな。


濃ヶ池分岐から宝剣山荘に続く登山道は目に見えて細くなりました。


伊那前岳から南岳が一望できます。
最後の最後に宝剣山荘への登りががんばりどころ!


(13:15-25)
濃ヶ池はほど良い岩が多く、腰を下ろして休めます。


案内板通りに進むと登山道が水に浸かっていました。
迂回路を探してみましたが見当たらず、飛石で進んで行きます。
幸い水に浸かるのはここだけで一瞬で抜けられました。


この先、馬飼ノ池付近まではこの快適な登山道が続きます。
山荘は見えているけれど、なかなか近づいてこない・・・
昨年の今頃に登った槍ヶ岳が頭をかすめました。


単調な巻道に表れた涸沢が大きなアクセントに。


すっかり枯れてしまったヤマハハコも元気をくれました。
このカサカサとした部分は花弁ではなく葉だそうです。


水量豊かな沢は滑りやすく浮石だらけ・・・
なるべく変色していない石の上を選んで進みましょう。


(13:45)
宮田高原へと続く伊勢滝分岐。
伊勢滝から宮田高原へは林道が続いているようです。
木曽駒ヶ岳のルートの多さには驚かされますね。


見た目ちょっと頼りないハシゴですがしっかり安定。
ここから少しだけハシゴが連続します。


(14:00-05)
駒飼ノ池は水が溜まらずに流れていました。
水量が豊富な時は踊り場となるこの場所に水が溜まりやすいのでしょう。


最後に来てこのわずかな登り返しが体力を奪って行きます。
14時35分に宝剣山荘へ・・・「2時間で行ける!」の思惑は大外れでした。


(15:15)
5分の休憩の後、大渋滞の登山道を経て千畳敷駅へ。
ロープウェイがまさかの3時間半待ち・・・予想の斜め上を行ってます!
千畳敷駅からは人があふれ、ただただ待機。


(17:15)
しかしながら、そのおかげで夕日に染まる千畳敷カールを楽しめました。
この高さで見る夜空は美しいはず・・・と思いきや残念ながら雲に阻まれてしまいました。
結局、菅の台バスセンターに戻ったのは19時半でした。

前回は濃霧・強風・霧雨に見舞われた木曽駒ヶ岳。
この体力レベルならとしなを伴ってのリベンジとなった今回・・・
雄大な千畳敷カールに衝撃的ですらある宝剣岳。
360°に広がる圧倒的な眺望は想像を超える素晴らしさ。
千畳敷駅からの標高差は350mほどと体力レベルも低く
初心者のアルプスデビューにおすすめしたいお山でした。

しかしながら、ロープウェイ渋滞には時間、気力、体力を奪われました。
想像を超える混雑っぷりも頭に入れて向かってくださいね!

最後まで読んでくださってありがとうございます!

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