東海・北陸

鳳来寺山 1300年の歴史を誇る霊山 表参道コース

2021-08-26


鳳来寺山は由緒ある古寺、鳳来寺を守る山です。
仏閣遺跡が悠久の時を経て、自然と融合。どこか懐かしさを感じます。
信仰の山で屈指のオススメしたいお山でした。

概要

愛知県新城市にある695mの山、「鳳来寺山ほうらいじさん
古くから信仰され、修験者の聖地、真言・天台密教の道場として栄えた。
原生林に覆われ植生が豊か。中でも日本一の高さを誇る「傘杉」が有名です。

(「鳳来寺山ガイドマップ-表参道入口」より)

日程 2021年7月18日
ルート 表参道 ⇒ 鳳来寺 ⇒ 鳳来寺山 ⇒ 鷹打場展望台 ⇒ 鳳来寺 ⇒ 馬の背展望台 ⇒ 表参道
アクセス Googleマップで「笠川駐車場 」を確認する(新城ICから15分)
三角点 三角点はありません
周辺情報 笠川駐車場 17台 無料
木戸駐車場 30台 無料
合鏡駐車場 50台 無料

トレッキングレポート

笠川駐車場

鳳来寺参道入口は常夜灯が目印。
笠川駐車場は満車・・・おかめ茶屋裏の駐車場をお借りします。

表参道


参道のあちこちで見られる鳳来寺山ガイドマップ。
参道入口から山頂周遊で5時間・・・

参道だけあってか、のどかで自然豊か。
石段までの距離を知らせる標石が見えないのもほっこり。


低山は灼熱に沈む季節だけど、木漏れ日はいつも優しい。
鳳来寺山は信仰の山、相性はきっと良いはず・・・

二ノ門にある木戸跡を過ぎれば、鳳来寺の門前町。
古くは60軒もの宿屋と2軒の芝居小屋があり、賑わっていました。

一ノ門横、お食事処かさすぎの駐車場。
奥の旅館でも駐車場を借りられます。


荒々しい岩肌を見せる左の頂が鳳来寺山。
ちょこんとした右の頂は行者越です。


石段までの距離を示す標石と十二支石。
鳳来館の子石から清林堂の亥石までお導き。


上浦橋を渡ると街がギュっと詰まって来ます。
右手には一休さんで知られる桔梗屋さんが!?


石畳が始まれば鳳来寺入口は近い。
ちなみに石畳は一瞬で終わります。


最奥の駐車場、新喜屋有料駐車場。
古い街並みを楽んでも良いし、車で来ちゃうのもあり。

表参道登山口

いよいよ鳳来寺の境内へと足を踏み入れます。
殺生禁断の碑がその境界、鳳凰に乗った利修仙人の衝撃がすごい。


立ち並ぶ石碑、石仏群。
石垣が苔生し、草が根を下ろし、森をつくる。


石段は広く緩やかで歩きやすい。
杉の巨木が神域であることを伝えてくれる。
鳳来寺まで1425段・・・まったり行きましょう。


依田秋園、松尾芭蕉を過ぎれば、利修仙人像。
鳳来寺山の開山者だけあって大切にされています。


橋を渡り、やや急な石段を登れば、仁王門。
塗り直されたのか、美しい姿で迎えてくれる。


仁王門をくぐると吸い込まれそうな光景。
森の奥へと誘われてるみたいだ。

馬の背展望台分岐。馬の背展望台への参道は土砂崩れで荒れています。
補助ロープが張られているものの、慣れない方は利用を控えましょう。


圧倒的な存在感を誇る傘杉は日本一高い杉。
新日本名木百選に選ばれている。


右手に石垣が現ると、穏やかな石段が続く。


古の建造物が自然に埋もれ、ひっそりとしている・・・
大自然、懐古、秘境、廃墟・・・何が心を躍らせるんだろう?


建物が残る松高院。
ベンチで少し休ませていただきました。

史跡の多くは石碑と案内板のみが残る。


医王院が見えた。休んだばかりなのに足が重い・・・



石段が無限に続くように思えてくる。
1425段と知っていても、数えないから終わりが見えない。


石段がいつの間にか急になってる。
息が切れ、足が止まるもの納得・・・ペースを落とそう。


等覚院跡で馬の背展望台経由の参道と合流。
帰路でご案内しますね。


広場に出れると賑やかな声が聞こえてくる。
鳳来寺本堂は近い。


本堂直下に相応しい広い石段。
登り切れば鳳来寺本堂・・・がんばりましょう!

鳳来寺本堂


鳳来寺本堂に辿り着きました。
1425段の石段は厳しいけど、最高の参道でした。


田楽堂は多くの参拝者で賑わっていました。
軽装の参拝者は鳳来寺山パークウェイ利用。
鳳来寺本堂まで15分で参拝できる。


田楽堂からの眺望、中央の鋭鋒が目立つ。
登る山じゃないのが嘘みたいだ。


奥之院、鳳来寺山へ向かいましょう。
ここからは登山道の雰囲気が強くなる。


石垣沿いに続く、狭い登山道。
案内板が小さい。見落としに気を付けてください。


岩壁の中に佇む石仏。
奥之院への案内人かもしれない。


「足元注意 すべりやすい 気をつけて」
看板通り、かなり滑りやすいので注意してください。


古の石段と現代の階段の融合。
手すりのおかげで歩行速度がぐっと上がる。

登り切ると、岩場からの眺望と白山大権現が迎えてくれた。
足元の岩場にはケルンが積まれている。


白山大権現を過ぎると、緩やかな巻道に入る。
負荷が減り、高度が上がって気温が下がる。気持ち良くなってきた。


土砂崩れでガードレールがこじ開けられている。
足を滑らせないよう気を付けてくださいね。


開山者、利修仙人の最後の地、勝岳不動。
石仏達が見守るように佇んでいる。


安定感のある丸太廊下。
丸太廊下がなければ下ノ廊下のような雰囲気かもしれない。


踏跡がやや薄くなってきた。
登山道は一本道、不安はありません。

巨大な切株は六本杉。
この零木から本尊の薬師如来が彫られた。


方向を変えて、鉄板と偽木の階段を登る。
偽木に踵を置くと疲れません。


偽木の丸太階段を抜け、シダが現れる。奥之院は近い。

鳳来寺 奥の院


尾根の先端にある鳳来寺奥の院。
今にも崩れそうだけど、改築中かな?

奥の院から数分進めば、東屋とベンチ。
鳳来寺山山頂まで残り10分。


岩や木の根が露わになっているところも。
躓かないように気を付けてくださいね。


石段は山頂直下の証。
斜度もきつくない・・・行こう!


ベンチの奥に案内板が見える。
鳳来寺から約45分、鳳来寺山登頂です!

鳳来寺山 山頂

鳳来寺山は標高684mながら2時間。
山頂は岩がゴロゴロとし、眺望はありません。
眺望を求め、瑠璃山へ向かいます。


瑠璃山へはわずか10分。
棚山高原・宇連山方面へ向かいましょう。



しっかりとした丸太階段を登れば、眺望が一気に開ける。

瑠璃山


左にある大岩が瑠璃山頂上。
大岩へは回り込んで登ります。


リボンもロープもありません。
岩の隙間を木の力を借りて登りましょう。


狭く切り立った瑠璃山。
心地良い風を受け、眺望を楽しみましょう。


緩やかな曲線を描く棚山。
ここから4時間歩けば、宇連山に辿り着きます。


鳳来寺山頂上に戻ってきました。
東海自然歩道が岩古谷山、鞍掛山、宇連山、鳳来寺山に繋がるんですね。


自然観察路から天狗岩、鷹打場を経由して鳳来寺に戻ります。


鷹打場までは岩が多め。
雨天は滑りやすくなるのでオススメしません。

整備がぐっと落ち、登山道の雰囲気が濃い。
登り下りを繰り返しながら、緩やかに降りて行きます。

二つ目の頂にある岩から眺望が楽しめる。
ここから馬の背かと思いきや、尾根の左に巻道が続く。


丸太階段を登れば、やがて天狗岩。
この階段は運が悪いと骨折します。ゆっくり歩きましょう。


今に倒れそうな天狗岩展望台。
歩いて来た表参道が見下ろせる。


天狗岩展望台すぐの南アルプス展望台。
南アルプスは見えない。右下の迫り出した岩場が鷹打場。
絶景が待っているに違いない。


ごつごつとした岩、苔生して甲羅みたいだ。
岩のひびに足を掛けて降りると安定。

巫女石と高座石。ケルンが詰まれている。
どれが巫女石でどれが高座石かは分からない・・・

鞍部を過ぎて、P577を巻きながら登り返し。
P577を過ぎれば、岩がゴロゴロの急降下。


鷹打場展望台・鳳来寺分岐。
鳳来寺山、最高の眺望を誇る鷹打場へ行こう。

鷹打場

鷹打場展望台。前方、両脇が切れ落ちている。
陽射しはきついけど、高度感があり、風が心地良い。
座ることすら忘れて、絶景を身体全体で感じていた。

鷹打場展望台から鳳来寺へは緩やかでしっかり。
木陰の涼しさもあって足が良く動いてくれる。

鳳来山東照宮

徳川家康を祀る鳳来山東照宮。
樹齢300年以上の巨木に囲まれた神域です。


石段を下りて、御供所跡を右。鳳来寺への参道が広がります。


鳳来寺本堂には自動販売機もあります。少し休みましょう。
横になったら跡が付いてしまった・・・


登りは苦しめられた表参道。
自然と一体化した寺社遺跡はやはり素晴らしい。


等覚院跡から馬の背展望台へ向かいます。


等覚院跡から続く参道は驚きの薄さ。
踏跡は明瞭だけど、獣道みたいだ。


ご神体の巨岩と小社、石碑。
表参道から離れても信仰は尽きません。


・・・頼りない枝の橋。
奥の石を通りましょう。

色褪せ、苔生した石碑が尽きない。
踏跡の多さは参拝者の多さ・・・信仰は朽ちない。


いくつかの倒木を乗り越え、巻道が終わる。
広く平坦な尾根道が始まる。

馬の背展望台

馬の背展望台。天井が朽ち落ち、穴が開いていた。


馬の背展望台から鳳来寺山を振り返る。
露出した岩稜が荒々しく、その上に伸びる木々に心躍る。

馬の背展望台を過ぎると斜度が少しきつくなる。
折り返し、巻道に入れば崩落地。

崩落地にはロープが張られ、迂回路ができています。
一番の難所は大きな倒木。慣れた人なら珍しくありません。


崩落地を抜けると小石がゴロゴロ。
やがて巻道が終わり斜面を駆け下りて行く。


完全に森と融合した石碑群。
木々に侵食され、藪に閉じ込められた石碑も・・・


緩やかになってきたら参道は近い。


表参道の石段に合流。お疲れさまでした!


おかめ茶屋でジュースとアイスクリームをいただきました。
水分と糖分をがっつり補給・・・ごちそうさま!

まとめ

鳳来寺山は由緒ある古寺、鳳来寺を守る山です。
仏閣遺跡が悠久の時を経て、自然と融合。どこか懐かしさを感じます。
過去の栄華と現在の静けさを思い描けば「天空の城ラピュタ」が浮かんだ。

表参道は石段が多く、休憩スポットも豊富。
石段が導いてくれるので道迷いは心配ありません。
時間を掛けて休みながら登れば、誰でも鳳来寺に辿り着けるでしょう。

これまで多くの信仰の山を登って来ました。
鳳来寺山は強くオススメしたいお山です。
是非、表参道を歩き、感じてみてくださいね!

最後まで読んでくださってありがとうございます!

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