今年は暖冬で既に残雪期のようなもの!?
元ワンゲル部の姉からワカンを譲り受け土蔵岳に挑みました。
概要
岐阜県揖斐郡と滋賀県長浜市に跨る標高1,080mの山「土蔵岳」
岐阜の山旅100コース美濃[上]に残雪期の山として紹介されています。
主な登山ルートは3ルート
・夜叉龍神社 ⇒ 大ダワ ⇒ 土蔵岳
・南東尾根 ⇒ P885 ⇒ 土蔵岳
・上原谷 ⇒ P727 ⇒ 土蔵岳
日程 | 2016年1月17日 |
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ルート | 上原谷 ⇒ 土蔵岳(未登頂) |
アクセス | Googleマップで「夜叉龍神社 」を検索! R303を西進し、川上・八草トンネル間に駐車スペース。 |
三角点 | 三角点はありません |
周辺情報 | いび川温泉 藤橋の湯 大人 510円 小人 310円 |
トレッキングレポート
駐車スペース
(9:45)
川上・八草トンネル間の路肩に車を駐められます。
川上トンネル方面へ進み、除雪されていない道へ。
上原谷まで下りて行きます。
石で縁取られた明瞭な道には獣のトレースのみ。
今回はトレースを期待できそうにありません・・・
取付①
(9:55-10:10)
書籍にある畑に到着。
取付きが分からずうろうろ・・・諦めて上原谷を進みます。
行けそうだと判断したけど、数分でこの状態。
道が無くなってしまった・・・
(10:20)
薄れたタイヤ跡はあるけど、獣のみ。
畑から素直に取付くべきでした。
この林道もあの砂防ダムで終ってしまう!
適当に取付くところを探しました。
取付②
(10:50)
荷物運搬用のワイヤーでしょうか?
足跡も見つけるもすぐに消えてしまいます。
(11:30)
無事、P727からの支尾根に合流。
白リボンを見つけたけど、雪に埋もれて見分けることは困難です。
暖冬で雪が少なく、笹が顔を出しています。
藪が隠れず、雪は柔らかい踏抜地獄・・・最悪のコンディションかもしれません。
(12:25)
落ち着いていた藪が復活!
雪に藪にで全く進みません・・・
(14:00)
やっと土蔵岳と大ダワを繋ぐ稜線へ!
雪は更に深くなり、膝上まで埋まってしまう。
稜線のトレースを期待したけど、野兎と鹿の足跡のみ。
しかしながら、ここまで来て引き返せない!
撤退ポイント
(14:20-25)
ギリギリまで粘りましたがペースが上がらない・・・
撤退を決め、携行食をチャージ。
帰路は自らのトレースで快適に!
これまでのストレスが嘘のようです。
(15:35)
往路から外れP727を経由のルートを降ります。
「鹿が通れるなら俺も!」未踏の藪も突き進みます。
少し恐怖感を覚えた痩せ尾根。
積雪が多ければナイフリッジと化すでしょう。
惚れ惚れする三角形は蕎麦粒山。
山容を見て俄然興味が湧いてきました!
P727
(15:50)
何もないP727の頂。
この時間なら日没には間に合いそうだ。
(16:30)
幾度も尻を突き、右のゲイターストラップも紛失。
でも、無事に戻って来れました。
未踏の悔しさと安堵が半々でしょうか?
まとめ
残雪期の山を甘く見ていました。
「残雪期推奨」とは無雪期は激しい藪。
そんな藪山の人気はあまり高くありません。
暖冬による積雪量の少なさから来る藪の高さ。
積雪期の雪の柔らかさ、不人気から来るトレースの無さ。
全ての要素がマイナスに働き、未登頂に終わりました。
同じ条件で乗り越えるならスノーシューの購入でしょうか?
無雪期の山で鍛え、体力を過信していました。
ノントレースの雪山は違った力が必要ですね。
この経験を忘れず、鍛錬に励んで行きます!
最後まで読んでくださってありがとうございます!