歩けば崩れそうなガレた山容を持つ鎌ヶ岳。
密かに憧れた山に登頂しました!
鎌ヶ岳ってどんなとこ?
三重県三重郡菰野町と滋賀県甲賀市にまたがる鈴鹿山脈中部の標高1,161mの山「鎌ヶ岳」
槍ヶ岳にも似た鋭く尖った山容で、鈴鹿の槍ヶ岳やマッターホルンとも呼ばれています。
登山ルート
鎌ヶ岳
- 武平峠
- 長石尾根
- 長石谷
- 馬の背尾根 ← このルートをご案内しました
- カズラ谷
- 鎌尾根
馬の背尾根~長石尾根の山行情報
日程 | 2014年11月16日 |
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ルート | 馬の背尾根 ⇒ 鎌ヶ岳 ⇒ 長石尾根 |
アクセス | Googleマップで「御在所岳 無料駐車場 」を検索! |
周辺情報 | 御在所岳 無料駐車場 70台 |
軌跡データ/標高グラフ
山行レポート
(7:00)
本日は2座を目指して湯の山温泉最奥の駐車場に車中泊。
16台分の駐車場の奥に54台分の駐車場があります。
シャトルバス運行時間までは鈴鹿スカイラインに出られません。
(7:20)
馬の背尾根登山口は三岳寺の奥。
長石谷登山口を通過し、寿亭横の石段を登ります。
・・・どうやら手前の蔵の助から行けたようです。
(7:25)
響きが素敵な三岳寺。
安全祈願に立ち寄りましょう。
西国三十三観音石仏像が祀られる観音山遊歩道を登って行きます。
(7:35)
登り切れば展望台。この高さでもなかなかの眺望です。
観音山遊歩道は歩き直して寺カテゴリに追加しても良いかも?
馬の背尾根登山口
振り返れば馬の背尾根登山口。
鎌ヶ岳への山行開始にテンション急上昇!
今回の主役はお腹を空かせた野鳥達。 手まで餌を食べにくるヤマガラとの触れ合いは本当に楽しい! ヤマガラに夢中で他の野鳥を ... 馬ノ背に一目で心を奪われて六甲全山縦走路の最序盤、須磨アルプスを歩いてきました! 数時間歩くだけで異世界が広がっていまし ...
馬の背尾根の名の通り、ザレた尾根から始まりました。
金華山も須磨アルプスも馬の背とは大好きです!
ヤマガラと触れあう 金華山 馬の背登山道~めい想の小径
荒々しい岩稜はまさに馬ノ背!鉢伏山~須磨アルプス
ザレた感じがなくなり、痩せてきました。
痩せた登山道も気持ち良い!
湯の峰
(8:15)
湯の峰へ登頂・・・標高差は半分、距離は約1/3。
速くはないけど、悪くないペースです。
湯の峰過ぎののザレ尾根はまさい馬の背。
白砂のザレ尾根がとっても新鮮・・・足にも優しい気がします。
御在所岳方面の展望が開け、ロープウェイが確認できました。
山頂部が霧に包まれています。鎌ヶ岳は晴れてくれますように・・・
急登を越えると鎌ヶ岳が姿を現しました。
写真で見た鎌ヶ岳と雰囲気が全然違う・・・
急登後の休憩と言わんばかりに緩やかな登山道。
白ハゲの岩場に発奮して、息は続かないけど駆け出しちゃいます。
馬の背尾根・雲母峰分岐
(9:15)
雲母峰と馬の背尾根分岐へ到着!
雲母峰は「三重県の山」にも収録されています。
また会いに来るからね!
白ハゲの続くザレた痩せ尾根。
ザレた痩せ尾根の危なさが眠った力を呼び覚ましてくれます。
白ハゲの巨岩群と雲母峰。後ろには四日市市街と伊勢湾が広がります。
馬の背尾根を振り返り。
登頂を待たずに達成感がじわじわこみ上げてきます。
白ハゲの岩場上から御在所岳を見つめるたっくん。
すごい腰が引けてるよ!
白ハゲの岩場を抜けると急登!
ロープがあるけど、足元しっかりで問題ありません。
(9:40-45)
カズラ谷分岐へ到着。馬の背尾根分岐に続く二つ目の分岐です。
鎌ヶ岳・宮越山・入道ヶ岳と周回するときに使います。
(9:55-10:15)
鎌尾根分岐の奥に鎌ヶ岳の山頂が見えてきました!
たっくん待ちでしばらくお預けを食らいます・・・。
岳峠
(10:18)
すぐに岳峠へ!ここまで来たら山頂は目前です。
素晴らしくかっこいい鎌ヶ岳山頂。
そう・・・この姿を見たくてここまで来たんだ!
鞍部へ向かいながら振り返ると鎌尾根のピーク上に人が!
鎌尾根はたまらなく楽しそうですね。いつか必ず登ります。
鎌ヶ岳 山頂
(10:35)
胸の高鳴りが急登のつらさを忘れさせてくれました。
興奮と共に鎌ヶ岳へ登頂・・・多くの登山者が眺望を楽しんでいます。
御在所岳の中道は眺望素晴らしく、巨岩・奇岩が点在、キレットを代表する岩場が楽しい。 疲れたらロープウェイで下山できるのも ...
正面には御在所岳がドーン!
本谷から御在所へ登り、武平峠を経て鎌ヶ岳へ縦走も良いな。
ルート選びの幅広さが鈴鹿山脈の魅力ですね。
御在所岳 奇岩と眺望の尾根歩き 中道~一ノ谷新道
藤原岳で福寿草を楽しみ、次は入道ヶ岳のアセビの群落へ! どこかメルヘンな雰囲気の山頂からは絶景が広がります。 一面に広がるミツマタはまさに群生! 100座以上登っても知らない景色がそこには広がっていました。 鈴鹿山脈では今一つぱっ ... 鈴鹿セブンマウンテンに次ぐ鈴鹿山脈の名峰、仙ヶ岳。 落石だらけの石谷川林道に荒々しい岩稜が続く南尾根。 朽ちた橋、ハシゴ ...
中央の宮越山から左端の入道ヶ岳へ続く稜線。
その奥にはミツマタで知られる野登山、仙ヶ岳が広がっています。
入道ヶ岳 北尾根~井戸谷 椿大神社からアセビ満開の頂へ!
ミツマタ浮かぶ幽玄の森 野登山 ミツマタの森~表参道
連続するピークは鈴鹿屈指の高度感 仙ヶ岳 南尾根~白谷道
長石尾根分岐
(11:00)
眺望を楽しみながら昼食を補給。
帰路は長石谷・・・のはずが長石尾根へ。長石谷は岳峠からでした。
(11:05)
少し進んだところにある展望地。
山頂が混雑している時はお勧めです!
ロープありの急降がしばらく続きます。
トレイルランナーはここも駆け下りるんでしょうか・・・。
長石尾根からは御在所岳が大きく見えますね。
また中登山道も登りたい。
走れる程度に緩やかになってきました。
平地じゃ走らないけど、山では不思議と駆け出しちゃう。
三ッ口谷・長石尾根分岐
(11:25)
三ツ口谷への分岐はそのまま長石尾根を進みます。
登山者から「元気ですねー」とエールを交換。
(11:35)
国土地理院地図にない三ツ口谷分岐があるようです。
これがあるから山は油断できない。
(11:55)
危険個所。間違えると足を挫きそう。
何でもないところが意外と危ないんです。
(11:57)
こんな細いとこ通れるかー?と思いきや難なく通過。
意外と細くなかったのか自分が意外と細いのか・・・
(12:10)
枯葉がふかふか!あまり踏まれていません。
もしかしたら長石尾根を外れちゃったのかな?
(12:10)
案内のない分岐に少し困らされました。
直進が正解です。
長石谷・長石尾根分岐
(12:15)
長石谷・長石尾根分岐へ到着。終わりが見えて来た!
(12:20)
最後に渡渉ポイント。石が大きく足を濡らす心配はありません。
長石谷登山口
(12:25)
長石谷登山口へ到着。お疲れさまでした!
たっくんは1時間遅れでゴール・・・参考タイム通りでした。
まとめ
鎌ヶ岳は憧れを裏切らない素晴らしいお山でした。
白ハゲの岩場に見るだけでもワクワクする鎌尾根
南陵は1,000m級とは信じられないかっこいい山容です。
伊勢湾が見えるのも良いですね。
登りながら「次はあのルートに挑みたい」とどんどん夢が膨らみます。
伸ばせばどこまでも伸びる鈴鹿は本当に懐が広いですね。
人気の理由が良く分かりました!
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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