鈴鹿山脈が続いたので久しぶりに奥美濃へ!
標高1,234mでも知られる貝月山を登って来ました。
book 概要
揖斐郡揖斐川町にある、標高1,234mの山「貝月山」
奥美濃では比較的ポピュラーな山の一つです。
主な登山ルートは全3ルート。
・長者平ルート
・ヒフミ新道
・ふれあいの森ルート
今回は幼少期にキャンプした長者平から登って来ました。
日程 | 2015年6月13日 |
---|---|
ルート | 長者平ルート( 長者の里 ⇒ 長者岩 ⇒ 三段ノ滝 ⇒ ヒフミ新道合流点 ⇒ 小貝月山 ⇒ 貝月山 ) |
グレーディング | 体力度 2/10 難易度 A/E |
登山口ナビ | Googleマップで「長者の里セントラルハウス」を検索! |
三角点 | 貝月山 二等三角点 「品又」 |
camera 写真館
載せ切れない写真はこちら ⇒ 貝月山 長者平ルート-flickr
pen トレッキングレポート
貝月山、長者平ルートは長者の里から!
まだ幼い頃に家族でキャンプをした記憶もあり懐かしい・・・。
(13:45)
長者の里の駐車場は25台ほどのスペース。
「関係者以外駐車禁止」とのことで森の文化博物館で許可を取ります。
駐車場から少し登って左手にある森の文化博物館。
二つ返事で許可を得ることができました。
「お気を付けて!」の言葉にほっこり!
(13:48)
まるで記憶にない綺麗な公衆トイレ。
登山ポストもこちらにあります。
バンガローを通り抜けてキャンプ場奥へ。
鱒のつかみ取りを楽しんで塩焼きを食べた記憶が蘇ります。
幼き日の記憶って不思議なほど残っていますね。
(13:55)
まずは第一の渡渉ポイント。
丸太橋が流されて機能しないものの幅がなく問題なし。
この先、何回も渡渉を繰り返しながら進むことになります。
跨げる程度の倒木ですが、キャンプ場近くでこれでは・・・
いや、最近倒れたばかりなのかもしれない。
裏へ回れば岩屋内に猿後家地蔵。
願い事はもちろんこの山行の安全です!
村を救う為に大猿へ嫁入し、機転を効かせて退治した猿後家のお話。
老いて山奥に捨てられた後はアマゴと山芋を食べ若返り忍者へ・・・。
(14:03)
山犬の岩穴。山犬とは野犬ではなく妖怪・・・?
(14:15)
なかなか見事な滝だと思っていたら少将淵の滝でした!
名のある滝と知っていれば下から撮ったのに・・・
岩上の苔からの芽吹きってどうしてこんなに心を奪われるんでしょう?
足跡状に削られた花崗岩。御在所や六甲山にもありました。
ここまで削られるほどにこの登山道は愛されて来たわけですね!
(14:25)
崩落もありますが、上に迂回路ができていました。
少し緑がうるさくなって来たところで倒木のアーチ。
「ここからが本番だよ!」そう言われた気がしましたが・・・?
どなたかが忘れた虫かご?
蓋は開いているのに中にいるのは蛹でしょうか?
(14:40)
木にさえぎられ良く見えませんがこれは名のある滝に違いない!
帰ってから調べてみると三段の滝!
こちらは三段の滝の一段目。
岩肌を滑り落ちる滝はどこか惹かれるところがあります。
木と同化が始まっている物見岩入口の看板。
あまり歩かれてはいませんが物見岩まで数分・・・行きます!
物見岩上は土砂と草に覆われていて少しがっかり。
しかしながら、小貝月が見えてテンション上昇!
わずかに残るヤマツツジ。
ここに来て期待していなかった花に励まされます。
(15:25)
水びたしの登山道を越えて尾根筋に至れば
気持ちの良い風が出てきました。
(15:45)
ヒフミ新道との合流地点へ到着。
残念ながら案内板は力尽きて倒れてしまいました。
一昨年登った鍋倉山。
春日モリモリ村から東海自然歩道を登るロングコースも。
いつになるか分かりませんがそちらも登らねば・・・
視線を登山道に戻せば、驚くほど広く明瞭!
長者平ルートとの落差にびっくり。
ここまで頭上高くにしか見られなかったヤマボウシ。
初めての出会いは去年の釜ヶ谷山だったかな?
山頂へ続く稜線は展望抜群!
国見峠~伊吹山と北尾根、虎子山も!
(15:55)
危うく見過ごし掛けた小貝月。
ちなみに小貝月山頂は別にありますが、それは後ほど。
(16:05)
山頂手前にある江美の池。
夜叉ヶ池に雨乞岳に養老の田代池、山上の池って意外とありますね。
少し覗き込んで見ると小さなオタマジャクシがうじゃうじゃ!
酸欠を起こさないか心配になるレベルです。
(16:15-45)
参考タイム通りの2時間半で貝月山頂へ到着!
稜線へ入ってからは本当に早かった!
標高1,234mとして一部では有名らしいですね。
長者っぽい小道具を用意してきたたっくんはこの顔。
これからどこへ向かって行くんでしょうか?
広くも狭くもない丁度良い広さにパノラマビュー!
なかなかの山頂です。
(16:55)
登りは気づくことができなかった小貝月山頂上分岐。
もちろん、立ち寄ります!
背ほどの高さの藪をかき分け数分で小貝月頂上へ。
養老山地の笙ヶ岳と同じ看板ですね。
(16:58)
藪は濃いものの足元は明瞭なのでそのまま直進!
元の登山道へ合流しました・・・ここから小貝月山頂上へはお勧めしません。
帰路は渡渉に失敗し沢に足を突っ込んだり、タニウツギに励まされたり
崩落個所で危うく滑落しそうになりながらも無事下山することができました。
山頂から1時間半強・・・ぐぐっと縮みましたね。
貝月山 長者平ルートは古くから歩かれた歴史を感じる道です。
残念ながら今はあまり歩かれていないようですね。
しかしながら、大きな布の案内が充実しているので道迷いの心配はありません。
今回はヤマヒル被害はないものの今後はどうでしょうか?
しばらく長者平ルートは避け、ヒフミ新道で登った方が良いかもしれません。
最後まで読んでくださってありがとうございます!
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