伊吹山 表登山道 琵琶湖展望台 いち
伊吹山は今がまさに登山適期!
2合目から山頂まで途切れることなく花々が楽しませてくれました。
新・花の百名山にも選定された伊吹山のお花畑・・・おすすめです!

book 概要

滋賀県と岐阜県にまたがる伊吹山地の最高峰。標高1,377mの山、「伊吹山」
古くから霊峰とされ、日本武尊が伊吹山の神に挑み返り討ちにあったとする神話が残されています。
薬草の宝庫としても知られ、麓には伊吹山文化資料館、かすがモリモリ村などの薬草を扱う施設がある。

伊吹山山麓の登山道-伊吹山ネイチャーネットワーク(「out 伊吹山山麓の登山道-伊吹山ネイチャーネットワーク」)より

登山ルートは全5ルート。
表登山道( 表登山口 ⇒ 山小屋 ⇒ 避難小屋 ⇒ 伊吹山 )
北尾根縦走路( 国見峠 ⇒ 国見岳 ⇒ 大禿山 ⇒ 御座峰 ⇒ 静馬ヶ原 ⇒ 伊吹山 )
・笹又登山道( さざれ石公園 ⇒ 笹又登山口 ⇒ 静馬ヶ原 ⇒ 伊吹山 )
・弥高尾根道( 弥高尾根登山口 ⇒ 弥高百坊 ⇒ 点名「城跡」 ⇒ 表登山道5合目 )
・上平寺尾根道( 伊吹神社 ⇒ 京極氏遺跡 ⇒ 点名「城跡」 ⇒ 表登山道5号目 )

日程 2017年5月28日
ルート 表登山道(表登山口 ⇒ 山小屋 ⇒ 避難小屋) ⇒ 伊吹山 ⇒ 東登山道 ⇒ 中央登山道 ⇒ 表登山道
登山口ナビ Googleマップで「out 三之宮神社」を確認!
三角点 伊吹山 一等三角点 「伊吹山」
周辺情報 入山協力金 300円(任意)
森川駐車場 5台 500円
out 伊吹薬草の里文化センター いぶき薬草湯 大人 600円 小人 300円

camera 写真館

伊吹山 山頂 イチリンソウ
載せ切れない写真はこちら ⇒ out 伊吹山 表登山道-flickr

pen トレッキングレポート

伊吹山 表登山道 森川駐車場
(8:20)
この時間になると道路沿いの駐車場はほぼ満車。
少し奥にある森川駐車場に駐車させていただきました。
駐車場の勧誘もない穴場です。

伊吹山 表登山道 ゲート
伊吹山は3月から8月に掛けて多種多様の花々が楽しませてくれる人気山。
登山口前のゲートには多くの登山者が集っていました。
入山協力金300円を支払い、お馴染みの表登山口へ歩みを進めます。

伊吹山 表登山道 登山口
(8:35)
次々と登山者を吸い込んで行く表登山口。
駐車場の混雑からすると数百人規模の登山者が訪れることでしょう。

伊吹山 表登山道 登山口 ユキノシタ
どこか気品を感じるこの花はユキノシタ。
生薬としての効能を持ち、天ぷらなどにして食べることもできます。
5回目となる伊吹山も季節を変えるだけで新たな発見がありました。

伊吹山 表登山道 ひろきち地蔵前
皆が見向きもせずに通り過ぎるひろきち地蔵に立ち止まる人にほっこり。
名所・旧跡に惹かれ、美しい花々を愛でること・・・疲れにくいコツの一つです。

伊吹山 表登山道 1合目
(8:50)
木陰を抜ければ1合目に辿り着きました。
あまり木陰のない灼熱の登山道が始まります。

伊吹山 表登山道 1合目トイレ
伊吹高原山荘から少し登れば1合目便所。
できればあの団体が出発する前に通り過ぎたい・・・目前で出発。

伊吹山 表登山道 車道出合
(9:10-15)
団体を一気に抜くものの、ペースを必要以上に上げて消耗・・・
いつもは通り過ぎるだけの2合目のベンチで思わず休憩することに。

伊吹山 表登山道 2合目 振り返り
5分も休むと後続に追いつかれてしまいました。
ハイペースで進んでも休憩してしまえば、あまり差はありません。
まるで「うさぎと亀」みたいだ。

伊吹山 表登山道
2合目を過ぎると大きく右から左に振られるように登山道が続きます。
ゲレンデの急登から解放され、琵琶湖から吹く風が気持ち良い!

伊吹山 表登山道 タニウツギ
直線に入るとまだ蕾を残すタニウツギが出迎えてくれました。
新緑の中に咲く桃色の花はひときわ美しく映ります。

伊吹山 表登山道 ウマノアシガタ
視線を足元に落とせばウマノアシガタ。
根元の葉が馬の蹄に見えることに由来すると言われています。

伊吹山 表登山道 山容
伊吹山が姿を現せば3合目まで残りわずか。
3合目周辺はオカメガハラと呼ばれ、春から秋にかけて70種ほどの草花が見られます。
この時期はどんな花が出迎えてくれるのかな?

伊吹山 表登山道 ホタルカズラ
傷付きながらも花を残していたのはホタルカズラ。
緑の中に鮮やかな瑠璃色に咲く花をホタルに例えたことに由来します。

伊吹山 表登山道 オドリコソウ
この先、お花畑となって迎えてくれたのはオドリコソウ。
笠をかぶった踊り子の姿に似ているそうですが、浮かんだのはヤマタノオロチ・・・
天ぷらや煮浸しで食されるそうですが、もちろん採っちゃダメ!

伊吹山 表登山道 オカメガハラ周辺に咲く70余種のうち主な草花
オカメガハラには周辺に咲く草花の解説板があります。
今回は春から初夏をまたぐ花々が見られてちょっぴりお得な気分。

伊吹山 表登山道 3合目
保護策内ではボランティアさんが作業中。
この方々の努力で美しいお花畑が守られています。
「暑いのにご苦労様です!」

伊吹山 表登山道 3合目
(9:45-10:00)
心地良い風で適温。灼熱の印象がある伊吹山は今がまさに適期です。
3合目の東屋前にはオドリコソウとウマノアシガタのお花畑が広がっていました。

伊吹山 表登山道 4合目 カキドオシ
4合目の突き当たりにはカキオドシのお花畑。
血糖値効果作用、脂肪や結石を溶かす作用があり、漢方にも使用されています。
葉を揉むことで良い香りがします・・・揉んでみてください!

伊吹山 表登山道 4合目
4合目から5合目に掛けては大きな岩が転がる登山道。
まだ山になれていない時は「これが人の歩く道なのか・・・」と嘆いたものです。
幅広で明瞭、地表も顔を出して快適な登山道じゃないか!

伊吹山 表登山道 ハクサンハタザオ
蝶のように美しい花を多く咲かせていたのはハクサンハタザオ。

伊吹山 表登山道 5合目 山小屋
(10:15-20)
一区切りとなる5合目へ到着。
日が高くなることで陽射しは強くなるけど、登っただけ気温は下がって快適!
いつもは本格登山の足慣らしに訪れる伊吹山がこんなに快適で良いのかな?

伊吹山 表登山道 五合目 ベンチ
小屋前のベンチは多くの登山者で賑わっていました。
ここからは山頂まで一気に500mを駆け上がることになります。
5合目小屋の自動販売機で冷たいドリンクを買って、携行食を補給。

伊吹山 表登山道 5合目
補給を終えて眼前に迫る伊吹山へと進んでいきます。
気合を入れたものの6合目までは緩やか。避難小屋を越えてからが本番です。

伊吹山 表登山道 5合目 琵琶湖
振り返ると琵琶湖奥の比良山地まで見渡すことができました。
雲一つないとまでは行かないけれど、恵まれた天候に感謝!

伊吹山 表登山道 6合目 避難小屋
(10:30)
伊吹山の核心部となる6合目。
積雪期にはここから長く辛い直登が始まりますが夏道なら快適です。

伊吹山 表登山道 6合目 避難小屋 振り返り
振り返ると正面左に清滝山、その奥には霊仙山。
5合目小屋付近は登山者であふれかえっていました。

伊吹山 表登山道 6合目 ヤマガラシ
この黄色い花は初対面となるヤマガラシ。
若芽や若苗は天ぷらやおひたしにして食べることができます。

伊吹山 表登山道 7合目
(10:45)
7合目まで来ると標高1,000mを越えて、一段と快適に。
ダウンを着て下山される方に声を掛けると「山頂は風が強くて寒いよ!」
防寒着を持って来て良かった・・・

伊吹山 表登山道 7合目 コバノミミナグサ
どこかで見た覚えがある白い花はコバノミミナグサ。
どうやら記憶違いの初対面のようでした。

伊吹山 表登山道 8合目 行導岩
8合目の西にある行導岩。
伊吹山修験の行場だそうですが、そこへ至る道は残されていません。
見えるけど、手の届かない霊場・・・好奇心がちょっぴりくすぐられます。

伊吹山 表登山道 8合目 展望ベンチ
(11:05-15)
山頂目前にある8合目展望ベンチは登山者で埋め尽くされていました。
ぼかしを入れちゃったけど、皆が皆良い笑顔をしているのが印象的でした。

伊吹山 表登山道 8合目 ウマノアシガタ
3合目に咲いていたウマノアシガタがここでも咲いていました。
これは山頂のお花畑も期待ができそうだ。

伊吹山 表登山道 山頂周回分岐
少し巻くようにして登れば山頂西登山道と表登山道の合流点となるコル。
休憩を挟んで軽さを取り戻した身体は気持ちのままに駆け上がって行く!

伊吹山 表登山道 手掛岩
(11:30)
振り返って眺望を楽しむ間も登山者が続々とその数を増して行きます。
表登山道は終わりを迎え、お花畑のボーナスタイムが始まります。

伊吹山 表登山道 獣害対策ゲート
昨年夏、本年冬季にはなかった獣害対策ゲートが整備されていました。
お花畑の保護活動ありがとうございます!

伊吹山 表登山道 イチリンソウ
最初に出迎えてくれたのはイチリンソウ。

伊吹山 表登山道 ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマはすっかり色褪せていました。

伊吹山 表登山道 伊吹山寺
(11:40)
伊吹山寺へ登山の無事を感謝の参拝。
山頂は目前ですが、混雑を避けて先に昼食を済ませることにしました。

伊吹山 山頂テラス
対山館を抜けて南斜面へ出ればこの眺望。
伊吹山を登るのはもう5回目だけど、今回は過去最高の登山日和!
風が強く寒いくらいなのでライトシェルを羽織って食事休憩。

伊吹山 山頂テラス
山頂部のベンチはほとんど埋まるほどの大混雑。
最近は鈴鹿山脈に傾いていたけれど、伊吹山は決して負けていないよ。
4月から10月まで半年も花が楽しめる山なんてなかなかない。

伊吹山 対山館
「当店で三百円以上お買い上げの方に登頂証明書をさし上げます」
こういうのってずるい!と思いつつも釣られてコーヒーをいただきました。

伊吹山 対山館 伊吹山頂登頂証明書
この登頂証明書をいただいて、ほっと一息ついていると・・・
お山のフリーペーパーPO!の蟹江編集長とまさかの遭遇。
握手を求めると快く応じていただけました。

伊吹山 山名板
(12:40)
たっぷり1時間の休憩を済ませ、日本武尊と記念撮影。
ここからはお花畑が広がる山頂登山道へと入って行きます。

伊吹山 山頂 ウマノアシガタ
ウマノアシガタのお花畑。
ここまでの群生は表登山道では見られませんでした。
このお花畑のためにドライブウェイまで整備されるんだからすごい!

伊吹山 東登山道 ゲート
(12:50)
「これより先危険箇所あり!」と強めに警告されています。
しかしながら、スニーカーであれば特に問題ありません。
ゲートを開けて下り専用の東登山道へと入ります。

伊吹山 東登山道 振り返り
緩やかな東登山道を駆け下りて振り返る。
青空へと続くかのような胸躍る景色が広がっていました。

伊吹山 東登山道
強めの警告のせいか東登山道を歩かれている方は少数・・・
足元に咲く花が目立ちますが8月中旬にはサラシナショウマが見事に咲き誇ります。

伊吹山 東登山道 イチリンソウ
イチリンソウも負けじとお花畑を形作っていました。

伊吹山 東登山道 ヒメレンゲ
ドライブウェイ終点近く、ネットの向こうで咲いていたのはヒメレンゲ。

伊吹山 東登山道 伊吹山ドライブウェイ終点
東登山道ゲートから写真を撮りながら30分で伊吹山ドライブウェイ終点です。
山頂のお花畑のピークは7~9月・・・駐車場にはまだまだ余裕がありました。

伊吹山 中央登山道 ゲート
(13:20)
東登山道を抜けたところでそのまま中央登山道へ。
ほぼ階段の急斜面ですが、およそ20分で登頂することができます。

伊吹山 中央登山道 アカヒダボタン
ボタンネコノメソウではなく、アカヒダボタン。

伊吹山 中央登山道 イチリンソウ
ほんのり赤色を帯びたイチリンソウ。
あまりに近付いて撮影するから照れちゃったのかな?

伊吹山 中央登山道 ウマノアシガタ
表登山道から南斜面まで・・・ウマノアシガタは伊吹山全体で見られますね。

伊吹山 中央登山道
中央登山道の階段は段差が小さく上りやすい階段です。
山に慣れた方なら苦になるどころか快適な登山道。

伊吹山 中央登山道 ヒロハノアマナ
春を告げるスプリング・エフェメラルの一つ、ヒロハノアマナ。
本来は春先に咲く草花ですが、伊吹山では一月遅れて楽しむことができます。

伊吹山 中央登山道
振り返るとまさに天空の遊歩道。
その名は岐阜のマチュピチュよりも伊吹山にこそ相応しい!

伊吹山 中央登山道 分岐
(13:35)
分岐はどちらでも山頂部へと続きますが、直進が緩やかでおすすめです。
日本武尊との記念撮影を忘れた方は左へ進みましょう。

伊吹山 中央登山道 山頂合流
山頂部の西端にある公衆便所前に出ました。

伊吹山 琵琶湖展望台
山頂お花畑に満足して、表登山道を駆け下りていくと・・・
琵琶湖展望台に人だかりができていました。立ち寄ってみます。

伊吹山 表登山道 琵琶湖展望台 いち
琵琶湖展望台の名の通り、素晴らしい展望が待っていました。
飛び上がって滑落しないように注意してくださいね!

伊吹山 琵琶湖展望台より表登山道
2時を過ぎてもまだ山頂を目指して登られています。
下りは3合目まで駆け下りて・・・足を痛めた登山者に肩を貸しながら下山。
4時過ぎには表登山口へ戻ることができました。

ブログ開始以来、5回目となる伊吹山登山。
陽射しをさえぎるもののない表登山道は灼熱の印象でした。
しかしながら、この時期はまさに適期!快適に登ることができました。

2合目から山頂まで途切れることなく花々が楽しませてくれました。
3合目のオドリコソウ、6合目のヤマガラシ、山頂部はイチリンソウにウマノアシガタ。
高尾山に次いで藤原岳と共に2番目に植生が豊かと言われることもあり
4月から10月に掛けて多彩なお花畑を楽しむことができます。

伊吹山ドライブウェイを利用すれば、ぐぐっとハードルは下がります。
新・花の百名山にも選定された伊吹山のお花畑・・・おすすめです!

最後まで読んでくださってありがとうございます!
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